4Feb
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破壊的コストパフォーマンスで大ブレイクした「ストラディック」。
そして今年は待望の軽量バージョン、CI4+がデビュー!
しかし単純に進化したわけでは無く、選び分けには注意が必要です・・・
軽量スピニングの大本命
2016年はNEWリールの当たり年?
その中でもFショーで一際注目を集めていたのがこちら、「ストラディックCI4+」。
昨年、実売1万円台半ばでHAGANEギアなど最新装備をフル搭載して衝撃を呼んだ15ストラディック。
その基本構造を引き継いで、さらに軽量化された待望のスタンダードスピニングです。
(ちなみに↑この記事は、昨年DeeeP STREAMで最も注目されたエントリでした)
メインギアなどの心臓部はストラディックそのままに、ボディに軽量カーボン素材「CI4+」を採用。
それによって20%以上の軽量化を達成しているようです。
(例えば2500Sなら、ストラディックの230gに対し、CI4+では185g)
さすがにこの位軽くなれば、持ってみて明らかに違いが分かりました。
最大の違いは「レスポンスの速さ」
しかしこのストラディックCI4+最大の売りは、本体自重の軽さではありません。
最も重要なメリットは、回転の「レスポンス」。
新開発のマグナムライトローターの恩恵で、回転の慣性が大幅に低減されたそうです。
(ラインローラーの軽量化はもちろん、ベールのチタン化、ローターの薄肉化まで徹底して開発したとか!)
ところで「回転慣性が減った」とは、つまりどういうことなのでしょうか?
一言で簡単に言えば、「巻き始めが軽くなった」という事だと思います。
リールを巻き始める時、回転するローター部分が重いと巻き始めに一瞬、タイムラグが出来ます。
逆に軽ければ、巻き始めてすぐに期待したスピードで巻ける・・・。
イメージとしては、「金属バットは急に振れないけれど、軽い釣竿ならすぐにピュッ!と振れる」と言う感じではないでしょうか。
そしてこれによって、巻いて止めてを繰り返す釣りにアドバンテージが生まれます。
例えばシャッドでキレのある早巻き&ストップ、あるいはライトリグで素早くラインスラックを回収するのに最適な性能ではないかと思います。
(巻き始めが軽いという事は、逆に「止めるのも楽」という事だと思うからです)
ストラディックとの使い分け
しかしこのモデル、決してストラディックを進化させたワンランク上のリールでは無い点に注意が必要です。
確かに価格は上がっていますが、それは性能の上下関係を意味するものでは無く、あくまでも派生モデル。
つまりノーマルのストラディックの方が優れている面もある、と考えるべきだと思います。
軽量ローターで回転慣性が減ったという事は、レスポンスに優れる一方で巻き続ける時は不利になります。
(慣性が大きければ、一旦巻き始めるとローターの重さで回り続けてくれるので、余分な力が要らない)
ですからタダ巻きなどの「巻き続ける釣り」においては、ノーマルの方が向いていると思われます。
というわけで、
・ライトリグ、操作系プラグ(トップとかジャークベイト) → ストラディックCI4+
・巻き物(特にシーバス) → (ノーマル)ストラディック
といった使い分けをしてみると良いかもしれません。
ちなみにツインパワーは・・・「要る」w
こうした点について、フィッシングショーでシマノのリール担当の方に話を伺う事が出来ました。
そして上記の通りの説明を頂けましたので、おそらくこうした理解で間違っていないと思われます。
しかしその中で1つ意外だったのは、「やっぱり巻き物ならストラディックを選ぶべきなんですね!」と質問した時でした。
その時返ってきた答えは、「それも良いんですけど、出来ればツインパワーの方が良いと思います・・・」というものでした。
どちらもHAGANEボディ&HAGANEギアでX-SHIPも採用のハズなのに、なぜ???と、「ツインパワー不要」などというエントリを書いた私は質問しました(笑)。
結論から言うと、カタログ上はHAGANE○×といった同じ表記になるけれども、実際の剛性は結構違うのだそうです。
例えば同じHAGANEギアという表記でも、ツインパワー以上のモデルとはギヤの厚さなどの基本設計が異なるため、やはり耐久性やトルク等は劣るとの事でした。
というわけで私のように、バスだけでなくデカいシーバスやシイラにまで使ってしまう無茶なユーザーには、ツインパワーかステラの方がお勧めだそうです・・・ツインパ買っておいて良かったw!
というわけで各リールの特徴に注意して、自分の釣りに最も適したリールを選んでいただければと思います。
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