12Nov
寒波襲来、ターンオーバー、そしてデスレイク・・・。
難しい秋の釣りは、ターンオーバーを言い訳にしがち?
難敵を攻略するための、メカニズムの理解に挑戦します。
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釣れない秋の”言い訳”
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
寒波襲来の週末、皆さんいかがお過ごしでしょうか・・・。
様々な気象変化が絡む秋は、楽しくも難しい季節と言えますよね。
琵琶湖でも例年、非常~に難易度が高くなる「デスレイク現象」が起こるのがこの時期の特徴ですが・・・。
その理由として第一に挙がるのが、いわゆる“フォール・ターンオーバー“ではないでしょうか。
気温低下に伴って上下層の水がぐるりと入れ替わり、一気に水質が悪化するというアレです。。。
しかしこのターンオーバー、釣れない時の“言い訳”として安易に使うのは考えものです。
なぜなら全てをそのせいにしてしまうと、思考停止に陥ってしまいがちだからですが・・・。
(同様に、ソルトにおいて“潮が悪い”というのも危険な気が)
これについて“ゴッドハンド”の異名を持つルアービルダー、ニシネルアーワークスの西根さんが興味深い記事を書かれていました。
実はこの記事、2009年のものなのですが未だに古さを感じない素晴らしい内容・・・。
フォロワーさんがtwitterでつぶやかれていたのを見て、ついつい記事を書きたくなってしまいました(笑)。
何を隠そう私、西根さんのブログの過去記事を漁るのが趣味なのですwww
フォールターンオーバーの話で一番納得できるのがコレ
今日も朝からバス釣りのことで頭がいっぱいです
おはようございます🙇
— し〜くれっと☆ (@angler48) 2017年11月10日
全ては”溶存酸素”に帰結する???
その内容については、本家のブログでじっくりと読んで頂きたいのですが・・・。
1つ私の考えを付け加えさせて頂くと、“ターンオーバー“と”赤潮“は密接な関係にあるのではないかと思っています。
これはソルトでの経験から感じた事なのですが、ターンオーバーによって湖底の栄養物が大量に巻き上げられる事によって、二次的に赤潮を誘発している可能性があるのではないかと思うのです。
淡水において真っ赤な赤潮が起こる事は希でしょうが、緑っぽい粒子状の浮遊物がたくさん発生するのをよく見かけるのではないかと思います。
そしてこうした“アオコ”は、決して湖底に溜まっていた・・・と言うわけでは無いと思います。
巻き上げられた栄養分を餌として、ターンオーバー後の水中で大量発生した微生物であるとすれば、これは海の赤潮と全く同じメカニズムで起こっていると考えられるのではないでしょうか。
(増殖する微生物の種類が違うというだけで)
(wikipediaより。すいません良い写真が無かったのですが、こういう感じのアオコではなく、これらがまんべんなく水中に拡散したような感じのアオコになるんですよね・・・)
そうであるとすれば、ターンオーバーの何が魚の活性を下げているのか?と言うと、それは「溶存酸素量の低下」ではないかと思います。
ターンオーバー時は特にビッグバスが反応しなくなる一方で、意外と小型はそれなりに釣れる・・・と言う事が起こりやすい気が。
これは酸素の必要量が多い大型の個体ほど、微生物に酸素を消費されるダメージが大きいからなのではないでしょうか。
(そして完全なウィンターパターンに入ると、小型が釣れなくなる一方で意外と大型が釣れたりする)
で、結局どうすれば釣れるワケ?と聞かれると痛いところですが・・・(笑)。
自然の理解はさらなる釣果への第一歩と信じて、ちょっとそのメカニズムについて思いを巡らせてみて頂ければと思います。
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