アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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[D] 琵琶湖用トップ&ジャークベイトロッド再考② 「強さ」と「硬さ」の違い編

琵琶湖用に最適なトップ&ジャークベイトロッドは何なのか?
前回からの続きです。

意外なヒント

というわけで行き詰っていたロッド選びですが、意外なところからヒントがやってきました。
パンチ&ヘビテキ用に、ヴィゴーレGVIC-76X(オリムピック)というロッドを使っているのですが、このロッド、自分の中で非常に異質な1本でした。

もともとは跳ねラバ用に開発された?ようなのですが、とにかく無茶苦茶太くてゴツイ。
バラマンディだとか怪魚釣りに使うんじゃないかと思うくらいで、普通のヘビーロッドが管釣り竿に見えてきてしまいます(笑)。

しかしこのロッド、ヘビースピナーベイト&スイミングジグに使用してみたら凄く良いフィーリングだったのです。
5/0とかの太軸シングルフックを軽々と貫通させながらも、竿全体がしなやかに曲がって魚の動きに追従し、グイグイとバスをリフトしてくれます。

「強いけれど、硬くない」

明らかにエクストラヘビー級のリフティングパワーを持ちながらも、ヘビテキなどを操作しているとむしろ柔らかく感じる事さえありました。
この時、ロッドの強さと硬さ(あるいはトルクとパワー?)は違うものなのだという事に初めて気が付きました。

ではこの違いがどこから生み出されてくるのか?ですが、一番大きな要素はやはり弾性ではないかと思います。
「振り抜き感の軽さ」を求めた自分がこれまで選んできたロッドは、考えてみれば皆高弾性に属するロッドたちでした。

高弾性のロッドは反発が強くて「戻りが速い」分、曲げる力に対しての初期抵抗が大きく、それが「硬い」というフィーリングに繋がるのだと思います。
でも「トルク」あるいは「リフティングパワー」は、ある負荷をかけて曲げ切った所から、どれだけの力で復元させられるか、っていうことだと思うので、硬さとは別の要素だと思うのです。

例えば同じ1kgのおもりをぶら下げて、同じだけ曲がる2本の竿があったとしたら、この2本のリフティングパワー(トルク)はイコール。
その上で一方を低弾性、もう一方を高弾性にしたら、体感的な硬さとしては断然後者が硬く感じるのではないか・・・と考えています。
(だから逆に同じ硬さの2本の竿が、一方は低弾性、他方は高弾性なら、前者の方が断然トルクが上になるはず)

それからテーパーも影響しているのかなと思うのですが、このヴィゴーレ76Xは、テムジンのワイルドスタリオンに極めて近い竿なんだそうです。(どちらも同じくオリムピックが作っている)
で、イマカツ大先生によると、このワイルドスタリオンは「ビッグテーパー(ハイテーパー?)」とかいう手法を用いてトルクを強化しているのだそうです。
ビッグテーパー理論についての理解度は深くないのですが、とりあえずバットが物理的に太い方がトルクが出る、という事のようですw(当たり前?)・・・さて、ここまで考えてきたところでトップ&ジャークベイトロッドの話に戻ります。
自分は主にリフティングパワー(トルク)を求める過程で、どんどんロッドを硬くしていきました。
だからジャーク時の衝撃がもろに手首や肘に伝わり、しんどくなっていった・・・という間違いを犯してきたわけです。

低弾性のメリット

という事はどうすれば良いか?・・・結論は自然と、「素材を低弾性にする」というところに行き着くかと思います。
というわけで2014年のフィッシングショーでは、ロードランナーやサイドワインダーといった低弾性ロッドを集中的に振ってきました。

しかし!やはりというか、低弾性ロッドはどうしてもダルで、振り抜き感が重くなってしまうのが避けられないのだ・・・という事実を再認識する結果に終わってしまいました。
そこを克服できるのならとても良い竿なのでしょうが、自分のようなモヤシっ子が1日中ハードジャークを続けるためには、どうしても振り抜きの軽さは軽視できないポイントです。

琵琶湖でトルクと言えば・・・あれでしょ!と思われた方も多いかと思いますが、テクナGP(ティムコ)も触ってみました。
特に名竿と呼ばれるTAV-GP69CMJは念入りにチェックしてみたのですが、自分の基準ではどうしても重過ぎる。

後に出た大型ジャークベイト用ロッド、TF-GP64CMJは短く、ガイドが小さく、ブランクが無塗装(テクナGPの2013モデルからは、マイクロガイド+無塗装になったらしいです)になったからか随分とマシになっていましたが、それでもヴィゴーレに慣れた自分には、この振り抜きの微妙なダルさがいまいちシックリ来ませんでした。

しかし「振り抜きの軽快感」と「低弾性」は要素として矛盾してしまうはずなので、どこかで妥協点を見出さなければいけません。
という事で、他のガチ低弾性ロッドに比べればかなり良好なフィーリングのテクナで、あとは慣れるしかないだろう・・・と自分を納得させて、オークションでTF-GP64CMJが出品されないかチェックする日々が続きました。

(とてもじゃないですが、テクナを新品で買うような甲斐性はありませんw)しかしあまりにマニアック過ぎるのか、なかなか出品されないまま時間だけが過ぎていった中・・・自分にとっては、ある意外なロッドが候補に浮上してきたのです。

・・・最終回に続く・・・

 
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