19Oct
大人には、「頑張る権利」は無い・・・?
我々大人が競技に取り組む時、まずぶつかるのが「環境の壁」。
いつか見た夢に取り組むために、今本当に必要な事を考え直します。
頑張る権利
大人がスポーツなどの競技に取り組む時、誰もが「環境の壁」にぶつかると思います。
子供の頃の部活動は、とにかくその競技に全力を傾けていれば良かった。
部活の時間は嫌でも毎日確保されていたし、家に帰れば夕食が用意されていました。
必要な事はただ一つ、「頑張る」という事だったように思います。
しかし大人になってからは、仕事を片付け、家事をやりくりして、時間を作り出さなければ何も始まりません。
「試合に向けて頑張るので、今日は定時退社します」と言って残業を放棄しようものなら、そのまま永久に退社する羽目になりかねません。
大人には、「頑張る権利」は与えられていないのだと思います。
ですので自分で工夫して、頑張れる環境を整える必要があります。
才能とかセンス以前に、まずどんな仕事を選び、家庭をどうマネジメントするのか。
オトナの競技は、そこから始まると言えるのではないでしょうか。
トーナメントの魅力
ところで私は3年前から、浜名湖オープントーナメント(HOT)というソルトのトーナメントに出場しています。
浜名湖であまりにも釣れなかったため、ちょっと勉強して来よう・・・と考えたのがきっかけでした。
しかしそれを機に、今まで知らなかった深い釣りの世界に気付くことが出来ました。
ポイントが分かったとか、テクニックが上達したとか、そういった小手先の変化だけではありません。
それ以上に、釣りへの取り組み方自体が劇的に変化したのです。
(詳しくは過去記事↓をご覧ください)
関連記事:【そして始まる長い旅 – トーナメントが教えてくれた事】
それは十数年間釣りを続けて来ても、1人では決して気付く事の出来なかった世界でした。
トーナメントを経験しなかったら、この先何十年続けたとしても、一生知らずに終わってしまったのではないかと思います。
バストーナメントへの憧れ
トーナメントと言えば、まずバスフィッシングが代表格と言えると思います。
HOTの参戦者の中にも、過去にJBなどで活躍した選手が何人も顔を揃えています。
しかし私自身は、基本はバサーでありながら、バストーナメントは全くの未経験なのです。
昔から、トーナメントへの憧れはありました。
卒業文集か何かに、「将来の夢:バスプロ」と書いた覚えもあります(笑)。
しかし儚い夢が現実の波に飲まれてからは、自分とは関係の無い、遠い世界の出来事としか思えなくなっていたのです。
けれどもこの歳になってから、アマチュアとして愉しむトーナメントへの取り組み方に、ようやく気付く事が出来ました。
だとしたら・・・バストーナメントという少年の日の憧れを現実にするのは、今じゃないかと思えて仕方なくなってきたのです。
JAPAN B.A.S.S. NAITION(バスオブジャパン)
バストーナメントの本場は、やはりアメリカ。
その中でも最大の競技団体が、ご存知B.A.S.S. です。
そのBASSMASTERシリーズのシーズンを締めくくる最大のビッグイベントが「バスマスタークラシック」。
過去に大森選手が優勝した事でも有名ですが、何とこの大会の出場権が、日本に居ながらにして得られるトーナメントがあります。
それが「JAPAN B.A.S.S. NAITION(バスオブジャパン)」です。
(詳しくは過去記事を参照ください↓)
関連記事:【バスマスタークラシックへの扉 – JAPAN BASS NATION (バスオブジャパン)とは?】
もちろんその道のりは簡単では無く、ここからバスマスタークラシックに出場できた選手はこれまでで1人だけだそうです。
しかし、ゼロではありません。
こんなに夢のあるトーナメントが、一体他にあるでしょうか?
内戦勃発!!
