2Jul
釣りは、人生に似ている –
相手のあるスポーツにおいて、釣果にコミットする秘訣とは何か?
「神のタイミング」を捉えるために、今出来る事を考えます。。。
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釣りと人生は似ている?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
いやぁ・・・やはりスピッツはいつ聴いてもイイですね(笑)。
そんなスピッツをオマージュした(?)今回のタイトルですが・・・。
ずっと釣りをやり込んできてしみじみと思うのは、「釣りって、人生に似ているよなぁ」と言う事です。
と言うわけで今回はちょっと、つれづれなるままに釣りと人生について書いてみたいと思います。
「どこでやるか」が決定的
これまでも書いてきましたが、釣りにおいて大切なのは1に場所、2にタイミング、そして3にアプローチだと個人的に考えています。
特に場所と言うのは決定的だと思っていまして、どんな良いルアーでも場所が駄目なら全く無意味。
逆にベイトに狂った魚が集結していれば、極端な話空き缶を投げたって釣れるものだと感じています。
そしてこの考え方は、仕事をする上でも同じくらい重要だと考えています。
ソフトバンクの孫正義氏が「沈みゆく産業に自分の人生を掛けるな」といったような事を書かれているのですが・・・。
結果にダイレクトに影響するのは、どう働くかよりもどの舞台を選ぶかが大きいと感じているのです。
(つまり結果にコミットするなら、斜陽産業では無く成長分野を選ぶ方が有利)
僕はまだ子供のとき、うちの親父が、造船業の再建王の来島ドックの坪内さんということ大変尊敬している、いろんな雑誌とか新聞とか再建王と言われ、道後温泉やいろんな観光施設とか作ったし。いろんな雑誌とかドラマとか、いろんなになった人です。大変尊敬していました。
「すごい」と。あの難しい造船の業界で再建したと、コストダウンしていろいろな工夫をして再建して立派だと、盛んに褒めておりました。当時、僕はまだ中学生ぐらいだったと思うんだけど、親父に言いました。
「お父さんを尊敬してるけど、親父が尊敬してるそのおじさんは、俺は尊敬できない。馬鹿だと思う」と、はっきり親父に言いました。
「経営者として失格だと思う」という風に言いました。その考えは今も変わってません。何故か。
私が親父に言ったのは「何で沈みゆく産業に自分の人生を掛けるんだ」と、もうその時点で経営者として事業家として失格だと。流れに逆流する、逆らうと。
仕方なくやらなきゃいけないないなら、しょうがないよ。もし僕がその立場にいたら、造船業務で培った製造するという力、マネージするという力、営業力、そういう規則的力を使って、造船以外をやる。あるいは、日本で来島ドックなんてやらなくて、中国でそのノウハウを持って中国の賃金でやるとか、ロシアでやるとかインドでやるとか、それならまだ話は分かる。時代の流れに逆らう、退却戦に失敗した武田勝頼と一緒ですよ。いち早く方向性を読んで、流れを読んで。流れに逆流する、それはもう事業家として経営者としてそもそも失格。再建? ちゃんちゃらおかしい。無駄な努力だ。仕方ないからやるのはしょうがない。でもかわいそう、悪いけど。我々グループは間違っても、そういう斜陽産業に自ら飛び込むということを選んではいけない。
(「ログミー」より)
孫正義氏「ニッチを狙え、という人はバカ」 選ぶなら常に30年後の王道を
また「外資系金融の終わり」「僕は愛を証明しようと思う」などの著書で有名な藤沢数希さんも、“どこ”を選ぶかが非常に重要だと説いています。
確か卑近な例として、「男ばっかの工学部に行けば、大抵の女子はモテモテでしょう」といったような事を書かれておりましたが・・・(笑)。
「魚(ターゲット)が多く、かつフィッシングプレッシャー(ライバル)の少ない場所を探す」という基本は、釣りでも、仕事でも、恋愛でも、全てに共通する大原則なのかもしれないと感じた次第です。
「神のタイミング」はある
しかしどれだけ良い場所を選んでも、「そこに行けば、いつでも必ず釣れる」と言うほど釣りは甘くありません。
やはり朝夕マズメ、流れの強弱、そして天候の変化など・・・“食いの立つタイミング”を捉えなければ、なかなかバイトを得る事は難しいでしょう。
逆に言えば良い場所でタイミングが合えば、猛烈な連発劇に遭遇する事も。
琵琶湖ガイドの黒須プロも、「神のルアーなんて無いけれど、神のタイミングは存在する」と仰っています。
そしてやはり、それは人生においても同様ではないかと痛感しています。
有望な成長分野を選んで、入念な下準備をしても必ず成功するとは限らない・・・。
チャンスが訪れなければノーフィッシュ、全ては徒労に終わってしまう事も珍しくないと思うのです。
(それでも、チャンスに賭けてトライしなければ釣果は得られないのですけれど・・・)
相手のあるスポーツ
私たち釣り人はどうしても、自分の身近に釣果の原因を求めがちです。
ルアーのカラーやアクション、魚への近づき方、そしてキャスティング・スキル・・・。
もちろんそれらが釣果を左右する事は否定しません。
しかし針の穴を通すような神業キャストを決めても、そこに魚が居なければバイトは得られないわけです。
つまりどれだけアングラー側が完璧なアプローチをしたとしても、必ず釣果に繋がるとは限らない。
それが魚と言う「相手」のあるスポーツである釣りの、難しさであり真実と言えるのではないでしょうか。
「その時」をとらえるタイミング
しかし逆に言えば、訪れたチャンスをモノにできるか否かはアングラーの腕次第です。
北風に吹き寄せられたベイトが、あの岬に打ち寄せられるはず・・・。
例えばそう想定していつでも適切なルアーを投げられるよう準備しておくか否かで、一瞬の好機を捉えられるかどうかが決まると思うのです。
(そしてしばしばそれが、爆釣とノーフィッシュを分ける決定的な差になる事もあるかと)
ところで実は今、ある分野でちょっと新しい取り組みに挑戦しています。
これがなかなか困難な活動で、人によっては完全に「無理ゲー」と言い切る方も少なくありません(苦笑)。
まあ言ってみれば爆風激荒れの風面で、トップで釣ろうとするようなものでしょうかwww
でも逆風吹き荒れる今のフィッシング・シーンにも、いつか潮目が変わる時が訪れるかもしれない・・・。
そして勝負を決めるのは、「その時」が訪れた一瞬に、狙いすました一投をキャストできるか否か。
それは全て、今の段階の準備にかかっているのではないかと思うのです。
そんなわけで、最後は抽象的な話になってしまいましたが・・・。
「神のタイミング」はきっと訪れると信じて、ビッグバイトへの備えを粛々と進めている今日この頃です。
(一体何に取り組んでいるのか?は、できるだけ早いうちにアナウンスしたいと思っています。もうしばらくお待ちいただければ幸いです・・・)
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コメント
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2017年 8月 22日
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2018年 5月 27日
どれだけ釣り人が優秀でもそこに魚がいなければ魚を釣ることはできないよと親父に言われたことがありますが、トーナメントも同じでいかに腕のいいトーナメンターでも場所を間違えれば…というのが釣りの面白さでありバストーナメントの面白さなのかなと思います。
まさしくその通りだと思います!
父の名言というやつですね・・・(^^♪