27Jul
2015年話題の新スピニングリール、15ストラディック。
どうやらバイオマスターの後継機種という位置付けのようです。
1万円台半ばという価格帯を超越したと評判の、コストパフォーマンス抜群の1台をチェックしてみます。
●実売1万円台半ば、バイオマスター後継のスタンダードスピン
ストラディックという聞きなれない新リール。
実売価格は1万円台半ばで、スタンダードリールの代名詞、バイオマスターの後継という位置付けになるようです。
●精密冷間鍛造ドライブギア[HAGANEギア]採用!
1番のトピックは、高度な耐久性を備えてツインパワーに採用された、[HAGANEギア]が搭載されている点ではないかと思います。
関連記事:【もはや劣化版ステラではない?15ツインパワーは剛性のハイエンドスピン】
これがツインパワーと全く同じものなのか?は分かりません。
しかし精密冷間鍛造ドライブギア(CFギア)である点で、バイオマスターで採用されていた亜鉛ダイキャストギアとは雲泥の差であろうと想像できます。
この最新ギアを廉価版のストラディックに採用してきたという点は、価格帯を考えれば驚異的と考えて良いのではないでしょうか。
●全体構造はツインパワーに酷似
コアプロテクト、Gフリーボディ、大径ドラグノブ、広角ベール角度など、ツインパワーに搭載された新機能の多くがストラディックにも搭載されています。
それもそのはず、仕様書を見る限りではパーツの形状はほとんど同じとなっています。
おそらく全体構造はツインパワーと同一で、違いは細部のパーツ素材やベアリングなどの点と考えてよいのではないかと思います。
●「HAGANEボディ」とはいえ、ツインパワーとは差別化
そして注意ポイントですが、カタログ上「HAGANEボディ採用」となっていますが、これはツインパワーと全く同じではないようです。
参考記事:【ストラディックを分解してみた】(「モノ作り日本のリール改造マニア」さんより)
具体的には、
・15ツインパワー:金属製の(足付き)ボディ+プラスチックの(足なし)フタ
(※訂正:15ツインパはフタも含めてアルミ製のフルメタルボディのようです。蓋が樹脂なのはツインパSWでした・・・)
・15ストラディック:金属製の足付きフタ+プラスチック製の足なしボディ
という構造の違いがあるとの事です。
簡単に言うと、「最も負荷のかかるボディ部分の素材が、プラスチックになっている」というわけです。
これをどう受け止めるかは人それぞれでしょうが、個人的には結構大きな違いではないかと考えています。
ギアをきっちりと噛み合わせる時に、ボディ剛性の果たす役割は非常に大きいと思っています。
このことから、リトリーブ時のトルク感や、ラフファイト時の巻上げ力に差が出てくるのではないでしょうか。
●リジットサポートドラグは無し
他に大きな違いとしては、ステラとツインパワーに搭載されているリジットサポートドラグは採用されていません。
価格帯を考えれば当然ですが、他にS-ダイレクトギアなども無いようです。
ただ、そうした細部の違いのせいか、重量はツインパワーより少し軽くなっています。
▼ほとんどの釣りで必要十分?ツインパワーに肉薄した名機
というわけで15ストラディック、主要な部分はほとんどツインパワーと同じと言っても過言では無いと思います。
これまでのバイオマスターと比べても、遥かにツインパワーに肉薄したと言えるのではないでしょうか。
主な違いとしては、ボディ剛性の差による巻上げトルクや、ドラグのスムーズさが挙げられると思います。
しかしソルトのビッグフィッシュゲームなど、それを必要とする釣りはそれほど多くないのではないでしょうか?
というわけでバスフィッシングやライトソルトなど、殆どの釣りで必要十分な、スタンダードリールの名機になるような予感がします。
※注:それでも私は、ツインパワーを買いましたが・・・(3000HGMという番手が無く、3000XGMになっている)
関連記事:【バスからシイラ、カツオまで!?ツインパワーの新番手、「3000HGM」とは】
★追記:新しくデビューした「ストラディックCI4+」のレポートを追加しました!
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コメント
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Thank you for sharing the information.