28May
なぜか初心者ばかりに釣れる“ビギナーズラック”
そしてムキになればなるほど、経験者のバイトは遠のく・・・。
「運」で説明を終わらせない、釣り人の殺気の正体を考えます。
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初心者ばかりがなぜ釣れる???
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenDです。
さてみなさん、こんな経験はありませんでしょうか?
初めての方を誘って同船したら、なぜか初心者だけがボコボコに釣る!
最初は余裕で教えていた経験者も、だんだん目が三角に・・・。
しかしムキになればなるほどバイトは遠のき、結局大差をつけられてしまう。
「釣り経験ゼロの子供や女性が竿頭」なんて事、釣りの世界では結構あるあるなのではないでしょうか。
釣りは確率のゲームなので、まあそんな事もあるよね・・・と考えられない事もないでしょう。
けれどもあまりにも良くあるこの現象、果たして本当に「運」だけの問題なのか?
今回はこの、「ビギナーズラックの正体」について真面目に考えてみたいと思います。
どうやって「殺気」を感じるのか?
さてこのような事が起こると、「あまりムキになると、釣り人の殺気が魚に伝わるんだよ」といった事がよく言われると思います。
ちょっとリラックスして、喋っているくらいの方がバイトが出る・・・と言うプロもいるくらい。
しかし釣り人の出す「殺気」が本当に魚に分かるとしたら、一体どうやって伝わるというのでしょうか?
ところで人間で言う「五感」とは、視覚(見る)・聴覚(聴く)・触覚(触る)・嗅覚(嗅ぐ)・味覚の5つです。
魚の場合はそれに加えて、水流や水圧の変化(いわゆる「波動」とか「水押し」)を感じる「側線」という感覚器官も。
すなわち魚が釣り人の殺気を感じるとしたら、この6つの感覚のどれかの方法でしかあり得ないというわけです。
殺気とはつまり、”ラインテンション”である
しかし同じ船に同船するアングラーの間で釣果に差がつく場合、アングラーの姿を見られるとか、アプローチの音がうるさいといった要因は除外できます。
なぜならそれは、同船者間で条件がイコールになるからです。
ですから同船して同じルアーを投げる者同士で違いが出るとしたら、「キャストの場所」や「飛距離」、そして「ルアーの動かし方」位しか考えられないのではないでしょうか。
そして経験者と初心者を比べた場合、初心者の方が良いスポットに正確にキャスト出来るとか、経験者の方が飛距離が足りないといった事はまず考えられません。
ですから原因は最後の「ルアーの動かし方」にあると思うのですが、これも初心者の方がキッチリとリグを操作できるとは考えにくい・・・。
こうなると、一体原因はどこにあるのだろう???と迷宮入りしてしまいます。
ところでゲーリーワームの究極系とも言える“センコー”が釣れるキモを、ゲーリー・ヤマモト氏は“Do nothing“と語っています。
直訳すれば「何もするな」。
つまりラインテンションを抜いて余計な動きを加えず、ルアーが自発的にアクションするのに任せるのが一番釣れる、というのです。
(これはプラグでも言えることも・・・↓)
そして初心者が意図せず経験者に釣り勝つ原因があるとしたら、それはまさにここにあるのではないかと思います。
アングラーがムキになって一所懸命釣ろうとすればするほど、糸を張りがちになり、ルアーを動かし過ぎて「良いアクション」を殺してしまう。
のんびりとダルダルに糸を緩めている初心者の方が、結果としてルアーの持つスイートな動きを引き出せる事があるのではないでしょうか。
そしてラインを張れば張るほど水切り音がしたり、あるいは糸自体の水押しで魚にプレッシャーを与えてしまいます。
アングラーと魚を繋ぐ唯一の存在は、ライン。
ですから釣り人の「殺気」が魚に伝わるとしたら、この“ラインテンション“を通してしかあり得ないのではないか?と思うのです。
プラでは良く釣れるのに、試合になるとパッタリとバイトが途絶える・・・といった事も釣りでは良く起こります。
そんな時も同様に、焦りからラインを張り過ぎ、いつもよりルアーを動かし過ぎている事が多いのではないかと想像する次第です。
そんなわけでムキになる時ほど、ラインスラックが足りているか?をもう一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
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コメント
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自分の印象としては釣れるのはキャストが決まった時ですが、加えて肩の力が抜けている時に釣れていることが多いことも感じているので、やはり、今回の記事のようにラインスラックが肝なのかなと思いました。釣りたいと気が焦っているときに限って連れないですよね!
そうなんですよ~、焦れば焦るほどバイトが遠のく・・・(;^ω^)
そんな時こそ、丁寧な操作とラインテンションを見直すようにしたいなと思っています。