12Feb
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軽量化競争の激化するリールの世界。
10gでも、5gでも・・・とにかく「軽い」は正義なのか?
そこに潜む落とし穴に、気付いてしまいました・・・。
リールは軽いほど良いのか
今年は16アルデバランBFS XGや16ヴァンキッシュ、ABUではレボ LTX/BF8など、超軽量リールが続々デビューを果たします。
まるで限界が無いかのように、リールの軽量化がどんどん進む昨今。
技術の進歩には驚くばかりですが、ある日ふと思いました。
「ところでリールって、軽ければ軽いほど良いのだろうか・・・?」と。
重い方が良いことも
そう感じたきっかけは、昨年導入した15アルデバランでした。
その重量、なんと驚異の135g。
ロッドにセットしてみると、まるでリールが無いかのような空気感に、心底驚いたものです。
しかし実釣で使い込んでいくうちに、不思議な感覚に陥ります。
組み合わせたワイルドサイドWSC610Mが、何だかいつもより重いように感じたのです。
トルク重視のブランクなので、確かにすごく軽いロッドと言うわけではありません。
しかしそれにしても、こんなにティップヘビーなバランスだったかな?と首をかしげてしまいました。
そして次にWSC66MLでショートキャストのカバー撃ち(プラグ)を繰り返した時、はっきりと感じました。
重心がティップに寄ったような感覚で、正確なアキュラシーキャストが非常にやりにくかったのです。
なぜこんなことが起きるか?ですが、ロッドを振る際にリールが支点になっているからではないかと思います。
おそらくある程度の重さがある事で、支点が安定し、手元がブレにくくなる効果があるのではないでしょうか。
そう考えると、リールはとにかく軽ければ良いわけでは無く、合わせるロッドによっては逆に重い方が良いこともあるのではないかと思ったのです。
軽いリールをわざわざ重くする
しかし現実問題として、使うロッドに合わせていちいちリールを換えてはいられません。
そこで思ったのですが、重さを調整するためのバランスウェイトが手元(グリップエンドでは無く)にあったら便利ではないでしょうか?
(血道を上げて1gを削り続けてきた技術者の方としては、気が狂いそうになるでしょうが・・・)
軽いリールをわざわざ重くするって、頭大丈夫かと言われそうですが・・・「手元バランサー」、アフターパーツメーカーさんが作ってくれないかなぁ。。。
(あったら絶対買いたいです。すごく高価でなければ・・・w)
ところがヴァンキッシュは欲しい
・・・と、これ以上軽量なリールは要らない!的な事を書いておきながら、実は16ヴァンキッシュが欲しくなっています(苦笑)。
実は私、バス&シーバス用スピニングは1台しか持っていません。
15ツインパワーの3000HGM。
これでバスのライトリグからシーバス・クロダイ、果てはオフショアのシイラにまで流用するという無茶苦茶な使い方をしています(爆)。
そして1シーズン使いまくって壊れていないという素晴らしいリールなのですが、本音を言うとちょっと重量が気になっています。
ソルトの時は良いのですが、バスのライトリグをやる際は、さすがに265gは少し重い。
もちろん出来なくはないのですが、軽量ロッドと合わせるならヴァンキッシュ3000HGMの210gに魅力を感じてしまいます。
何にせよ、リールはとにかく軽いのが正義!・・・と言うわけでは無く、かと言って重過ぎるのもNG。
合わせるロッドや釣り方によって、最適な重さのバランスがあるのではないかと思う今日この頃です。
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コメント
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2016年 2月 13日
村上晴彦さんが言ってました。
リールは軽ければ軽いほどよくて、ロッドのバランスの悪さをリールでカバーするのはホンマは間違いやと。
>fmさん
コメントありがとうございました。
「リールは軽ければ軽いほどよい」・・・そそそ、そうなんですか!Σ(゚Д゚)
軽いロッドだったら軽いリールに合わせられる・・・と言うのは分かるのですが、例えば重いエクストラヘビーロッドであっても、バランスが良い竿なら軽量のアルデバランにマッチし得るのでしょうか・・・。
うーん、村上さんに訊いてみたいです!
