アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[レビュー] 万能トレーラブルボート・”140ハンマーヘッド” -3- ユーティリティ編

クラストップの走破性で、海に琵琶湖にと活躍する“140ハンマーヘッド”
そんな万能トレーラブルの弱点は、艤装の難しさにあった?
オフセットトレイやフラットデッキ、最新魚探のインストール事情をシェアします。。。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

万能トレーラブルボートのアキレス腱

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
オフショア・ソルトからバスフィッシングまで、マルチにこなすトレーラブルボート140ハンマーヘッド(シュガーレイマリン)”
特にその走りは異次元の一言で、お世辞抜きに走破性No.1の14ftボートだと感じています。

しかしもちろん弱点もあって、特にバスフィッシングで気になるのがデッキ等の使い勝手の問題。
というわけで今回はその手のユーティリティについて、バス・ソルト両面からチェックしていきたいと思います。
当サイトのポリシーとして、メリットもデメリットも忖度なくシェアしていきますので、疑問な点があれば遠慮なく質問して頂ければと思います。

 
最大の問題は”フラットデッキ”

さてまず140HHをバスで使う際の最大の弱点は、フルフラットではないデッキレイアウトだと思います。
ジギング等ではロッドを立てて収納する事が多いですが、これだとバスではキャストの邪魔になってしまいます。
大量のロッドをどう横に寝かせておくかが、一番苦労した点でした。

(サイドにつけるロッドセイバーなど色々試しましたが、本数が多くなると・・・)

そして最終的にはやはり、バスボートのようにフラットデッキが必要という結論に落ち着きました。
そこでコストはかかりましたが、ワンオフでカーペット張りのデッキを作成。
これにロッドティマーを付ける事で、激荒れの中でもタックルを固定できるようになりました。

しかしソルトで使う事を考えると、カーペット張りの木製デッキは少々掃除が大変です。
そこで海で使う時だけは、デッキを外してノーマル状態に戻します
この方が足場が低いので、波が高い中で体を安定させるには向いていると思います。

なおリヤにもデッキスペースがあるのですが、ノーマル状態では椅子が邪魔者・・・。
そこでドライバーズチェアを跳ね上げ式に改造し、釣りをする時はデッキスペースを稼げるようにしました。
これならキャスティングの場合でも、2人までは快適に釣りが出来ると思います。

(ジギングなら頑張れば4人も可)

 

エレキ&魚探の偽装も課題

それからエレキのセッティングも悩みどころで、バウには開閉式のFRPの蓋がついているのですが・・・。
このサイズが微妙に小さく、市販のトレイを入れることが出来ないのです。
ですからフットコンペダルをある程度オフセットさせようとすると、こちらもワンオフでオリジナルのリセストレイを作成しなければなりません。

(器用な方はご自分で出来るかもしれませんが、プロに頼むと結構します・・・)

また近年トレンドとなっている、ハイテク魚探を複数積むのも一苦労。
最上段のデッキ部分は決して広く無いので、配線やエレキワイヤーとの干渉をよく考えないといけません。
こちらもワンオフ架台を駆使しながら、どうにかこうにか9~10インチクラス4枚(とライブスコープ)を押し込んだ次第です。

ちなみにデッキ下に広大なスペースがあるので、魚探&エレキ用のバッテリー(12V&24Vリチウム)は前に積むことが出来ます。
あとはエンジンのクランキング用に、リヤにオプティマを一発乗せておけばOK。
前後に分けて搭載できるので、バッテリーの重量バランスは悪くない感じです。

(ここに救命胴衣等の法定備品を入れておくことも出来ます)

シャローマンはパワーポールも欲しくなるところですが、この手の小型ボートには重過ぎるのがネック。
パワーポール”マイクロなら軽量なので、これを片側のみインストールしています。
最初にポールを手動でセットする必要がありますが、後は手元のボタンで自動操作できるので便利です。

(1.5mくらいまでの砂地ならそこそこ止まる印象です)

 

 

ストレージ&イケスは広大

 

あとは荷物を入れるストレージ関係ですが、これは逆にかなり広いと思います。
リヤの両サイドにハッチがあるのですが、VS-9030やVS-3080、ワーム用プラケース、ライン、工具、ウェア類と大量に積み込むことも可能。
あまり押し込むと取り出しにくくなりますが、このクラスではかなりの積載性なのではないかと思います。

それからライブウェル・・・というかイケスがセンターにありまして、これがまた極めて広大(笑)。
80cmクラスのシーバスが曲がらずに入りましたし、日本記録の19kg(5尾)も楽に入れられました。
また船底からの自動給排水(動けば水が循環する)になるので、ポンプも必要ありません。

(使わない時は巨大なドライストレージにもなります)

(パイプをつけて走れば、前から排水・後ろから給水して水位も保ってくれます)

あとはポンプ繋がりで書いておきますと、自動排水なのでビルジポンプも不要です。
この手のマリン関係の電気小物は壊れやすいので、トラブル箇所が少ないのはありがたいポイント。
ちなみにフロントライトは暗い時のラインチングや夜間航行時に便利だそうですが、個人的には使ったことがありません(笑)。

 

丈夫でコスパ良好。出来れば新艇がお勧め

最後に耐久性とコストパフォーマンスについて書いておきますと、まずハルは非常に丈夫です。
10年以上海で激しく乗っている先輩方がたくさん居るのですが、割れたという話は一度も聞いたことがありません。
おそらく形状が複雑(トリマラン)だからだと思いますが、60馬力程度のパワーでは割る事は出来ないのではないでしょうか。

それから普通車で引っ張れて牽引免許も不要な小型トレーラーですが、車庫の寸法の関係で私はスイングトングブラケットを追加しました。
こちらの耐久性に関しても、ソルト用のガルバリムどぶ漬けのためフレームはよっぽど錆びません。
ただし灯火等の配線関係や板バネは、特に海水の場合はこまめな交換が必要だと思います。

(ソルトで評価の高いショアランダー製。フレームは確かに丈夫です)

このように長く使える事を考えると、コストパフォーマンスは非常に高いと言えると思います。
ただし中古艇のタマ数が少なく、その上60馬力対応の後期型となると滅多に出る事はありません。
(2010年頃?のモデルからトランサムが強化され60馬力対応に。それ以前は40~50ps)
リセールバリューは非常に高いので、可能なら新艇を検討されるのがお勧めです。

(©シュガーレイマリン ここに装備を加えると結構なお値段にはなりますが・・・)

というわけで全3回に分けて、12年乗り継いできた140ハンマーヘッドを紹介させて頂きました。
バスで使うには偽装関係が面倒ですが、オフショアまで一艇でこなせる小型トレーラブルは唯一無二だと思います。
家庭持ちの方にも何とか手が届く価格帯ではないかと思いますので、ファミリー用途としても良い選択ではないでしょうか。

(夏は泳いだり島めぐりしたり、色々マリンレジャーにも使ったものです)

 

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