アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] リールの巻き心地が”ゴリゴリ”になる原因と対処法

巻く釣りとは切っても切れない、嫌~なリールの“ゴリゴリ感”
どんな高剛性リールを使っても、結局巻きゴリは避けられない
パーツ寿命を延ばすための、たった1つの対処法をシェアします。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

リールの”巻きゴリ”は宿命である!?

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
格段に進歩したフィッシング用リールですが、機械である以上使用に伴う劣化は避けられません。
スピニング/ベイトを問わず、次第にゴリゴリと巻き心地が悪化する経験を皆さんお持ちだと思います。

そして特に負荷の高い“巻き物”を多用する場合、リールの損耗は激しくなります。
もちろん剛性が高くギアが強い等、各リールによって耐久性の高い/低いはだいぶ違いますが・・・。
クランカーとして有名なバスプロと話をした際、たとえコンクエストのような高剛性モデルであっても「(巻き心地が)1シーズン持てば御の字という結論で同意したものです。

(年間釣行日数3桁クラスの場合w 逆に言えばジグ/テキサス用のリールは、結構何シーズンも持つなぁと・・・)

これは後述するようにギヤベアリングといった回転部品が消耗品だからで、逆に言えばそれらを交換すれば巻き心地はほぼ新品に戻ると思います。
また使い方やメンテナンスによって、それらのパーツ寿命が大幅に変わる事も多々経験してきました。
というわけで今回は嫌~な巻きゴリ感の原因と、なるべくそれを防ぐための対処法をシェアしてみたいと思います。

 

原因は”ギヤ”と”ベアリング”

さて巻きゴリの原因箇所についてですが、ほとんどの場合は“ギヤ”“ベアリング”であると言っても過言ではないでしょう。
ソルトで使った後に放置されたリールでは、シャフトが錆びるといった他の事態も無いではありませんが・・・。
高頻度で使われている現役リールの場合、8~9割方はこの2つが原因ではないかと思います。

もっと具体的に18バンタムMGLの例で言いますと、ギヤというのはメインギヤ(158)ピニオンギヤ(161)の2箇所のこと。
そしてベアリングはたくさんあるのですが、まずはシャフトを受ける部分(21,29)ローラークラッチ(32)
それからピニオンやスプールを支えるベアリング(21,80,85)も影響が出やすい部位だと思います。

(©SHIMANO)

’18 バンタム MGL HG 左 分解図

ですからゴリゴリ感が出てしまった場合、早い話がこれらの部品を全交換すれば大抵の場合直ります。
とはいえ頻度として高いのはメインギアピニオンギアで、この2つを替えてもダメなら各ベアリングの回転を掃除がてらチェックしてみると良いでしょう。
ただしローラークラッチ(ローラーベアリング)の交換はかなり大変なことも多いので、メーカーさんにオーバーホールを依頼されることをお勧めします。

それから一つづつチェックするなんて面倒くさいし、純正のベアリングは高い!という人には裏ワザもあります。
メーカーの人に怒られそうですが(苦笑)、該当する箇所を一気に新品の社外ベアリングに全交換してしまうのです。
例えばamazon等で販売されているミネベア製のものは、安くても(実用上の)精度は遜色ないというのが個人的な実感です。

(問題はソルト使用時の錆びやすさですが、SARBでも結局錆びるのでミネベアをこまめに交換するという考え方も成立するかと。とにかく割安です)

 

※ただしこうしたメンテナンスが可能なのは、シマノ&ABUが純正パーツを販売してくれるからです。
私が最近全くダイワのリールを買わなくなったのは、パーツ売りをしてもらえないという点が大きいです。。。
(良いリールはあると思うのですが)

たった一つの予防法

そして最後に消耗パーツの寿命を伸ばし、ゴリ感をなるべく発生させないための予防法について。
その方法はもう単純にたった一つで、「油分を切らさないこと」に尽きるのではないかと思います。

私は以前ソルトでもベイトを多用していたのですが、淡水に比べ驚くほど早くゴリ感が出てきます
錆びたかと思いきや意外とそうでもなく、分解しても見た目には原因が分からなかったのですが・・・。
メイン&ピニオンを替えると巻き心地が戻り、結局ギアの摩耗だったという事が何度もありました。

なぜこんなことが起こるかというと、原因はグリスの流失にあると考えています。
ソルトでは釣行後、錆びないように必ずシャワーでリールを洗うことになると思うのですが・・・。
特にベイトリールは構造上必ず内部に水が入るので、それによってグリスが流れ出してしまうわけです。
そしてグリスが切れた状態で巻くとギヤは簡単に摩耗してしまい、早ければ1~2か月でもうゴリゴリという事も経験しました。

それから最近はソルトで使わないので大丈夫だろうと油断していたのですが、実は今年の梅雨にやられてしまいました。
雨の日もしっかりと浸水するらしく、8月頃にはもうクランク用とスピナベ用の2台がゴリッゴリになってしまったのです。

 
ではどうすれば良いかというと、これはもうこまめなグリスの補充につきます。
メイン&ピニオンギヤを中心に、上記のベアリングをこまめにグリスアップしておくだけで飛躍的に寿命は伸びます。
面倒な場合は“プレミアムグリス(旧デュラエース)”などの固いグリスをギヤに塗っておくと長持ちしますが、ベアリングに塗ると猛烈に回転が重くなるので注意が必要。
ちなみに浜名湖のソルトで使っていた時は、1~2か月に1回程度のペースで分解&グリスアップを行っていました。

(ちなみにゴリゴリする”“に補充するのが絶対で、ゴリ感が出てからでは手遅れです。。。)

というわけで巻き物好きなら必ず経験するであろう、“巻きゴリの壁”について書いてみました。
逆に言えば撃つ釣りしかしないアングラーの場合、「巻きゴリって何?」と不思議に思われるかもしれませんが・・・。
年がら年中巻いてきたクランキン・ジャンキーな私としては、どんな高剛性リールを使っても避けられない“宿命”だと思っています。
確実なのはもちろんメーカーオーバーホールですが、寿命が全然違ってきますのでご自分でも少しメンテナンスに気を使ってみてはいかがでしょうか。

メーカーOHの案内(シマノ)

 
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