6Jan
寒ささえ克服できれば、夢のサイズも狙える楽しい冬の釣り。
ヒートテックやダウンを着ないのが、実はウェア選びのポイント!?
快適な冬のウェア選び、完成した私なりのマニュアルをシェアします。
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冬の釣りを快適にする防寒ウェア
皆さんこんにちは、ディープストリームのKen-D(けんでぃ)です。
さて毎年シェアしている、釣り用防寒ウェア選びについてですが・・・。
今年もいくつかのアップデートを加えた、最新のマニュアルをお伝えしたいと思います。
▼上半身
・(アンダー)ジオラインL.W.Tシャツ
↓
・(インナー)スーパーメリノウール EXP.ハイネックシャツ
↓
・(※必要に応じて)レイヤーテック アンダータイツ シープバック超厚手・(ミドル)フラットアイアンパーカ
↓
・(アウター)レインウェア(BPS)
▼下半身
・(アンダー)ジオラインL.W.トランクス
↓
・(インナー)スーパーメリノウール EXP. タイツ
↓
・(※必要に応じて)レイヤーテック アンダーシャツ シープバック超厚手
↓
・(ミドル)U.L.サーマラップ パンツ
↓
・(アウター)レインウェア(BPS/つなぎタイプ)
正しいレイヤリング(重ね着)が重要
ではまずレイヤリング(重ね着)の基本的な役割からおさらいしますと、
●アンダーウェア – 速乾
●インナーウェア – 保温
●ミドルウェア – 断熱
●アウターウェア – 防風・防水
・・・という風に、大まかに上のように分けられると思います。
大切なのは各々の役割分担をしっかりと把握する事で、むやみにたくさん重ね着しても暖かさは得られません。
釣りでは着膨れると動作がし辛くなってしまうので、「いかに薄く済ますか」というのが1つのポイントになると思います。
というわけで、各ジャンルに分けてお勧めをお伝えしてみたいと思います。
アンダーウェアは「速乾性」が大切
まず一番下に着るアンダーウェア(肌着)について。
様々なモデルを試してきて気付いたのは、とにかくアンダーウェアは「乾く」事が極めて重要だということでした。
冬でも作業時やファイト中など汗をかく事は意外と多く、特に肌に直接触れるウェアは汗で湿ると性能がガタ落ちに。
例えばヒートテックだと運動時に急激に暑くなり、その後の乾きが悪いので汗冷えしてしまうと痛感しました。
ですから速乾性が非常に高いジオライン素材がベスト、というのが現時点での結論。
というわけで上半身には“ジオラインL.W.Tシャツ(モンベル)”、下半身には“ジオラインL.W.トランクス(モンベル)”を選んでいます。
また隙間の無いようピッタリとしたサイズを選ぶのもコツで、私は身長180cm程度ですがあえてMにしています。
ただ、最近は各社だいぶ技術が上がってきていまして、今ではより安価な選択肢も出てきています。
特に優秀でコスパに優れていると感じたのが、ミズノの”クイックドライ“シリーズ。
ジオラインよりも生地の耐久性があり、コスト面から最近はこちらも併用しています。
保温インナーはメリノウール
次にアンダーウェアの上に、長袖のインナーウェアを重ねていきます。
ここで重要なのは体温を逃がさない“保温性”で、この点ではメリノウールがベストだと思います。
ですから上は“スーパーメリノウール EXP.ハイネックシャツ(モンベル)”、下はスーパーメリノウール EXP.タイツ(モンベル)”を着用しています。
ちなみにウールには高い保温効果はもちろん、人体から出る水分によって穏やかな発熱効果もあるのだそうです。
ヒートテック系のように「動いた時だけ急激に暑くなる」感じではなく、ゆっくり温まって長く冷えにくい、といった印象。
釣りは持続的な運動量が多くないので、非常に向いた特性ではないかと感じています。
また速乾性も高く、ストレッチ性も良いためにキャストなどの動作で「突っ張り感」が無いのも気に入っています。
(速乾性ではジオラインに劣りますが、保温効果はこちらの方が高いと思います)
ミドルウェアの”雨天時の断熱性”
次にその上に切るミドルウェアですが、その役割は「断熱」にあると考えています。
アンダーウェアで体温を「保温」した暖かい空気の層と、冷たい外気の間を隔絶するためのウェア。
イメージ的には、クーラーボックスにおける発泡スチロールのような役割です。
そして純粋な断熱性能では、やはりダウンが最強。
薄くても高性能な800フィルパワー以上のモデルがお勧めで、ダウンの割合が高くフェザーが20%以下の高品質なものが良いと思います。
コスパを考慮すると”スペリオダウンジャケット(モンベル)”、極寒の山上湖なら”プラズマ1000ダウンジャケット(モンベル)“が最高でしょう。
ただしダウンには、湿ると急激に性能が低下するという弱点があります。
そして真冬の晴れた氷点下より、実は晩秋の氷雨の方が体感的には寒かったりするんですよね・・・。
その対湿気と言う意味では、“エクセロフト”という化繊の断熱材の方がむしろ優れています。
最近の日本の冬はさほど気温が低くない事を考えると、ダウンよりもこちらの方が実用的だと感じます。
そこで選んだのが“フラットアイアンパーカ(モンベル)”&“U.L.サーマラップ パンツ(モンベル)”で、化繊防寒ウェアとしてはかなり厚いモデルになります。
これならドライ時の断熱性もちょっとしたダウンに劣らないレベルで、コスパも抜群。
またこれ自体に防風・防水性があるので、場合によっては後述するアウターのレインウェア無しでもOKなのもメリットです。
アウターは普通のレインウェア
そして最後にアウターウェアですが、この役割は「防風と防水」。
その要点のみを突き詰めて考えていくと、正直オールシーズン使っている普通のレインウェアで十分だと思います。
アウターは特に消耗品なので、高価な専用のウィンターウェアを買わないというのがコストを下げるポイントです。
最高の防水性と透湿性を求めるなら、やはり今でもゴアテックスの性能は圧倒的。
さらに下はビブ(つなぎ)タイプにすると、腰を冷やさないので体感が全然違います。
私はバスプロショップス(BPS)の上下を使っているのですが、日本だと“ハイドロマスタービブ(foxfire)”等の選択肢があるようです。
ただしかなり高価なので、日本に居た時はビブではない普通のレインウェア上下でしのいでいました。
おそらくゴアテックス採用で最も安価なのが、”レインダンサージャケット&パンツ(モンベル)”。
やはりドライ性能は類似の〇〇テックスより格段に上なので、雨天時は特にお勧めします。
そこまで予算が無いという場合は、安価なワークマンの“INAREM“も悪くありません。
コスパ的には圧倒的で、ちょっとした雨くらいなら十分に使える素晴らしいクオリティ。
繰り返しますがアウターは消耗品なので、これを頻繁に買い替えるのもアリだと思います。
(ただし耐久性は高くないので、それを考えるとレインダンサーとの価格差は思ったより少ないかも)
最後にオマケとして、「それでもツラい」という寒がりな方には、インナーをもう一枚重ね着する方法をお勧めします。
ストレッチ性が少し悪いですが、光電子の”レイヤーテック シープバック超厚手“シリーズは動かなくても暖かいのでGOOD。
ともあれこのシステムであれば、正直高価な防寒専用スーツは要らないのではないかと考えています。
寒ささえ克服できれば冬の釣りはかなり楽しいと思いますので、ぜひ装備をキッチリ整えてチャレンジしてみて下さい。
次回は、ある意味さらに重要な手・足・首の防寒についてシェアいたします。
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