30Jan
利き手はロッド?それともリールを巻くべきか??
古くから論争の絶えない「右巻きor左巻き」問題。
合理的な答えと、トッププロたちの実例を分析します!
notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!
右巻き?それとも左巻き?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
今回はフォロワーの方からご質問のあった、「リールはどちらの手で巻くべきか?」について考えてみたいと思います。
まず前提として、右利きの例で話を進めます。
そしていきなりですが結論としては、個人的には全ての釣りで左ハンドルのリールを使用中。
撃つ釣りも巻く釣りも、すべて「右手で投げて左手で巻く」やり方で統一しています。
理由は「持ち替え」
その理由は極めてシンプルで、この方法だとキャスト後にロッドの持ち替えが必要ないからです。
これが右ハンドルだと右手で投げた後、ロッドを左手に持ち替え無ければなりません。
すると巻き始めがワンテンポ遅れがちになり、着水直後のバイトなどに対応し辛くなるのではと考えています。
(ショートキャストのストラクチャー撃ちなどでは、持ち替えによって手返しも悪くなるのではないかと)
※ですので、左利きであれば左投げ・右巻きが良いように思います。
「慣れ」が大きく影響
ただし、この右巻き・左巻きについては世の中に様々な意見があります。
「巻き物の場合は、利き手で巻く方が上手くリトリーブできる」といった話もよく耳にするのではないでしょうか。
そしてこの時最も大きく影響してくる要素は、“慣れ“の問題ではないかと考えています。
私は右利きですが、最初から左巻きに慣れていたので、今では右よりも遥かに左の方がスムーズにリトリーブできます。
しかし最初に右巻きから入ったアングラーが、どうしても左では上手く巻き辛い・・・と感じるのは自然な事だと思います。
もちろんそうした場合に、持ち替えの手間を差し引いても得意な方の手で巻く、という考え方は充分に成立し得るでしょう。
つまりニュートラルな状態から始めるなら「右投げ・左巻き」が合理的だと思うのですが、最終的には個人差の大きい問題ではないかと思うのです。
「利き手で投げない」という選択肢
しかしここまでの話は、全て右手(利き手)でキャストする、という前提に立っています。
ところがトップアングラーの中には、あえて逆手で投げるという戦略を採っているプロも・・・。
バサーオールスタークラシックや艇王のLIVE映像で観た、青木大介選手もその1人でした。
そしてその理由は、「最適な角度でアプローチするため」なのだそうです。
つまりバックハンドでキャストしてロッド操作するのでは、どうしてもアプローチし辛い角度がある・・・。
そんな状況に対応するために、右手でも左手でも自由自在に投げられるようにしているというのです。
また、アメリカのトッププロにも同様の「両手投げ」を使い分けている選手が少なくないそうです。
その主な理由は、「腕への負担の分散」。
年間何百日も釣りを続ける苛酷なツアーでは、テニス肘など故障が頻繁に発生・・・。
その負担を少しでも軽減するために、右投げと左投げを両方実施しているというのです。
そう言われると、確かに両方の手でキャストできるようにするのは非常に合理的な選択肢と言えるでしょう。
ただしこれも、「上手くキャスト出来るのであれば」という前提条件が付きまといます。
率直に言って、利き手でない方で投げるというのは常人にはかなり難しい技ではないでしょうか・・・。
というわけで結論として、合理的なのはロッドを握る手とリールを巻く手を別々に分ける方式。
(つまり右投げ・左巻きもしくは、左投げ・右巻き)
さらに右・左どちらでも投げられるようになれば、これがベストの選択と言えるでしょう。
しかし最終的には、自分がそれを上手く実践できるか?という個人の事情によって、その人にとってベストな方法は様々に変わってくるのではないでしょうか。
※ぜひFacebookページへのいいね!& twitter・Instagramのフォローをよろしくお願いします。
関連記事
コメント
-
2018年 2月 26日
私は右利きで全てのベイトリールが右巻き、
そして「基本、左投げ」です。
どっちの腕でも精度にそれほど遜色無く投げられます。
ただ、自分がバックハンドキャストを殆ど使っていない事に最近気づきました。
つまり、右方向に投げる時には左投げ、左方向に投げる時は右投げといった具合で常にフォアハンドキャストになるように投げるクセが染み付いているみたいです。
無意識にやっていた事なので、「手返し」とかそういった利便性からの理由ではなく、おそらく単純に手の甲方向に投げるバックハンドの動作が苦手なためかと思います。できないワケでは無いのですが。
ちなみに、左巻きベイトリールは全く巻けません(笑)
なるほど~、それが出来ると素晴らしいですね!私も目指したいです!
いつも楽しく読ませて頂いています。
村田基さんは基本、「右巻き推し」のようです。
(参考動画)https://www.youtube.com/watch?v=1N0kOJuLGuk
私も、スピニングが左巻きやからベイトも左巻きがエエやろ、程度の感覚で全て左巻きで統一していました。
が、前掲の動画視聴後、あらためて自分の一連のキャスト動作を確認してみて「なるほど」一理あるなと感じました。
なるほど~、色々な理論がありますね♪