21Oct
ジギング界に旋風を巻き起こした、“スローピッチジャーク”
しかしその本質は、ゆっくり動かす事では無い?
今さら聞けない、ハイピッチジャークとの違いを考えます。
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スローピッチジャークは遅くない?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて毎週土曜はソルトの日・・・という事で、本日は珍しくジギングの話題。
数年前に一世を風靡して以来、すっかりスタンダードとして定着した感のある“スローピッチジャーク”について考えてみたいと思います。
これについては以前も少し記事にしたのですが、スローピッチジャークというのは決してジグをゆっくり動かすという“スピード”の問題ではない、と考えています。
(ですので根魚とかの“スロージギング”とは、また別なのかなと)
あくまでも“ピッチ”、つまりジャークとジャークの間隔が長いというだけであって、ジグの動き自体はむしろクイックだったりする事も充分にあり得ると思うのです。
ですから決して揚げ足を取るわけでは無いのですが、スローピッチでは無く“ローピッチジャーク”と呼んだ方が、より的確にこの釣法を表現できるのではないでしょうか。
(英語で、highの対義語はlowだと思いますし)
「上げ」か「下げ」かが決定的違い
ではハイピッチジャークとローピッチジャークの違いは、つまりピッチが長いか短いかだけなのか?というと、実はそこが本質ではないと考えています。
なぜならジャークとジャークの間隔が長くなると、その間に鉛の塊であるメタルジグには「沈む」という現象が起きます。
つまりこの“フォール“というアクションが出るという事が、最も重要な違いなのではないかと思うのです。
その一方でハイピッチジャークでは、素早く連続でシャクるためにジグが沈む暇がありません。
ですからジャークで横っ飛びしたりしつつも、結局のところは「上げ」のアクションで誘っているという事が出来るでしょう。
「上げ」で誘うのか、それともそこに「下げ」のアクションを入れるのかという差が、ハイピッチとローピッチを分ける決定的なポイントになるのではないでしょうか。
実際はコンビネーション?
ただし実際のところは、ハイピッチ・ローピッチともに併用して使う事が多いのではないかと思います。
青物系全般に「速い動きに反応する」という習性があると思うのですが、ハイピッチ一本やりでは食わせられない事も少なくないかと・・・。
ですから早巻きの中にローピッチ、つまり「フォール」のアクションを混ぜる事で、食わせのきっかけを作る事が出来るのではないかと考えているのです。
先日カンパチを釣った時も、やはりバイトは早巻きからのフォールという、その変化のタイミングに集中しました。
何の要素が本当に効いているのか分かりにくいジギングの世界ですので、私はシンプルに「上げ」「下げ」という明確な違いに絞り込んで、アクションを付けるように心掛けている次第です。
なんちゃってジギンガーの私が書く事ですので、この道のエキスパートの方には失笑ものかもしれませんが・・・。
たくさんの「○×ジャーク」というワードが乱立する今のジギング・シーンで、何が何だか分からなくなっているというアングラーの方も少なくないのではないかと思います。
ですから思い切りシンプルに、「上げ」か「下げ」かに意識を集中してアクションを付けてみるのも悪くないのではないでしょうか。
(ちなみにフォールを意識するなら、スローピッチ用の横を向きやすいジグの方が良いのではないかと思います。お勧めはバックドロップとZ4)
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コメント
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2018年 9月 22日
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