27Jul
水面直下の攻略に、まさに革命をもたらした“野良ネズミ”。
しかしセッティングが出ていないと、効果が激減する事も?
フックセットから動かし方まで、気付いたコツをまとめます。
野良ネズミのタックルセッティング
皆さんこんにちは、ディープストリームのKen-D(けんでぃ)です。
さて先日、軽く話題にしてみた“野良ネズミ(ティムコ)”についてですが・・・。
タックルセッティングに関する質問をいくつか頂きましたので、今回はそれにお答えしてみたいと思います。
公式フックセッティング
まずはフックの刺し方に関してですが、メーカー推奨の公式セッティングは下の写真の通り。
つまり鼻先ではなく、ボディ下部の出っぱりにセットするのが正しいやり方のようです。
これは肉厚な部分に刺すことによって、スキッピングの時などにズレにくくなるというメリットがあるからとの事でした。
FF外から失礼します。
— ティムコ バスフィッシング (@tiemco_bass) June 25, 2017
野良ネズミのフックは下部はこの位置から抜くのがベストとなっています!
このようにセッティングすると、エラストマーがフックをぎゅっとホールドし、ズレにくくなります。 pic.twitter.com/UBbrWkAw0h
失礼します。
— うなぎいぬ@バス釣り真相解明(ルアマガモバイル)&マッチザベイト学概論連載中(Basser) (@unagiinu1092) July 25, 2022
ネズミの手の部分から刺すのを推奨しているのは、肉厚な部分に刺す+左右の肉厚も多くなるので、スキッピングのときズレにくくなるためです。
私もオープンウォーターでロングキャストするときや弱い力でフッキングさせたいときは鼻から刺します!
そしてこのセッティングの場合、合わせるフックはTNSオフセットの#1を選択しています。
これはシンプルにサイズの合う中軸フックを合わせたためで、これでなければ駄目とは感じていません。
ちなみにこの番手だとちょうど背中のスリットにフックポイントが収まり、針先が引っ掛かりにくく、かつライトラインでも軽い力で刺さる絶妙なバランスになると思います。
鼻先フックセッティング
・・・ということは知ってはいたのですが、私はあえて鼻先に入れるフックセッティングも使用しています。
なぜならこの刺し方の方が、少しですが頭部分のスタック感が減るように感じられたからです。
特に濃いブッシュの奥にスキップさせたり浮きゴミに絡めて使う時には、より軽い力で揺すってかわせる気がしています。
そしてこの場合、アイ位置が前進するため合うフックサイズはTNSオフセットの#1/0になります。
重要なのは#1/0は#1よりも結構ワイヤー径が太いという事で、カバーに絡めた場合の安心感があります。
私はPE0.6~0.8号に8~10lbのフロロリーダーを合わせる事が多いのですが、このセッティングなら十分刺さりますので#1/0の方が合う気がしています。
ちなみに鼻先セッティングでも、個人的にはワームのズレはあまり気になっていませんでした。
これは改めて考えてみると、(#1/0の方が)フックが太い分ホールド力が高いせいかもしれません。
いずれにせよ太めのラインで濃いカバーにアプローチするなら、これはこれでアリかも?という気がしています。
タックルセッティング
最後にタックルセッティングですが、まずラインは必ずPE+フロロリーダー(60cmくらい)にしています。
PE直結だとラインのコシが無さ過ぎて、枝等に糸がクルクル巻いてしまう現象が多発したからです。
またカバーから引き出す強度とフッキングパワーの兼ね合いから、オール・フロロでは使っていません。
それからロッドはエクスプライドの265UL+が好きで、理由はハイピッチのシェイクがしやすいからです。
実は野良ネズミのロッドアクションはミドストに近いと感じており、楽に一定のリズムでティップを揺すり続けられるのはかなり重要だと感じます。
また“ハイピッチ”なのもキモだと考えているため、スロー気味のLINKS64SULJよりもピッチを上げやすい265UL+を愛用しているわけです。
あとリールはノーマルギヤのヴァンキッシュ2500Sで、これはミドスト同様にリーリングスピードがかなり大事だと思うからです。
高速ドッグウォークアクションを上手くやる最大のコツは、実はリーリングによるラインテンションのコントロールにあると感じています。
ですからティップ位置は固定のまま一定シェイクを続け、あくまでもルアーの移動はリールで行うという「巻き物」の意識でやると上手くいくのではないでしょうか。
(コツはロッドでルアーを移動させようとしない事かなと・・・)
というわけで、これまで野良ネズミを使ってみて気付いたセッティングのコツについて書いてみました。
間違いなく“ゲームチェンジャー”と呼ぶにふさわしい革命的名作だと思いますので、ぜひ使いこなしてみて欲しいと思います。
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