アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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「タイミング」が勝負を制する!HOT第3戦レビュー・本番編

(浜名湖オープントーナメント公式HPより)

惨敗に終わった、HOT2015シリーズの天王山、第3戦。
勝負を制した「タイミング」の分析と攻略法・・・
そしてそれを支える「アプローチ」について考えます。

●2つの悔しさ

前回のプラクティス編から随分と間が空いてしまいましたが・・・本番について少し振り返ってみたいと思います。

関連記事:【9月の雨に散る・・・HOT第3戦レビュー・プラ編

結論から言うと、私の表浜名湖でのキッカーシーバス+庄内湖でのキーパーシーバスはどちらも機能しませんでした。
それだけの話ではあるのですが、ただ、どうしても悔しくてたまらなかったことが2つありました。

1つは、何度もチェックしたはずの猪鼻&細江湖で優勝者が出た事。
そしてもう1つは、同じ庄内湖でコテンパンに釣り負けた事です。

スクリーンショット (141)

(浜名湖オープントーナメント公式HPより)

●幾度もチェックしたはずのホームエリア

まず、今回の優勝者を輩出した猪鼻&細江湖ですが、再有望エリアとしてプリプラからずっとチェックし続けていました。
そして台風通過後の木曜日、ある程度釣れていたこの2エリアが完全に沈黙します。

この時、「大量の濁水の流入により可能性が消滅」したと判断しました。
念のため前日プラでも軽くチェックしたのですが、その時も全くの無反応。
場所的に遠い事もあり、猪鼻&細江湖は完全に切ろう、と決めました。

しかし結果としては、当日このエリアが爆発。
優勝者以外にも、連発を重ねていた上位入賞者がいた事を知り、愕然としました。

●タイミングこそ全て?

あまりに悔しくて、大会後に同エリアをチェックしたのですが、その時もヒットはありませんでした。
場所や釣り方は丁寧に教えて頂いたので、そこは外していないはずです。
すると何が原因だったのかと考えると、やはり「タイミング」かなと・・・。

最近思うのですが、やっぱり大場所というのは凄く強いと思います。
これまでは常に「自分だけのエリア」を探してプラを続けてきたのですが、今回はそれを見つけられないままの本番でした。
浜名湖中を走り回って感じたのは、大場所に勝てるポイントを見つけるのは、やはりそうそう出来る事では無いと思います。

だから限られた一級場所を、あとはどの「タイミング」で釣るか?という技術が、とても大切なのではと痛感した次第です。

IMG_20150918_132758
(クロダイは釣れるんですけどね・・・)

●「タイミング」の観察

すると、ではどうやってタイミングを合わせるのか?というのが、次の課題になってきます。

正直言って、最も大きな影響力を持つのは「確率」だと思います。
しかし単にそれを運と言い切ってしまうのには抵抗があって、狙って確率を上げる方法はきっとあるはずだと思うのです。

そういう視点で考えた時、自分のポイントを観察する目が、「どのタイミングで釣れたのか?」に対して非常に疎かったと感じます。
一朝一夕にできる事では無いですが、それぞれのエリアごとのタイミングの癖などを、もう一度謙虚に見直さなければと思います。

●ランガンで、タイミングを合わせる

それからもう一つのタイミングの合わせ方としては、とにかく「ランガンして、手数で勝負する」という手段もあると思います。

こう一言で書くと単純なのですが、実際はそれほど簡単では無くて、闇雲にランガンしていては時間がいくらあっても足りません。
だから最小限のキャスト数で周るために、その場所の最適なピンやアプローチが頭に入っていないといけないわけです。

じゃあ自分の釣りはどうかと言うと、まだまだ「流す」釣りをしている部分が多いのが現実です。
これではハイスピードでのランガンなど、出来るはずもありません。
ただテンポを上げれば済む話では無く、「釣れるならこのキャスト」ぐらいまで、狙い方の完成度を高めないと駄目なのではないかと思うのです。

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●狙ったポイントで「喰わせる」繊細さ

そしてもう1つ悔しかった事、同じ庄内湖で4位表彰台の小野田選手にコテンパンに釣り負けた事について。
当日、相手が見える位の位置関係で釣りをしていたのですが・・・小野田選手は複数のシーバスのチェイス&ヒット、そしてナイスサイズのキビレ&クロダイを連発。
一方私は、マイクロキビレ2尾のみという散々な結果に終わっていました。

一体、何が違ったのか?
大会後、小野田選手に教えて頂く機会に恵まれたのですが、そこで大きな衝撃を受けました。

当日の私は、とにかく早くシーバスの群れに当てたいという狙いから、ハイテンポで広域をサーチし続けていました。
これは言い換えれば、各ポイントでの探り方は「雑」だったと言えます。
それに対し小野田選手はエリアを絞って、とにかく緻密に、丁寧に、繊細な釣りをやり切っていたのです。

ルアーセレクトからレンジ、トレースコースなど、正直アプローチの次元は2枚も3枚も違っていました。
圧倒的な釣果の差は、付くべくして付いた実力の違いであることを思い知らされたのです。

REALSの代表を務め、今でこそソルトのイメージが強い「おのけん」こと小野田選手。
しかしかつては、バストーナメントの最高峰であるTOP50にも参戦していた凄腕のプロアングラーです。
頂点を見てきた人間の、底力の凄味を見た・・・まさにそんな思いでした。

スクリーンショット (140)

▼「タイミング」と「アプローチ」、負けたからこそ学べたこと

同じポイントで釣っていても、天と地の差が出る「タイミング」の魔力。
そしてそれを合わせる技術を支える、精密でいて無駄のないアプローチ・・・。

2015年のシリーズランキングの懸かった本戦は、見事な惨敗で終わりました。
しかし、その分学べた事は非常に多かった1戦だったと言えると思います。

もともと私がHOTに参戦している理由は、「トーナメントを通して釣りを勉強する」ためです。
予想外の好成績で、余計なプレッシャーを背負い込む事になってしまいましたが、これで初心に戻れたという安堵の気持ちもあります。

これで最終戦は、シリーズランキングがどうこうという雑念を持たずに臨むことができます。
頭を真っ白にリセットして、ただフィールドとだけ向き合って、魚を探していきたいと思います。

最後になりましたが、いつも色々と教え、支援して下さる方々、一緒に競って下さる皆様、そして送り出してくれる家族に、心から感謝いたします。
今年も残るはあと一戦、精一杯頑張りたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。

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