アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] ロングハンドルの長さって、結局何mmがベストなの???

95㎜?あるいは100mm?それとも思い切って105mm
ロングハンドルは数あれど、一体何ミリがベストなのか?
各種の長さを取り揃え、比較テストに臨みます!

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

ロングハンドルの効果はいかに!?

みなさんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
以前アナウンスさせて頂いた、ヘッジホッグスタジオさんとのコラボ企画“カスタムパーツ直接対決”シリーズ
初回となる今回は、「95㎜&100mm&105mmロングハンドル直接比較」をお送りしたいと思います。

さて、ロングハンドルと言えばカスタムパーツの基本と言えそうですが、いざ選ぶとなると壁にぶつかります。
長さが豊富にラインナップされ過ぎていて、一体何mmを選んだらよいのか分からなくなってしまうのではないかと思うのです。

これについては以前、選ぶ際のポイントを3つ挙げさせて頂きました。

1つ目は、自分が肘巻き」をするのか「手首巻き」をするのかと言う点。
2つ目は、ロングハンドル化は「ローギア化」に等しいと言う事。
そして3つ目は、最終的には個人差(体格)による、という3点でした。

それではこれらを前提として、“15カルカッタコンクエスト101HG”で各種ハンドル長を比較したいと思います。

 

アベイル製オフセットハンドルsti2

さて比較テストに用いたのは、リールカスタムパーツメーカー「Avail」の“オフセットハンドルsti2”
このハンドルにラインナップされている、95mm100mm、そして105mmを比較実験してみる事にしました。
ちなみに同メーカーにはstiという別モデルもありますが、sti2の方がより強度を重視した造りになっているのだそうです。

(ヘッジホッグスタジオさんHPより。ちなみに今回は試しませんでしたが、85mm90mmも販売されているようです)

尚このハンドルをチョイスした理由は、「オフセットしている」ことと「比較的安い」ことの2点。
ハンドルの重さはさほど気にしていませんので、カーボンでは無く金属製をチョイスしました。
ハンドルノブは付属していませんが、単品で7400円+税は比較的お手頃ではないかと思います。

(コンクエストに関しては、純正のハンドルノブの出来が良いと思いますし・・・)

 

純正から劇的に変わる95mm

さて、それではまず95㎜からテストしてみます。
カルコン100番の純正ハンドル長は76mm(シマノ風に書くと38mm)、HGモデルで84mm(42mm)とやや短めの設定。
ですのでこれを交換すると、長さはいきなり+11mmと大幅に長くなります。

(機能には関係ないですが、ゴールドカラーがマッチしてまるで純正部品のようです・・・)

これをラインキャパシティの80%弱程度、フロロ14lbを70m巻いた状態で比較してみます。
ちなみに以前も書きましたが、この状態で巻取り量はハンドル一回転で実測68cm程度。
一般的なノーマルギアモデルよりも、ちょっとだけスピードが速いかなといった感じです。

この状態で引き抵抗の大きいフルサイズのディープクランク、“ショットオーバー5”を引き比べてみます。
純正ハンドルでは、いくら剛性抜群のコンクエストとは言え、この巻取りスピードで巻くのはさすがにキツイというのが本音・・・。
しかし95㎜ハンドルに替えた途端、誰でも分かるくらい劇的に巻き上げが楽になったのです。

ハンドルが長くなればなるほど、テコの原理で巻上げトルクは上がるはず。
ですからトルク感の向上は当たり前なのですが、「こんなにも違うのか」と驚くほどその差は決定的でした。
ディープクランクを巻くのに、純正ハンドルでは正直「自分には無理」だと感じたのですが、「楽ではないけど何とか使える」という程度にはなったと思います。

それでは次に、バンク際に小さ目のクランクをキャストしてテストしてみました。
テストに用いたのは、特に早春に強いスモールクランクの名作“ワイルドハンチ”
カバーにショートキャストを繰り返すため、トルクよりも回収のスピード感が重視されるシチュエーションだと思います。

そしてその結果はと言うと、まずトルク的には「どちらでも良いかな」というのが率直な感想でした。
確かに95mmの方が軽快に巻けるのですが、元々の引き抵抗が小さいので純正でも気にならなかったのです。

そして気になる回収スピードに関してですが、はっきり言ってこれも「どっちでも良い」かなと(笑)。
確かに全力で巻けば純正の方がやや早く巻けるように思いますが、正直言ってさほど大きな差にはならないように感じます。
これは私の体格(身長180cm)にもよるのかもしれませんが、このくらいであれば手首でも問題なく巻けてしまうという面もあるかもしれません。

(そしてあらためて気づいたのですが、リトリーブは肘巻きでも回収時は手首で巻いてるなぁと・・・)

というわけでショートキャストの回収ではほぼ互角巻き上げトルクでは95mmが圧倒的に有利と言う結果になりました。
あくまで「私の場合は」ですが、この2択であればロングハンドルを選ばない理由は無いというのが個人的な結論です。
普段から13&16メタニウムのハンドルは全てXG用の純正96mmにしていますが、リールが変わっても使いやすい長さはあまり変わらないのかもしれないと思った次第です。
(体格的に合っているのかもしれません)

それでは次回は、いよいよ100mm105mmのインプレッション編へと続いていきたいと思います・・・。

 
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    • バカボン
    • 2017年 4月 06日

    ハンドルノブで回転半径変わるので、長さだけで語らないほうがいいのでは?

    • コメントありがとうございます!
      え、ハンドルノブで回転半径が変わるのですか!?
      考えてもみませんでした・・・(;^ω^)

    • coma
    • 2017年 4月 06日

    いつも拝見しております!

    ハンドルが長くなるほど巻き感度が悪くなると言われますが、KenDさんはあまり気にされてないのでしょうか?

    • いつもありがとうございます!
      一般に巻き感度はハイギアになるほど高くなり、ローギア寄りになるほど高くなると言われると思います。
      その意味ではロングハンドル化=ローギア化ですので、確かに巻き感度は低下方向に作用すると思います。
      ただし正直言って、そこまで感度にこだわっていないというのが本音です(;^ω^)
      巻き物の場合は、感度よりも重要な要素(ノリの良さとか)がたくさんあるような気がしますので・・・。

    • ベノワ
    • 2017年 4月 07日

    なかなか興味深い記事で面白く拝見しました。
    ワイルドハンチケンDさんも使ってるんですね!
    北大祐プロがマネーベイトと言って溺愛していることを思い出しました。
    私はこれからバスつりを始めようと思っているものでライトリグ(スモラバやネコリグなど)は後回しにして巻物と打ち物を覚えたいと思ってるのですがケンDさんが使っている巻物ルアーをいつか記事にしていただけませんか?(バサーの北大祐プロの記事を読んでいて気になったので)クランクベイト、スピナーベイト、バイブレーション、シャッドプラグなどのケンDさんの使うルアーを知りたいです。よろしくお願いします。

    • ハンチは結構好きです!
      琵琶湖がメインになってから使用頻度が減りましたが、昔はリザーバーや野池で釣りまくった思い出があります(^^♪
      お勧めルアー特集、今度考えてみたいと思います!

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