10May
代掻きの濁りが蔓延し、沈黙する5月のシャロー。
手も足も出ないゴールデンウィークに、ビッグベイトでバイト多発!?
シャロー攻略の新境地を切り拓く、“琵琶湖タイニーフリップ”を紹介します。
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琵琶湖シャローの新境地を拓く”タイニーフリップ”
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
5月頃は毎年田んぼの代掻きの濁りが入り、特にシャローの釣果が厳しくなりがちですが・・・。
今年の琵琶湖は例年にも増して、なかなかに厳しいゴールデンウィークだったのではないでしょうか。
個人的にはこの時期になるとシャローを諦め、沖にセンコーを放置しに行くのが例年のパターン。
しかしそんな難攻不落のデスレイクを攻め落とす、新たなメソッドの噂を耳にしました。
それがプロガイドの安井勇人さんが開拓したという、“琵琶湖タイニーフリップ“です。
これは大人気ビッグベイトの“タイニークラッシュ(DRT)”で、近距離からカバーを撃つというメソッド。
霞水系では有名だそうですが、これまで琵琶湖(のカバーゲーム)ではあまり釣果を聞かなかったわけですが・・・。
シャローを得意とする安井さんが、昨年1年間タイニーを投げ続けて有効な使い方を確立したとのこと。
今回はそんな安井流・琵琶湖タイニーフリップを勉強してきましたので、よろしければ下の動画をご覧ください。
琵琶湖タイニー・フリップの要点
というわけで上の動画を踏まえて、私なりに解釈した琵琶湖タイニー・フリップの要点をまとめてみたいと思います。
・時期:5~7月
・メソッド:シャローカバー撃ち
・アクション:水中ドッグウォーク
・モデル:ローフロート
・チューニング:モードA+ワイドリップ+Gガード+板オモリ
・タックルセレクト
・ポイントの選び方
・食わせ方のコツ
さてまず有効になる時期ですが、ポスト~アフターの魚が増えてくる5~7月がメインとのこと。
ですから上の動画が撮影されたのはシーズン初期の厳しいタイミングで、これからの時期にだんだん良くなってくるのだそうです。
このあたりが冬前後のボラパターンで使われている(?)霞水系と、大きく異なるポイントなのではないでしょうか。
(ですからベイトフィッシュパターンと言うよりも、スローダウンした産卵後の魚に効いている?)
そしてメソッドとしてはいわゆる近距離でのカバー撃ちで、ネストのサイトフィッシングとは違います。
カバー際にフリップ(ピッチングorショートキャスト)した上で、移動距離を抑えながら優しくトウィッチ。
すると少しづつ潜って左右に水中ドッグウォークするので、長めのステイでドン!と喰わせるという具合です。
(タイニークラッシュは、ものすごく移動距離を抑えて首を振らせられます)
この釣りの凄さは、撃っても巻いても全然釣れないこの時期の琵琶湖シャローでバイトが多発したという事。
バラシたり掛けられなかったりも多いのですが、安井さんはこの日だけで4~5バイトを取っていました。
たぶん浅いところをやり込んでいる人ほど、この凄さが実感できるのではないかと思います。
なぜそんなに有効なのかと考えると、それは恐らく「中層をものすごくゆっくり攻められる」点にあるのではないかと推測しています。
この時期スローダウンしたバスにセンコー等を放置するのが定番なのですが、そのほとんどは目立ちにくいボトムの釣り。
濁ったシャローで十分アピールさせながらも、プラグではトップクラスに移動距離を抑えて動かし続けられる点が革新的なのではないでしょうか。
それからこの釣りはチューニングが必須で、まずはタイニークラッシュのローフロートモデルを用意します。
リップは標準のロングリップで、テールは標準のテールを上向きのmode-Aに、そして別売りのGガード(GO FISHING)を絶対に付けましょう。
(そうじゃないと、要所で根がかって最大のチャンスを失います)
また板オモリを0.5g程度貼るのも超・重要で、安井さんは現場で0.1g単位の調整を繰り返していました。
最後にフックセッティングでだいぶミスバイト率が変わるらしく、大ヒントの写真↓を撮らせて頂いたのでよくチェックしてみて下さい。
なおタックルセッティングは、優しくトウィッチするので意外と短めの竿が向いているみたいです。
またある程度ティップに張りが無いと動かしづらいので、いわゆる巻き物ロッドとは違う点に注意が必要かと。
ラインはナイロンで良いかなと思ったのですが、実際やってみたら安井さんの使うフロロ20lbの方が合っている気がしました。
(ちなみに私はボアコンでやりましたが、ロッドはまあこれでも良いかも)
とはいえたぶんそう簡単には釣れなくて、安井さんも初めの数ヶ月は1匹も釣れなかったのだそうです(苦笑)。
ようやく気が付いたキモは場所選びと攻め方で、霞水系のように「カバー際ギリギリを攻める」わけでも無いというのがポイント。
また追ってきても喰わない事が多いのですが、10数cm単位でのレンジコントロールが大きな鍵になるというのも実演して頂きました。
(このあたり、詳しいコツについてはぜひ安井さんのガイドを受けてみて下さい!)
というわけで超エキサイティングで中毒性のある、安井流“琵琶湖タイニー・フリップ“。
単に面白いだけでなく、これまで獲れなかった魚にリーチできる強力なメソッドだと実感しました。
キムケンさんもタイニーでBassmaster戦初優勝を決めたことですし、ぜひこれからの手駒の1つに加えて頂ければと思います。
Big fish, big win at James River
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琵琶湖タイニーフリップ、これなかなかにハマりそうです… #DRT #tinyklash #タイニークラッシュ #琵琶湖 #バスフィッシング
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コメント
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Ken Dさま
いつも楽しく読んだり、聞いたり、見たりさせて頂いてます。
今回の動画も見させて頂きました。
タイニーフリップは確かにエポックメイキングな釣り方ですね!
私も釣れない琵琶湖の沖でスローな釣りを続けるよりは、集中力も保てそうです。笑)
タイニークラッシュが入手困難なので、別のビッグベイトで代用できればなお良いですが。。。
また、レイ・スコット氏のご冥福をお祈りいたします。
私もなぜか最近はMLFよりB.A.S.Sの試合の方をよく見てしまいます。
やはり5匹リミット制の方が見応えがあるのは、私だけでしょうか。
あと、記事にあったキムケンさんの「エリート初優勝」は「オープン初優勝」だと思います。
Ken Dさんも次のオープンにはエントリーできることをお祈りしております。
こちらこそいつもありがとうございます!
琵琶湖でもこの釣りが成立する事が分かり、きっと色々なフィールドで応用できることと思います、ぜひやってみて下さい。
(ご指摘の通り入手が大変ですが・・・)
またレイ・スコット氏の訃報には本当に驚かされました。
私も個人的に5リミットの試合に魅力を感じるので、どうしてもBassmasterへの思い入れが強くなってしまいます。
キムケンさんの優勝の件についてはご指摘ありがとうございました、訂正いたします!!
それでは今後ともよろしくお願いいたします。