1Sep
近年、怒涛のリールラインナップ拡充を進めるシマノ。
注目度の高いスタンダードベイト3兄弟ですが、あまりにも似過ぎ??
というわけでシティカ・クラド・スコーピオンの違いに迫ります。
●エントリーモデル豊作!しかしその違いは?
2014-15年、シマノは怒涛のエントリーモデルのベイトリール拡充を計ってきました。
まずはお馴染みのスタンダードベイトリール、14スコーピオン。
そしてアメリカで人気のグローバルベイト、クラド。
(シマノHPより)
そして新登場のエントリーモデル、シティカ。
ラインナップが豊富なのはいのですが・・・この3機種、一体何が違うのでしょうか?
●共通ボディで同一スプール、実質上は「ほぼ同じ」
さてこの3機、200サイズの同一の高剛性アルミ製HAGANEボディを採用する兄弟機と思われます。
スプールも20lb-100mの大容量スプールで統一されており、その他X-SHIP、SVSインフィニティ、S3Dスプール、自重など各機能も全く一緒。
見事なくらい、「ほぼ同じリール」と言っても過言では無いでしょう。
(エクスプライドとゾディアスのような、「ブランク同じでガイドとグリップが違う」みたいな感じでしょうか・・・)
●違いその①:ベアリング
数少ない違いの1つ目は、ベアリングの数と種類です。
スコーピオン:ベアリング7個(全てS A-RB)
クラド:ベアリング5個(そのうち3個がS A-RB)
シティカ:ベアリング5個(S A-RBは無し)
このうちスコーピオンは、全て錆に強いS A-RBを採用していますので、ソルトで使用するならスコーピオンが良さそうです。
●違いその②:ギア比
そして次に大きな違いが、ラインナップされているギヤ比です。
基本はノーマルギアとハイギアの2ラインナップですが、クラドのみパワーギア(ローギア)とハイギアの設定になっています。
抵抗の重いヘビースピナーベイトやディープクランクを使う方には、パワーギヤは嬉しい設定ではないでしょうか。
(何せ、カルカッタコンクエストなど高級機にしかなかなか設定がありませんので・・・)
しかしボディその他が共通であることを考えれば、おそらくシティカ&スコーピオンにも部品流用可能と思われます。(未確認ですが)
ギアだけ部品で購入して、後から組み込むという手もありそうです。
●違いその③:色と値段
そして最後は、色と値段。
色は一目瞭然なのでお好みで・・・。
定価については、
スコーピオン:27000円
クラド:25000円
シティカ:21000円
となっており、実売価格の差は僅かなのではと思います。
▼エントリー機だがヘビー寄り。国内でこのラインナップはどうなのか?
というわけで3機種の選び訳としては、
ソルトで使用→スコーピオン
パワーギアが必要→クラド
価格重視→シティカ
といった所になると思います。
しかし個人的には、エントリーモデルに20lb-100mの大型リールを充実させることに疑問があります。
この位のスプール重量になると、おそらく使いやすいルアーウェイトは3/4oz以上。
最低でも1/2ozは無いと投げ辛いのではないかと思います。
尚、スプール総重量と最適なルアーウェイト範囲については、下記記事を参考にしてください・・・。
関連記事:【【永久保存版】スプール重量一覧表と、ベイトリールセッティングの秘訣】
ともあれ、国内でのスタンダードな釣りを考えると、ヘビー側に寄り過ぎているように思えてなりません。
日本で使われる事を考えると、おそらく多用されるのは3/8~1/2ozクラス。
するとスコーピオンの前モデルにあった100サイズ(32mm径)や、メタニウム(34mm径)クラスが最もフィットするのではないでしょうか。
関連記事:【シマノ・13メタニウム インプレッション①】
今後は、その辺りの国内向けサイズのエントリー機の拡充を期待します。。。
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コメント
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2016年 2月 22日トラックバック:悩める16スコーピオンのジレンマ
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2016年 3月 30日トラックバック:[D]10年使えるスタンダードベイト、
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