4Jan
取り回しが良く、日本にジャストフィットのミドルサイズ・バスボート。
ランニングコストを抑えるための手もあれこれ。。。
中古と言う選択肢を含め、実現の可能性を模索します。
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ミドルサイズバスボートは現実的か?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
以前シェアした「夢のフルサイズ・バスボート特集」が予想外の人気を博しまして・・・。
バスボートに憧れを持つバサーの多さを、あらためて実感した次第です。
しかし検討すればするほど、その金銭的なハードルの高さがアングラーに立ちはだかります。
このクラスを自由に乗り回せる経済力がある方は、正直極めて限られているのではないでしょうか。
そこで選択肢に上がってくるのが、一回り小ぶりなミドルサイズクラスです。
(ハーツマリンさんHPより、王者”レンジャー”のZ519C。このサイズでも静止安定感は抜群だそうです)
一般的に日本で使用されているバスボートは、このクラスが一番多いと思います。
というわけでミドルサイズであれば、多少なりとも夢が現実に近づくのか?
今回はこれについて考えてみたいと思います。
ランニングコストを左右する”船外機”
さてまずミドルサイズボートの定義ですが、厳密ではありませんが長さにして約18~19ftクラス。
搭載エンジンは大体150~200馬力程度の、排気量2000cc台後半~3000ccくらいがこう呼ばれる事が多いようです。
車で言いますとアテンザとかレガシィ、マークX、スカイライン等のDセグメントのアッパーミドルクラスといったでしょうか。
(スポルティーバさんより。ちなみにアテンザワゴンの2.2XD-6MTは、私が一番欲しい車ですwww)
このクラスとフルサイズボートの大きな違いは、牽引のしやすさにあるように思います。
もちろんボートによりますが、フルサイズを載せるトレーラーの幅は日本の道路ではほぼ限界・・・。
各地をトレイルするTOP50選手のようなスタイルでは、必然的にミドルサイズを選ぶことが多くなるのだと思われます。
(ただし、いずれにせよ牽引にはランクルクラスの車が必要なようです。CX-5ならトルク的にはイケそうですが???)
(fusion boatsさんHPより。トライトン18TRX)
当たり前の事ながら、スピード、走破性、安定性ともにフルサイズからは見劣りする事でしょう。
3人でキャスティングしようと思うと、狭さを感じるのも致し方ない所だと思います。
(ただ、モデルにもよりますが出来なくはない)
しかし経済性の面で考えると、フルサイズよりもかなり抑える事も出来るようです。
(SKEETER BOAT HPより。スキーター・ZX190)
その理由はランニングコスト、とりわけ大きな割合を占める船外機にあるそうです。
このクラスからは、燃費と耐久性に優れるスズキのDF150~200が選択できるのが1つのポイント。
2ストのマーキュリーpro XSシリーズと違って混合オイルが要らないのはもちろん、YAMAHAのVMAX SHOシリーズのようにハイオクすら必要ありません。
普通のレギュラーガソリンで済む上に、リーンバーン機構によって燃費が抜群に良いというわけです。
(私もDF60を使っていますが、4000回転程度までに抑えて走れば非常に低燃費です)
(スズキHPより)
その上200馬力となると従来は6気筒の選択肢しかありませんでしたが、4気筒の新型DF200Aシリーズが登場。
これによって高馬力帯での燃費がさらに向上する結果となったそうで、「燃費ならSUZUKIの4気筒」という評価になっているそうです。
しかも元々ソルト用として開発されているだけに、他メーカーに比べて(特に高馬力モデルでは)故障の頻度も少ないとの事・・・。
琵琶湖のレンタルボートでは、SUZUKI船外機のシェアが圧倒的というのも納得です。
(あと、本体価格も比較的抑えめです)
(レークマリーナさんHPより。琵琶湖東岸のレンタルならトイレも綺麗で非常にお勧めですが、たぶん全てにDFエンジンが積まれています。ただし私のエンジンは壊れましたけどね。。。)
ただしその代わり、トルクやトップスピードは多少劣るとの評価を耳にします。
使えるペラの選択肢も少ないようで、セッティングの幅が狭いのもその一因だとの事。
スピードや官能性といった満足感の面では、マーキュリーないしヤマハに一歩譲るようです。
本体価格の壁と中古の活用
というわけでミドルサイズクラスならば、ランニングコストは何とかなるかもしれない・・・。
そう考えて新艇サイトを見ると、厳しい現実の前に叩きのめされます。
レンジャーやスキーター、トライトンといった有名どころをチェックすると、やはり500~800万円台は下らないのです。
(NITRO HP より、ナイトロZ18)
そんな中2017年、職人系(?)バスボートメーカー“バスキャット”から、待望のニューモデルが発表されました。
19フィートでも3人が釣りが出来るよう、先端部までワイドデッキを備えた“パンテラクラシック“が登場。
大学生のペアトーナメントをターゲットに、学生でも購入できる価格を目指して開発されたというのですから期待が高まります。
(ビーフリークさんHPより。正直今、一番気になっているボートです。。。)
というわけで気になるその参考価格は・・・639万円orz
ハーツマリンさんのスズキエンジン搭載モデルでは570万円というプライスタグが付けられていますが、いずれにせよ一般人が買うにはぶっ飛んだ価格と言わざるを得ないでしょう。
というかこれを買うアメリカの大学生とは一体何なんだと、疑問は募る一方です(苦笑)。
ここで浮かび上がってくる1つの結論は、「新艇という時点で滅茶苦茶ハードルが高い」という事でしょう。
やはり平均的な日本人アングラーにとって、バスボートは雲上の乗り物と言わざるを得ないのかもしれません。
しかしここで考えるべき事は、“中古”という選択肢です。
このように非常に高価なバスボートですが、前回も書いたように中古価格が値崩れしにくいという特徴があります。
それは裏を返せば、船体自体は非常に長く使えるという事ではないでしょうか。
ですからもう20年以上前、1990年代のボートが今でも普通に走り回っているのだと思うのです。
そしてここまでの年式になってくると、船体価格は非常に手ごろな値段で流通していると感じます。
もちろんエンジンはそこまで持たないので、古いものがついていれば乗せ換えは必須になる事と思いますが・・・。
現代の4ストエンジンが乗った船であれば、比較的現実的な値段で取引されているのではないでしょうか。
(ですからバスボートを買う場合、中古で買う方の比率が圧倒的だと思います)
(BassBoatJapanさんHPより)
というわけで国内でメインのボリューム・ゾーンとなっているであろうミドルサイズ・バスボート。
中古での入手であれば、少しは現実的かも?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかしまだまだどう考えてもあり得ない!という方が圧倒的に多いと思いますので、次回はスモールサイズ・バスボートにフィーチャーしてみたいと思います。
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