9Aug
キムケンさんプロデュースで大人気のフロッグ、「スリザーク」。
やっとの思いで入手し使ってみると・・・ドッグウォーク出来ない!?
振りにくい首を振らせるためのコツと、その効果について考えます。
ドッグウォーク出来ない!?
キムケンさんプロデュースで大人気のフロッグ、「スリザーク」。
やっとの思いで入手し、使ってみた第一印象は・・・「ドッグウォークさせにくい」でした(汗)。
ちなみに私、ペンシルベイトや他のフロッグは普通にドッグウォークさせられます。
しかしスリザークは、一定のリズムで左右に首を振らせるのがどうしても上手く出来ませんでした。
コツは「ライン角90°」
というわけで、製作者さん本人のムービーを見てみる事にしました。
ここでなるほどと思ったのは、「ロッドとラインの角度を90°に保つ」事と、「ラインは手元まで水面にベタ付けしておく」という2点でした。
ペンシルでもフロッグでも、上手くルアーに首を振らせるコツは「アクション後にラインテンションを抜く」という事に尽きると思います。
しかしPEラインを使うフロッグでは、伸びが無い分ラインスラックが抜きにくくなっています。
空中にラインがあると、ラインの重さでルアーを少し引っ張ってしまいますので、ティップぎりぎりまで水面にラインをのせておく必要があります。
そのためにライン角を90°に保っておくと、しっかりとラインスラックを出すことが出来るというわけです。
(詳しくは上記動画を見てみて下さい)
そしてこの2点を忠実に守る事で、やっと綺麗にドッグウォークさせられるようになりました。
左右に振りにくいものを、無理やり振らせる
で、なぜこんなにも首を振りにくいのか?と考えると、これもやはり動画中に答えがありました。
ボディの横に凹みがあって水の抵抗を受けやすいため、そもそも横方向に動きにくい形状になっているのだそうです。
なぜわざわざ動かしにくい形状にしているのか?
非常に疑問だったのですが、これは「水押しを強くする」ための工夫なのだそうです。
どういう事かというと、抵抗の強いものを無理やり動かすことで、水を大きく掻き回し、大きな波紋を立てる。
それによって静かでありながら強いアピールをする・・・ということのようです。
この「水押し」は、自分にはその効果のがまだ良く分かっていませんが、キムケンさんがルアーメイキングにおいて非常に重視している点のようです。
水面を滑るように、軽快なドッグウォークをするのが良いルアーと思っていた私にとっては、まあまあの衝撃でした。
フッキング率は良好
そしてフロッグで問題となるフッキング率ですが、これはかなり優秀だと思いました。
ボディ素材がかなり柔らかく作られていて、フックポイントが露出しやすい。
少なくともボートからはとても使いやすい特性だと思います。
ラビットゾンカーは飛距離にメリット
テールには一般的なラバーでは無く、ラビットゾンカーと呼ばれるウサギの毛が付いています。
このラビットゾンカー、キャスト時は水を吸ってボディに密着し、後方ウェイトとしての役割を果たすそうです。
そのためか、このサイズ・ウェイトとしてはかなり飛距離が出るように感じます。
フロッグゲームに目覚めさせてくれた、「釣れるルアー」。問題は入手のみ
恥ずかしながら私、キムケンさんがフロッグを流行らせるまでほとんどやったことがありませんでした。
何となくフロッグというとイロモノ的な釣りで、「いやいやバスのメインベイトは蛙じゃないでしょ」ぐらいに思っていました。
しかし「獲るためのフロッグゲーム論」の一言で、一気に世界観が変わったのです。
・・・「フロッグは、カエルでは無い」。
そうか、これは引っかからないペンシルなんだと思えてから、自分の中でフロッグはとても好きなルアーになりました。
ウィードの多い琵琶湖南湖を攻略する上で、今では欠かせない存在になっています。
そんな素晴らしいスリザークなのですが、唯一の問題は入手の困難さ・・・。
釣具や巡りをしても、ネットショップを回っても、なかなかGETする事が出来ません。
最初の1個を延々と使い続けているのですが、さすがにもう針先がなまってきてしまいました(汗)。
というわけで、今ではメインフロッグの座を降りているスリザーク。
大人買いしますので、デプスさんにはバンバン生産して頂きたいところです・・・。
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