25Apr
普段何気なく口にする、“ストラクチャー”と“カバー”
しかし両者の概念は、全く異なるものだった!?
その違いはあなたの釣りを、根底から変えるかもしれません・・・
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ストラクチャーとカバーの違い
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
ご心配をおかけしておりますが、だいぶ回復しております。
GW位からは釣りに出られるかな?と思っておりますので、また皆様遊んでやって下さい<(_ _)>
さて今回のテーマですが、混同しやすい「“ストラクチャー”と“カバー”の違い」について。
かくいう私もはっきりと区別せずに言葉を使っていたのですが、とあるフォロワーの方に正しい使い分けを教えて頂きました。
(情報ありがとうございました!)
単に言い方の問題でしょ?と思われるかもしれませんが・・・。
調べてみると、それは釣りを組み立てる考え方そのものにも影響する重要な概念だという事が分かりました。
と言うわけで今回は、あなたの釣りを変えるかもしれない?意外と知らない両者の違いに注目してみたいと思います。
“地形変化”と”障害物”
ご紹介頂いたのは、本場アメリカはB.A.S.Sのコラム記事。
カバーとストラクチャーの概念は現地でも混同されやすい概念のようで、その違いが詳細に語られています。
STRUCTURE VS. COVER
I often hear anglers speak of fishing “structure,” like weeds, stumps or rocks, when what they’re actually referring to is “cover.” So before we delve into the mysteries of structure fishing, let’s make sure we’re on the same page by getting our definitions straight: “Structure” refers to the topographical components of a lake, including creek and river channels, points, flats, humps and submerged roadbeds. “Cover” refers to objects associated with these components, including submerged logs, standing timber, stumps, rocks, weeds and boat docks. Structure often has cover on it — a point may have a rockpile on the end; the top of a hump may be covered with weeds; a creek channel may be lined with stumps.
私の拙い英語力で要約しますと、一言で言えば
・「ストラクチャー」=大規模な“地形変化”
・「カバー」=小規模な“障害物”
と言う事のようです。
つまりストラクチャーと言うのは、リバーチャンネルや岬、水中島といった、水の流れを大きく変化させる地形変化のこと。
それに対してカバーと言うのは、それに付随する立木や岩、ウィードといった、比較的小さな障害物を指す概念なのだという事です。
と言う事は、杭=「縦ストラクチャー」、あるいはボートドック=「マンメイドストラクチャー」といった表現は、厳密には誤用だという事に気付きます。
(つまり本当であれば縦カバー、マンメイドカバーと表現されるべき)
ただしこれらに至っては慣用的に使われてきた表現なので、「今さらそんな揚げ足取りかよ!」と思われるかもしれません。
しかしこの違いをきちんと把握しておく事は、釣りにおいて決定的に重要な事だと思うのです。
“良いカバー”の条件
昨年初めて亀山ダムで釣りをした際に、“亀山フリッパー”として有名な欠塚さんと深~く同意した事がありました。
それは無数にある亀山のカバーの、一体どこを撃つか?という問題に直面した時。
私たちの答えは、「カバーが無くても良い場所」でピタリと合っていたのです。
例えば春であれば、水の落ち着いたワンド状のシャローに魚が差しやすいでしょう。
逆に夏であれば、水通しの良いアウトサイドの岩盤に魚影が濃い事が想像できます。
つまりまず大きく地形(=ストラクチャー)を見て、魚が集結しやすい要素を持った「エリア」をざっくりと絞り込む事が必要だと思います。
次にそうして見つけたエリアの中に、立ち木やウィード(=カバー)が絡んだピンスポットを探していく・・・。
無数にある「おいしそうなカバー」の中から、こうしてピンを絞り込めれば、もうもらったも同然!?
探し当てたハニースポットで狙いのランカーを仕留められたなら、何物にも代えがたい至福の1匹に出会える事でしょう。
大きな地形変化(=ストラクチャー)でエリアを絞った上で、ピンとなる障害物(=カバー)を見つけていく。
この考え方は、「魚を探す」という作業を行う上で、決定的に重要になる基本概念ではないかと思います。
つまり「ストラクチャー」と「カバー」の違いを意識しておくことは、単に言葉の使い方のみならず、ゲームを組み立てる上で重要な考え方の枠組みを提供してくれるのではないかと思います。
というわけで2つの概念をしっかりと考え分けて、狙いの一尾に歓喜して頂ければ幸いです。
(それにしても、あの時のD-zoneでの一本は気持ち良かった・・・)
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コメント
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2017年 8月 22日
KenDさん、こんにちは^^
いつも参考になる記事をありがとうございます。
毎回更新を楽しみしてます。最近は更新頻度も増えて大変かと思いますが頑張って下さい^^
今回の記事を読ませて頂いて、ヒロ内藤さんが自身のDVD『THE ANSWER』で
バスを効率良く釣っていくにはストラクチャーに絡むカバーを狙っていく的な事を言われていたのを思い出しました。
日本のバス業界では、このてのネタは記事にもなりませんので、自分も含めて沢山の勘違いをされてる方が多いように思います。
THE ANSWERは5巻あり、揃えると2万程掛かりますがヘタな道具買うより何倍も値打ちがありますので是非見て下さい^^
こちらこそ、いつもお読み頂きありがとうございます(^^♪
ストラクチャーに絡むカバー・・・まさに今回の内容を一言で言い現わしたような内容ですね!
「THE ANSWER」シリーズ、ぜひ見てみたいと思います!