アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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[D] 最高に中途半端!?バスが語るディープX300の名作ぶり

4mダイバーの代表的名作、“DEEP-X300”
しかしその特徴は、最高に中途半端だった?
実績のみが真実を知る、名作の理由をシェアします。

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名作4mダイバー”ディープX300″

みなさんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
急速に秋が深まりゆく今日この頃、クランカーの皆様はソワソワし出しているのではないでしょうか(笑)。
そう・・・待ちに待った、ディープクランクの季節がやってくるのです!

20140514_054904

そんなわけで今回は、私の大好きな4mダイバーDEEP-X300(megabass)について書いてみたいと思います。

▼DEEP-X300 スペック

サイズ:75mm
ウェイト:3/4oz
潜行深度:4.0m+α(フロロ14lb使用時)
潜行角:普通
ウェイト:重心移動
サウンド:ワンノック(ゴトゴト音)
浮力:普通
純正フック:前後#4
スプリットリング:たぶん前後#3
フックアイ:前は縦、後ろは横向き

deep-x300

 

名作ディープダイバーたちの特徴

ところでこれまで紹介してきたフェイバリット・ディープクランクと言えば、まずはマッドペッパーマグナム
豪快なその名前に反し、泳ぎはタイトで繊細そのもの。
ある意味で、5m潜るシャッドと言っても過言では無いように思います。
(ただしニーリングせず、普通にフロロ14lbでキャストしたら4.5m強くらい)

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豪快に見えて精緻
なんだか林圭一プロの人柄も忍ばせるようなこの不朽の名作は、もちろん今でも1軍の現役クランクです。

しかし近年の琵琶湖南湖では、晩秋でもかなりウィードが残るようになってきました。
そんなエリア環境の中で、マッドペッパーでは少しレンジが深過ぎると感じるシーンが多くなってきたのです。
というわけでここ数年、出番が非常に増えたのがブリッツMAX-DR“(OSP)

IMG_20151121_141234

クラス随一のハイレスポンスで、シャロークランクさながらのキビキビとした動きを見せてくれる4mダイバーです。
高浮力と固定重心の相乗効果は素晴らしく、ウィードに当ててほぐし、浮かせて食わせるといった使い方には最高。
琵琶湖の王道テクニックである「ウィードコンタクト・クランキング(ライザークランキング)」では、個人的にファーストチョイスのディープクランクとなっています。

 

最高に中途半端?

ではそうした名作クランクたちと比べた時、ディープX-300にはどんな凄い特徴があるのでしょうか?

個人的に使い込んだレビューとしては・・・まず結構良く飛んでまずまず潜り、ややおとなしめのウォブンロールアクションでしっかりと泳いでくる。
超ハイピッチというわけではないけれど、レスポンスもそこそこで浮力も確保されています。
軽めの引き抵抗の割には、手元にまずまず振動が伝わる使いやすいタイプ。
うるさ過ぎないワンノック音も含め、どれをとっても適度なバランス・・・といった印象を受けました。

deep-x300megabass

しかし、これってつまり・・・全然「コレ」と言った特徴がありません

良く言うならば、どの要素をとっても欠点が無く、全てが高いレベルでバランスされています。
しかし悪く言うならば、何をとっても中途半端・・・ある意味「オール4」的で地味な優等生タイプ。
正直に明かすと、使い始めた頃は「特徴が無くてつまらないクランクだなぁ・・・」と思っていましたw

ところが実際に使ってみると、本当に使いやすくて空気のように自然と投げ続けられる。
そして何よりも、結果として魚からの答えが返ってくる・・・。
実際にバスが多く釣れるという結果こそが、このルアーの本当の素晴らしさを教えてくれるのだと思うようになりました。

というわけで、ディープクランクを深めにウィードにコンタクトさせる場合はブリッツMAX-DR
それより少し上、ウィードトップを掠めたり軽く触れさせる程度のレンジを巻きとおす場合は、DEEP-X300をメインに使用しています。

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それにしても、ルアーと言うのは本当に奥が深いと思わされるのは、まさにこういう時です。
例えば超ハイピッチだとか千鳥りが凄いとか、分かりやすい特徴のあるルアーはアングラーとして凄く興味を引かれます。
しかし使い込んでいくと、特徴の薄い地味なルアーが、結局は一番良く釣れる・・・という現象は、往々にして経験するのではないでしょうか。

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レスポンスやアクションのピッチなど、ルアーには様々な要素があります。
しかしそれは単に良い悪いでは無く、結局は「どこが適度か?」という、程度の問題なのだろうと思います。
その意味でDEEP-X300は、絶妙に適度なバランスを突いていると言えるのではないでしょうか。

人間に分かる理屈がどうこうとは違う、ブラックバスの「実績」が語る名作ルアー。
最高に中途半端なディープクランクを、この秋ぜひキャストしてみてはいかがでしょうか。

 

 
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