アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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アラミドで「しなやかに止める」DeeeP STREAM的シーバスロッド選びの結論①

バイトを弾かず、それでいてガッチリとフッキング出来、3kgを超すビッグサイズをもパワフルにリフトし、かつしなやかに曲がってバラさない・・・。

そんな理想的な竿は存在しないのでは?と思うくらい、難しいシーバス&クロダイロッド選び。
ああでもないこうでもないと、これまで迷い続けてきました。

関連記事:【間違いだらけのシーバスロッド選び – ベストな1本に辿り着くために

そして試行錯誤を繰り返す中で、ついに現時点で個人的にベストと思える1本に辿り着く事が出来ました。
デビュー戦の浜名湖オープントーナメント第一戦でウィニングロッドとなってくれたそのロッドを、今日はご紹介します。

●フェンウィック・テクナPMX TPMX610SLP+J

結論から言うと、現時点で出した私の回答は「フェンウィック テクナPMX 610SLP+J」 です。

P1020463

PEラインを組み合わせた、I字系&ムシパターン用ロッドとして開発されたバス用ロングスピン。
ティップセクション的にはLアクションくらいですが、長さもあり全体的にトルクフルな設計になっています。

テクナGPシリーズのようなもさっとしたダル重さは無く、振り抜きは驚くほどシャープ。
小口径ガイドセッティングや無塗装ブランクス、あとは新素材のレジンなどが効果を発揮しているのかもしれません。
それでいて負荷がかかると、アラミドらしくしなやかに曲がり込んでいくイメージの竿です。

P1020468

テーパーもレギュラー寄りのミディアムファーストで、振り抜きのシャープさと、曲がりのしなやかさのコントラストが特徴的な1本と感じました。

●しなやかさとトルクで、魚を「止めて、浮かす」

アラミドの特性として月並みですが・・・様々な竿を使い比べてきた中で、このロッドの特徴は「しなやかなリフティングパワー」にあると感じました。

硬いロッドとは違って、魚が走るとむしろしっかりと曲がり込みます。
これまでもくどいほど書いてきましたが、この「しなやかなロッドのストローク」が、魚を暴れさせず突っ込みを止めると考えています。
(ここで初期反発の強い硬いロッドだと、魚が暴れまくる気がします)

関連記事:【バラシ防止の決め手は「磯竿」!? アドレナ1610M-Gは「掛け」命のクランキンロッド

そしてそこから曲がったロッドが復元する事で、じわりと力強く魚をリフトするフィーリングです。

ご存知のように、シーバスやクロダイは非常に良く走る魚です。
その強烈な突っ込みをいなし、止める性能の必要性は、バスフィッシングより遥かに高いのではないでしょうか。

私はカバーシャッディングをする際も、ラインはPE0.6号+リーダー2号を使用しているため、「よくそれで切られないね!?」と結構驚かれます。
使っているラインが強いのもあると思いますが、この「魚をいなせるロッド」と言う要素が大きいのではないかと考えています。

関連記事:【2号で80オーバーが獲れる!「最強フロロライン」決定戦!

●1kgクラスもバラしにくいパワー設定

リフティングパワーなら、GSOAS-69MやF3-611XXSでも充分だったのでは?と思われるかもしれません。
確かにリフティングパワーだけを比べれば、この2本は610SLP+Jに負けていないと思います。
しかし重要な点は、「パワー設定が柔らかいのにリフティングパワーが同等」な点にあると考えています。

これら3本はしなやかでトルクフル、良く曲がるロングロッドという似た特性を持っていますが、パワー設定が違います。
610SLP+Jは、基本的にはあくまでライトアクション。
これによってどこで差が出るかと言うと、50cm・1kgクラスといったやや小型のシーバスでも、竿が充分に曲がります。
結果として、こうしたサイズのバラシやすさに大きな差が出ると感じています。

ただ、逆に言えば2kg以上だけを狙うならもっと硬くても良い事になります。
しかし浜名湖では40~50㎝がレギュラーサイズになるので、このクラスに照準を合わせないのは、トーナメント戦略上かなりリスキーな気がしています。
(ちなみにセイゴ~40cmクラスで遊ぶのであれば、ULクラスのトラウトロッドがお勧めです)

●ボトムワインドでも使えるフッキングパワー

2014シーズンに私が使用していたのは、アディクトS64LGというピュアグラスのスピニングロッドでした。
相当に気に入っていた1本だったのですが、どうしても気がかりだったのは「フッキングパワー」でした。

関連記事:【アディクトS64LG(浜名湖ボートシーバス用)レビュー

上の記事にも書きましたが、魚が思い切り走って、負荷が一番強く掛かる時のバレが起こりやすく感じました。
これは特にクロダイ/キビレを掛けた時に顕著で、しなやかでフッキングパワーが弱いために、針を貫通させられていないのではと考えています。

クロダイ用は違うロッドを使えば?という意見もあるかと思います。
しかし同じポイントで両方が混在して釣れる事も少なくないため、個人的にはどちらにも対応できるロッドセレクトが必要と感じています。

その点、610SLP+Jは長さもあってかフッキングパワーはだいぶ上で、3/8ozくらいまでのボトムワインドにも十分使えます。
実際に今年の浜名湖オープントーナメント第1戦では、このロッドでボトムワインドを使ってキビレ3枚を釣り、バラすこともありませんでした。

関連記事:【HOT開幕戦パターン① – 「高さのあるウィードエッジ」で切るフラットエリア

●グラスには劣るものの、ノリもまずまず

しなやかでややパラボリックなブランク特性から、バイトもそれほど弾く感じは受けませんでした。
しかしPEでセッティングしている関係上、やはりもう少ししなやかでも良いかなというのが正直なところです。
(ピュアグラスという究極のしなやか系ロッドを使っていたせいもあるかもしれませんが)

ところでこのロッドにとても良く似た1本に、レジットデザインのワイルドサイドWSS69L+というモデルがあります。
ムシパターンや表層系用のロッドという事で、キャラ的にもろにかぶっていると思われますが・・・今年のフィッシングショーで触ってみた範囲では、テクナPMXの610SLP+Jよりさらに若干しなやかに感じました。

これならもう少しノリが良いのでは・・・と思ったのですが、もうデビュー前に買ってしまっていました。
失敗だったかもしれません(泣)。
とはいえ非常に気になっていますので、どなたか心優しい購入者の方は、私にちょっと触らせて下さい(笑)。
(ちなみにトップのアイキャッチ画像はワイルドサイドのものをお借りしております)

長くなりましたので、に続きます。。。

 

 

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