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アウトドア&フィッシング ナチュラム

冷静と情熱のスケッチ – 林圭一プロとマッドペッパーなエピソード

林圭一プロ、突然の訃報!
日本を代表するレジェンドの残した、数々の贈り物。
きらめくエピソードのかけらを、1つ2つ拾い上げてみたいと思います。

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林圭一プロの訃報

SNSで情報が飛び交っているのでご存知の方が多いかもしれませんが、ケイテック代表の林圭一プロが亡くなられたそうです。

 

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(ケイテックHPより)

黎明期から国内バスフィッシングを支えてきたレジェンド
日本を代表するフリッパー
そして世界的なルアーデザイナー・・・。

氏を形容する華やかな肩書は、とても言い尽くせるものではありません。
しかしその人となりは、静かな言葉や仕草の中に、誰よりも熱い思いを秘めた職人気質のプロだったと聞きます。
一度で良いから、その世界一美しいと言われるフリッピングを見てみたかったです。。。

 

冷静と情熱のスケッチ

残念ながら、私は林プロに直接お会いしたことがありません。
しかしその緻密な観察眼釣りにかける想いにいつも感銘を受けていたのが、氏の更新されていたコラム、「FLIP MY MESSAGE」です。

 

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とても詳細なメソッドやルアーの解説がされている、宝の山のようなこのコラム。
そこにたびたび登場するのが、林プロ直筆のスケッチです。

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とにかく詳しく、そしてあくまでも精緻。

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透徹したプロの観察眼の中に、バスフィッシングへの深い愛情を感じずにはいられない数々の名作。
これはもう、378回全てに目を通すべき日本バスフィッシング界の至宝と言えるコンテンツだと思います。

 

マッドペッパーな逸話

そして私は知らなかったのですが、林プロにはマッドペッパーマグナムにまつわる有名な逸話があるのだそうです。

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亀山フリッパーのカケヅカさんのところで拝見したのですが、1992年のJBバスオブザイヤー争いでのエピソード。

当時最終戦までタイトル争いをしていた今江プロと林プロ。
最終戦の琵琶湖で優勝してタイトルを獲得した今江プロのウイニングルアーが、林プロの送ったマッドペッパーマグナムだったという。

その年、ランキング暫定1位の今江プロに、僅か数ポイント差で肉薄した林プロ。
運命の最終戦を前に、当時ティムコの開発をされていた林プロが今江プロに送ったルアーが、当時プロトだった「マッドペッパーマグナム・ゴーストアユカラー」

545a0a1ec6659ecc7b4a03711d5f469a(「バスフィッシングのシークレット48」より)

栄光の「電撃アワセ」と挫折の歴史
ジグロッドをディープに考える特集、第2回。 ジグと言えば「電撃アワセ」!と思っていた私。 これまで辿って来た、挫折と失敗の歴史を...

今江プロはそのルアーを溺愛し、本番はマッドペッパーとの心中を決意。
下物のニーリングで引き倒した結果、ブッチ切りの優勝を飾った・・・という、JB史に残る名試合だったとか。

最終戦を前にタイトルを争っていたライバルに、不利を承知でそのルアーを送る。
優勝のコメントで今江プロは、
「林プロの男気に答えて全力でたたき切った」
と語ったという。

そしてマッドペッパーマグナムは、日本の誇る世界的なディープクランクとなった・・・という事なのだそうです。

そんな逸話を目にすると、先のスケッチと共に、氏の人柄にあらためて思いを馳せずにはいられなくなってしまいます。。。

 

生きる伝説

林プロの手がけた数々の銘品を、実は私はあまり使った経験がありません。
なぜならワーム自体をそれほど使っていないからですが・・・マッドペッパーマグナムは違います。
これは私自身が最も多くのバスを手にしてきたディープクランクで、特別な思い入れのある名作だからです。

中古ショップにたくさん並ぶなど、最近では「昔のルアー」扱いされる事も多くなっていると感じます。
しかし私の中では、今でもトップクラスの実釣能力を備えた、不動の一軍ディープクランクに間違いありません。
そんな“生きる伝説”マッドペッパーを語らずにはいられない!・・・という事で、次回はこの名作についてお話ししたいと思います。

最後になりましたが、林プロのご冥福をお祈りいたします。
これまでのご活躍、本当にありがとうございました。。。

※追記:次回記事UPしました↓

<実はクランクじゃない!?>マッドペッパーは、マグナムな”シャッド”だと思う
林圭一プロの育てた伝説的ディープクランク、マッドペッパーマグナム。 個人的にも思い入れの深いこのルアー、実はクランクでは無い!...

 

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    • Tommy
    • 2016年 2月 29日

    突然の悲報でしたね。

    90年代にジグのカバー撃ちにドップリ浸かってたころのケイテックの登場は衝撃的でした。
    当時の市販品のラバージグに不満を覚え初めていて、理想のジグのイメージがはっきりし始めた時に”ジグフリッパー”林圭一が会社を立ち上げ、しかも第一弾製品がラバージグと聞いて期待で興奮してたのを思い出します。
    登場したラバージグ モデル1は理想のイメージにあまりにもピッタリで狂喜したものです。その後に登場したカスタムトレーラーには完全にヤラレましたし。

    クランクで言えば、林氏がプロデュースしたフェンウィック アイアンホークシリーズ(昔のグラス素材のクランキンロッド)を揃えて、巻物は”グラス+PE”の図式になったのも氏の影響です。

    かつて林氏が愛した牛久沼で追悼の釣りをしてこようと思います。

    • >Tommyさん
      コメントありがとうございました。
      モデルⅠは心酔している愛用者がとても多いように感じます。
      ポークが苦手だった私は、カスタムトレーラーにはだいぶお世話になりました。

      グラス+PEの巻き物は非常に理に適っていると思います。
      私もソルトのシーバスで、グラスの可能性を探るのに大いに参考にさせて頂きました。

      残念ながら牛久沼は未経験なのですが、いつか巡礼に訪れてみたいです。

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