アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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対決!ジグロッドの2大流派

シビアなロッド性能が求められる、ラバージグの釣り。
ジグロッドには、大きく2つの流派があると考えています。
「棒ロッド系」と「ソフトティップ系」、それぞれの特徴を見てみましょう。

 

●ジグロッドを求めて

「ラバージグ」。
このシンプルなルアーに、みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
漢の釣りビッグバスキラー・・・巻く釣りが大好きな私ですが、何とも言えない魅力を感じる不思議なルアーです。

IMG_20151016_162716

さてこのラバージグ、ディープクランクと並んでロッドへの要求が厳しい事で知られています。
「ジグロッドとクランキンロッドは、専用品が必要」とよく言われますね。

関連記事:【「硬くてしなやか」なディープクランキンロッド、エクスプライド173MH-CR

そんなわけで今回からは、3/8~1/2oz程度のブラシガード付ジグをメイン用途にした、ジグロッドについて考えてみたいと思います。

 

●棒ロッド vs ソフトティップ

さてこのジグロッド選びですが、一筋縄ではいきません。
なぜならエキスパートでも、好みが完全に分かれる傾向にあると思うからです・・・。
ややこしいので大まかに2つに分けてみると、2つの流派(?)があるような気がします。

それが、棒ロッド vs ソフトティップ系

という構図です。

arm-wrestling-567950_640

 

●「クイックな操作性」を最優先にする棒ロッド系

まず棒ロッド系ですが、おそらく代表格・・・というか元祖?と言えるロッドが、おそらくコチラ。

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(つり道具一休さんHPより)

コンバットスティック・「ガニングシャフト」!

90年代、今江克隆プロによる「電撃アワセ」が一世を風靡し、一躍有名になったのがこのロッドでした。
以来、トライアンフガニングシャフト電撃ガンスリンジャー・・・など、時を経て脈々と「電撃」の系譜は続いているようです。

01089110_08
(evergreen HPより)

このガニングシャフトの流れを汲む竿の特徴は、一言で言えば「ガチガチのティップ」だと思います。
テーパー的にはレギュラー~スローなのでしょうが、とにかく凄く硬くて、ティップがほとんど入りません。
そのメリットを挙げてみると、

・フッキングパワーが大きい
・フッキング「速度」が速い
・ジグをキビキビと操作できる
・感度が良い

・・・と言ったところではないかと思います。

スクリーンショット (186)
(「バスフィッシングのシークレット48」より。懐かしい!)

全体として、アクションにせよフッキングにせよ、アングラーの操作がダイレクトに伝わる「打てば響く」系。
しかし逆に言えば、操作のミスを許してくれない、シビアなロッドと言えるように思います。
具体的に書くと、

・バスに喰わせる(吸い込ませる)ために、適度なラインスラックを作っておかなくてはいけない。(ティップが入らないので)
・アングラーが積極的に掛けにいかないと、上手くフッキングできない
・キャストし辛い
・硬いのでバレやすい

などのデメリットがあるような気がします。

そんな訳で、多少の使いにくさは腕でカバーして、クイックな操作性を最優先させた上級者向けタイプ・・・そんな印象を受けるロッドです。

 

●食わせの「間」に重きを置くソフトティップ系

次にソフトティップ系ですが、代表としてこれを挙げさせて下さい・・・。

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(evergreen HPより)

コンバットスティックタクティクス・「タイラント」
(写真はHDですが)

言わずと知れたジグ番長、菊元プロの右腕ですね。
(現行モデルはヘラクレスに移っていますが・・・)

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(菊元プロのブログより)

このソフトティップ系のメリットは、棒ロッドのほぼ逆で、

・ティップが入ってくれるので、バイト時に「間」を取って喰い込ませやすい
・ルアーを動かし過ぎず、ウィードやストラクチャーにジグを掛けて「持たせ」やすい
・キャストしやすい

・・・と言ったところになるのではないかと思います。
ですからジグのエキスパートだけでなく、初~中級者にも扱いやすい気がします。

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逆にデメリットを挙げてみると、

・アクションさせる時に動きがモッサリする
・即アワセし辛い(ので、充分食い込ませてからアワセる事になる)
・ややフッキングパワーが低め

・ウィードをパシっと切ったり、ストラクチャーから素早く外したりし辛い

という事になるのではないでしょうか。

全体として、ウィードやストラクチャーへのコンタクトをタイトにし、吸い込ませる「間」を取って掛けるタイプのロッドなのかなと感じています。

 

▼エキスパートでも分かれる判断。あなたの好みは???

以上のように、「棒ロッド系」「ソフトティップ系」に分けて、ジグロッドを大きく種類分けしてみました。
これは今江プロ、菊元プロで意見が分かれるように、どちらが良いと言い切れるものでは無いと思います。

つまり個人の好み・フィッシングスタイルによりけりなのですが・・・そうは言っても、なかなかどうロッドを選んで良いのか迷う所ではないでしょうか。

という訳で次回は、私自身が試行錯誤して来た過程と、辿り着いた1本を紹介したいと思います。お楽しみに!

次の記事:【栄光の「電撃アワセ」と挫折の歴史

 

 

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