15Apr
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・・・②からの続きです。
さて、今回浜名湖のハードストラクチャー周りで使用したのが、昨年ジャクソン(Qu-on)からプロデュースされたフローシャッド(タイプⅠ)でした。
今年のフィッシングショーで開発者の市村直之プロの説明を訊く事が出来、これは浜名湖で使えるかも!とピンと来て試したのですが、まさにバッチリな使い心地でした。
詳細については、市村プロのブログに気合充分の解説が載っていますのでご覧ください。
(ストラクチャーゲームが好きな方であれば、動画を見て閃くものがあるかもしれません)
・・・以上です、って感じなのですが(笑)、実際の浜名湖での使用感を捕捉させて頂くと、
1.根掛かりにくい
浜名湖のハードボトムエリアには、大抵貝殻が付着していて物凄く引っかかりやすいです。
普通のシャッドを引いてくるのは自殺行為に近いとさえ思います。
これまではソウルシャッドがなかなか良い使用感だったのですが、さらに回避性能が高く感じます。
やはりフローティングである事、そして#10サイズのフック(ソウルシャッドは#8)が功を奏しているような気がします。
(ちなみに純正フックはピアストレブル細軸ですが、ソルトなのでトレブルRB-Mに変更しています)
数あるシャッドの中でも、障害物回避性能という意味ではピカイチだと思います。
(むしろこれよりカバーに強いシャッドがあったら教えて下さい)
今回のカバーシャッディングは、根がかりして近づくと100%ポイントが潰れる釣りのため、シンプルですが最も大切な性能だと考えています。
2.ストラクチャーから離れにくい
①と真逆の性能じゃないの!?と思われるかもしれませんが、ここが結構重要なポイントと思っています。
前回記事で書いたように、ルアーがストラクチャーから離れて浮き上がってしまうと、なかなかキビレのバイトが得られません。
この時、障害物を浮いてかわすのだけれど、リトリーブ再開するとすぐに潜って再び食いついていく、という一見矛盾した性能が活きてくると考えています。
宣伝文句の通りレスポンスが凄く高いですし、潜行角がキツく設定してあるので可能になっているのだと思います。
ですから「あの岩に当てたい」という時に、短い助走距離で確実にコンタクトさせるのに向いているように感じます。
3.マグネット式重心移動で飛距離も出る
56mm、5gという使いやすいサイズながら、マグネット式重心移動のおかげか結構飛びます。
クリアな浜名湖ではディスタンスも非常に重要だと思いますので、これも重宝する点だと思います。
ただしアクション時のレスポンスを重視するためか?結構強めの磁力設定になっている感じがして、キャストしても重心移動のウェイトが動いていない事があるように感じます。
投げ方が悪いのかもしれませんが、くるくる回ってちっとも飛ば無い事が時々ありますので・・・。
ここぞのワンキャストでは、事前にルアーを振り回してウェイトを移動させておいた方が良いかもしれません。
4.対カバー専用のクランキンシャッド
・・・というわけで、浜名湖のストラクチャーにコンタクトさせる釣りでは、自分の中では現時点最強のカバーシャッドだと感じています。
試しに1個しか買わなかったのですが、プラ~本番まで通してその1個が生き残って、十数匹の魚を釣れてきてくれましたので・・・。
(本番寸前に有効性を確信して探したのですが、近所の釣具屋に無かったのです。これは本気で困っていまして・・・売っている店をご存知の方は教えて下さい)
実は正直に本音を言うと、もっと秘密にしておきかったルアーでした。
決してメーカーの回し者では無いですが、自分の使い方にはそれぐらいピッタリ合っていたのです。
(ただしフックは変えた方が良いと思います)
しかしこれまで浜名湖オープントーナメントに参加し、あるいはプレス乗船してきた中で、諸先輩方にとてもフランクに情報をシェアして頂いており、そうして教えてもらったベースが無ければ、決して今回優勝の奇跡も起きなかったと思います。
ギスギスした人間関係では無く、「みんなでもっと浜名湖の釣りを楽しめるように開拓していこうよ」という適度なあたたかさがあるのが、HOTという大会の魅力かなと感じています。
ですので優勝までさせてもらった上、シークレットにするのはいくらなんでも申し訳ないので、わざわざ表彰台インタビューで話させてもらいました。
(いつも話長くてすみませんw)
シーズンを通してどれだけ再現性のある釣りなのかは分かりませんが・・・ハードボトムのカバーシャッディング、面白い釣りですので是非楽しんで頂ければと思います(^^♪
まさかの④へ続く・・・
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