14Nov
投げやすく、乗りやすく、バラしにくい・・・。
実はメリット満載のナイロンですが、“劣化”という弱点も!?
大切な1尾に切られないための、ラインマネジメントを紹介します。
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古くて新しいナイロンライン
皆さんこんにちは、KenD(けんでぃ)です。
さて、どうしても時代遅れ?のようなイメージの付きまとうナイロンラインですが・・・。
そのアドバンテージを、今一度見直すべきでは?という記事を以前書きました。
「巻く」釣りをする際の、投げやすさ、乗りやすさ、そしてバラしにくさ・・・。
分かりやすい例としてソルトのシーバスを挙げましたが、その長所はバスフィッシングにおいても全く変わるところは無いと考えています。
現にアメリカのツアープロは、今でもナイロンラインを愛用する選手が多いと聞きます。
(bassmaster.comより。グラスレイクのチャターはPEが多いようですが・・・)
そんなわけで現在オススメ中のナイロンラインですが、1つだけ大きな落とし穴があります。
と言う事で今回は、ナイロンを使う際の注意点をシェアしたいと思います。
ナイロンは劣化が早い
結論から言うと、ナイロンラインの最大の弱点は「劣化が早い」こと。
水を吸ったり(吸水劣化)太陽光に当たる(紫外線劣化)事で、たちまち強度低下を起こしてしまうのです。
ここまではよく知られているかと思うのですが、では実際どの程度劣化するのか?
ジギング界の超人気カリスマサイト“ジギング魂”さんに、素晴らしい実験結果がありましたのでシェアさせて頂きます。
まず、1日使ったナイロンラインの強度劣化は・・・7%!
(「ジギング魂」さんより。タイトル画像もお借りいたしました・・・<(_ _)>)
そしてそのまま10日間放置しておくと、強度低下はトータルで10%に!
いかがでしょうこの数値・・・想像より高かったでしょうか?それとも低かったでしょうか?
「1回使っただけで、1番手分強度が下がる」(例えば16lbラインなら、14lb程度の強度しか残らない)と考えると、個人的には結構大幅に弱くなるのだなぁ・・・という印象です。
ちなみにこれは、あくまでも「傷が入っていない」場合。
ナイロンは根ズレに弱い事でも知られていますが、紙ヤスリで10往復した実験結果では大幅な強度低下が確認されています。
もしも傷が入っていたら、問答無用で交換ですね・・・。
(「ザラザラになったナイロンリーダーの強度はどのくらい低下しているのか?」より)
ライン・マネジメント
さて、ではこの劣化しやすいナイロンラインとどう付き合えばよいのでしょうか?
これは「どういう釣りをするか」にもよりますが・・・。
もしもライン強度ギリギリの釣りをするのであれば、毎回交換がベストだと思います。
(例えば7lbでは切られてしまうけれど、8lbなら何とか耐えられる・・・と言った状況)
一方、比較的余裕を持った太さで使う場合には2~3回に一度の交換でも何とかなるのではないでしょうか。
(イメージとしては20~30%くらいの強度低下?20lbでも大丈夫だけれど、カバーに入れるので念のため30lbを使う・・・などw)
いずれにせよ危険なのは、「何回も使って○×カ月巻きっぱなし」とか、「いつ巻いたか分からない」といったナイロンをそのまま使う事。
以前これをやらかした私は、「ナイロン20lbだからそうは切れないだろう・・・」と高をくくって、琵琶湖のバスにブチブチ切られて大切なプラグを5~6個無くすという悲劇に見舞われました(泣)。
ナイロンラインは定価も安いですし、150m巻きの製品であれば75m×2回、あるいは50m×3回など分けて使う事も出来ます。
コスト的にそこまで負担にならないと思いますので、大切な1尾を逃さないためにも、こまめな交換をお勧めいたします。
(ちなみに私は浜名湖用にデッドオアアライブ18lbを50m×3回で2回に1回交換しています)
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