早速野尻湖で行われたバスオブジャパンンの試合を見学し、「自分がやるべき事はこれだ!」と興奮して帰ったその日。
意気揚々と語りまくる私に・・・ついに妻がキレました。
最近、このブログに釣行記が少なくなっている事にお気づきの方がいらっしゃるかもしれません。
その理由は・・・阿鼻叫喚の内戦が勃発していたからに他なりません(泣)。
しかし冷静に考えたら、やっぱり悪いのは自分だと思います。
ここ数年の年間釣行日数は、大体50日前後。
つまりほぼ毎週なわけで、アマチュアアングラーとしては、相当好き勝手やっていると言われても仕方ありません。
とはいえ、その多くは自宅から徒歩45秒の浜名湖への釣行でした。
しかしバスオブジャパンのトーナメントは、北は檜原湖から西は旧吉野川まで・・・。
ほぼ全国、といっても差し支えない規模になっています。
(年ごとに会場は変わりますし、さらに各ディヴィジョンに分かれる・・・という面はありますが、広い事は確かです)
そこに来て、我が家には幼い子供たちが暴れまわっており・・・これが一番の決め手になりました(泣)。
オトナの競技は、環境作りから
オトナの競技は、まず環境作りから始まる。
その現実を、今ヒシヒシと感じています。
大人には、競技を「頑張る権利」は与えられていません。
それはすでに、子供時代に使い果たしてしまいました。
だから努力と工夫で、頑張れる環境を創り出す必要があるのだと思います。
という訳で来シーズンは、再来年に向けての参戦体制を整える事に力を入れたいと思っています。
出来る範囲でローカルトーナメントに参加しつつ・・・今は耐えるべき時と考えます。
けれども、こんな大人になっても、親父になっても、夢や目標を持って頑張れるという事は、本当に幸せな事です。
それを教えてくれた「釣り」と、そしてそれに関わる全ての人々に感謝しながら、黙々と下準備に取り組みたいと思います。
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コメント
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2018年 1月 02日
初めてコメントさせて頂きます。
hebinuma古澤氏のFBからこちらのブログに目を惹かれ拝見させて頂いてます。
拝見させてもらってるのは最近の事ですが、自分の置かれた環境と良く似ている事もあり、親近感が沸きコメントさせて頂きました。
自分も過去にJBのトーナメントに参戦経験がありますが、とにかく環境づくりには苦労しました。時間もお金もそして実力も無く、結局泣かず飛ばずで逃げるように辞めた感じです。35歳で結婚と同時に長女が誕生。その後二人追加して現在45歳で三児の父となりました。 子育てに奮闘しながらバスフィッシングから離れること6年。
リールパーツメーカーHEDGEHOG STUDIOの社長から突然の電話を頂き、どうゆう訳か現在フィッシングパーツ工場として、釣り関係のものづくりを生業とすることが出来ています。 今年からNBCチャプター(エレキ戦)にも参戦できるようになり、小遣いほぼゼロながら釣りに関しては仕事としてお金がかからなくなりました。
なんか自分の事ばかりですみません。
hebinuma古澤氏の好意で自分もブログを構築して頂き、バスフィッシングに関するブログを探していたところこちらのブログにたどり着きました。
非常に読みやすい文章と釣りを自身の目線で深く掘り下げているところがすごくおもしろいと思います。 画像を効果的に使っているところもセンスを感じますね。
なんか上から評価しているようで申し訳ありません。
多くの方に指示されているブログには共通点があるように思います。
今後も楽しみに読ませていただきます。
>カケヅカ ミノルさん
心のこもったコメントありがとうございました。
環境作りに苦心されたとの事、同じ想いをされた方がいらっしゃったのだなと、胸が熱くなりました。
三児の父との事で、さぞかし多くのご苦労があった事と思います。
しかしそれを乗り越えて、仕事という根本から生活スタイルを作り上げ、参戦体制を整えられたとの事、本当に頭が下がります。
私としては、まさにカケヅカさんのようなライフスタイルを目標としたいところです。
また、当ブログを高く評価して頂き、大変恐縮です。
DeeeP STREAMは単なる私の趣味のブログであり、hebinumaさんのようなカリスマと比べて頂くと、あまりにも素人じみていて恥ずかしくなります。
画像も綺麗にしたいと思っているのですが、なかなか・・・(;^ω^)
あくまで趣味のブログですので、それほどPV数を追う事はしていないつもりです。
それよりも、カケヅカさんのように、1人でも共感して下さる方に出会う事が出来れば、それこそがDeeeP STREAMの勲章だと思っています。
kakedzuka.comさんもフォローさせて頂きたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします♩
KenDさん
さっそくの返信ありがとうございます。
もう趣味のレベルを超えて多くの方に影響のあるスゴいブログだと思います。
ただhebinumaもそうですが、影響があるだけにメーカーサポートやスポンサードを
受けにくいかもしれませんね。しかしこれだけのブログを管理され、そして望むものがあればすぐにチャンスは来ると思います。
家族を説き伏せるのは相当な難関だとは思いますがお互い頑張っていきましょう。
私もこの年でまだまだ上を目指していくつもりです。
”好きな事を仕事にすると辛い”といいますが、好きな事を仕事にするのは最高ですよ!
>カケヅカさん
ありがとうございます。拙いブログですが、誰かの心に響いてくれているとしたら、それ以上に嬉しい事はありません。
仕事と家庭が難関ですが、みんな苦労していると思えば、そこからトーナメントがスタートしていると思って頑張れる気がします。
自分もカケヅカさんを見習って、アラフィフになっても「まだまだ上を目指す」と言えるように頑張りたいと思います。
”好きな事を仕事にするのは最高”
それこそが最高の名言です!!!