ともかく情報ありがとうございました<(_ _)>
ロッドだけでバランスが良ければ軽いリールを付けて総重量が軽い方がいいですからね。
ちなみに年末のシーバス研究所の藤澤さんのニコ生に出演してた時に言ってました。
こんにちは。
村上さんはロッドもリールも携わられてますもんね。
開発者としては、「リールはもちろん軽い方がいい、そしてどのリールを乗せても、バランスの良いロッドがいい」と言うことでしょうか?
かくいう私も、村上さんが好きでハートランドをメインに使用しています。
お会いできたら、質問してみたいですね。一誠さんの事務所は自宅から割と近いのですが、あまり村上さんを目撃した事が無いですね…。
それに近いかと思います
そうなのですか・・・。
ハートランド、気になって来ました(^^)
いや、たぶん本当の理想はそこだという話だと思います。
ハートランドがそうかと言われればわかりません。
でも浜スペはそれに近かった記憶がありますが。
>fmさん
なるほど、そこが求めるバランスの終着点・・・というわけですね。
確かにそれが実現できれば凄いですね(^^)
いつもブログ拝見させていただいています。
今回の記事について、一つ質問させていただきたいのですが、
店頭でロッド購入を検討する場合、自分の使っているリールをつけさせてもらったりしますか?これをお願いすることは、非常識でしょうか?展示品=販売品という釣具屋が多いもので。
今まで15年ほど新しいベイトリールを買い換えたことがなく、昨年初めて買い換えを検討したさいに、170gなどのリールの軽さに驚いてしまい、即購入しました。
しかし、今まではリールを軸にキャストをしていたので、キャストの感覚の違いが未だにしっくりこない状況です。。。
>ぽん太さん
お気持ち、凄く分かります。
希望的観測としては、あまりキツく締め込み過ぎないなど注意すれば許されるのでは・・・と思いたいところです(;´∀`)
お店によって対応はマチマチでしょうから、こればかりは聞いてみるしかないかと思います。
「正確なアキュラシーキャスト」って「正確な」と「アキュラシー」の意味がかぶっていますね
ご指摘の通りですね(;´Д`)
こんにちは、最近のリールの進化には驚きますが軽量になれば良いと思っているなんちゃって君が多いような気がします。要は、竿+リールのバランスなんですよねー でっかいスイムベイトをアルデバランと太い竿で投げますかって話です。軽いルアーをアンタレスと軽い竿で投げますかって話です。後はそこ20〜30gの重さで釣果に影響するならその人はヘタですね。私はあなたの味方です。
コメントありがとうございました、竿とリールのバランス、まさにその通りだと思います(^^♪
いつもブログ拝見させていただいてます
自分はベイトフィネスやフィネスフィッシングのシーンではタックルはとにかく軽ければ軽いほど最高にイイと感じております・・・(最近の竿は重すぎる気がしてます スティーズやグロリアスとか・・)
しかし、一方でヘビーな釣りではタックルバランスを整えるために重いリールで重心を整えたほうがキャスト性能と疲れがでにくいような気がしてます
タックルバランスが結局重要なので、適材適所が大切ですよね!
いつもありがとうございます!
こんなマニアックなブログを、女性アングラーの方にも見て頂けているとは光栄です(≧▽≦)!
仰る通りタックルバランスは「適材適所」で、私がメインにしている7ft以上のロッド&16lb以上のラインの釣りですと、もっと重いリールが欲しいなぁ・・・と感じてしまいます。
ただしご指摘の通り、フィネスフィッシングのシーンではまさに「軽さは正義」で、バランスが大切なのだと思います!
後は個人の筋力や体格も無視できない要素だと感じておりまして、いくつかアメリカンタックルも使いましたが重くて使いこなせませんでした・・・(;^ω^)
どうしても男性目線の記事が多くなってしまうと思いますので、今後ともフォロー&ご意見の方を頂けると嬉しく思います!