アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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[D] 「シーズナルパターン」は死んだのか


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青木大介プロ渾身のベストセラー、「適材適所のルアーセレクト」
超・刺激的なその内容は、これまでのセオリーを全否定!?
最強トーナメンターの思考回路は、意外なほどに純粋でシンプルなものでした・・・

 

シーズナルパターンを無視

現在、日本最強トーナメンターの名を欲しいままにする青木大介プロ。
その話題の著作、「適材適所のルアーセレクト」を読んでみました。

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「巻きものでサーチするな」

「ルアーを絞るな」

「パターンは結果論だ」

・・・等々、非常に刺激的なメッセージが飛び交う本書。
これまで自分が信じて来たバスフィッシングが、根底から覆されるような衝撃を受けました。

その中でも特にショックだったのは、パターンフィッシング、特にシーズナルパターンについてはほぼ完全に否定されていた点です。

季節ごとのバスの動きは”シーズナルパターン”と呼ばれる。しかしその知識だけでバスが釣れる事は、ハッキリいってほとんどない。

 

春にスポーニングを考えない

近年では、シーズナルパターンという考え方が風化している事は聞き知っていました。
提唱者である田辺プロでさえ、「近年ではシーズナルパターンを追わなくなった」とハッキリ明言されています。

(動画の1:00くらいからのところです)

確かに、昔のテキストに書いてあるようなシーズナルな動きを考えてみても、実際の釣果には繋がらない経験が多かったように思います。

スクリーンショット (238)-min (1)
(そうは言っても、今でも私にとっては大切なバイブルですが・・・)

そんな訳で、私もあまりパターンフィッシングにこだわり過ぎないようにしようと心掛けては来ました。
しかし青木プロの思考回路は、そんな次元を遥かに超えていました。
たとえ春でも、スポーニングを考えずに釣りを組み立てるというのです。

IMG_20160118_214359

他の季節はともかくとして、スポーニングは最もストロングな一大イベント
プリなのか?ミッドなのか?それともアフターなのか?という状況の見極めや、「スポーニングフラットを控えたファーストブレイクのコンタクト・ポイント」といったゴールデン・スタンダード(?)。
そういったものすら全否定した上で、「シンプルにフィーディングのバスを釣る」というメッセージには、正直言ってめまいがしてきそうでした・・・。

 

徹底的にバスと向き合う

では全てのセオリーを過去にした上で、青木大介プロは一体どんな釣りを確立したというのでしょうか。
それは本書に繰り返し出てくる、「決めつけない」という言葉に集約されている気がします。

[D] 青木大介はフィネスじゃない!?
圧倒的ウェイトでオールスター2連覇を果たした、青木大介プロ。 異次元の扉を開いたウィニングパターンは、ある意味衝撃・・・。 「フ...

とにかくエリアにせよレンジにせよルアーにせよ、決めつけずに色々試す=魚に問い掛けるという姿勢が、背骨のように最初から最後までを貫いている本書。
それは、所詮人間に分かっている事などごく僅かであり、答えはバスだけが知っている・・・という、実は物凄く謙虚で純粋な姿勢から来ているのかもしれません。

雑誌もインターネットも発達した今、メソッドや釣果情報は世の中に溢れかえっています。
しかし人間が考えたセオリー、あるいはパターンをフィールドに押し付けて考える事は、自らその枠に囚われる事なのかもしれません。
ニュートラルな姿勢でバスだけと向き合う事が、遠回りなようでいて、実は上達への最短ルートなのかもしれない・・・そんな思いにさせられました。

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(Basser2016年1月号より)

昔ながらのパターンフィッシングを根底に抱くアングラーに、破壊的な意識転換を迫る本書。
ショックを受けると思いますが、自分の釣りにイノベーションを求めるならば、必読の一冊ではないでしょうか・・・。

 

 

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