アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] 歴史が生まれた瞬間 – ジョーダン・リー、大逆転のクラシック2連覇!!

トップ独走のクリスティに、突如襲い掛かる「ゼロ」の悪夢
トーナメントの魔物が仕掛けた決勝の激変で、逆にラッシュを重ねるリー。
そしてまさかの逆転劇が、クラシックに新たな歴史を刻みます!!

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

ジョーダン・リー、まさかの大逆転!!

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
2018バスマスタークラシック決勝、大変な事が起きてしまいました・・・。
初日からトップを独走したシャローマン、ジェイソン・クリスティがまさかの失速!
7lb近い大差をひっくり返し、何とジョーダン・リーが6位からの大大大逆転優勝を果たしたのです!!

(今回の画像は、Bassmaster.comからお借りしています)

得意のシャローが大爆発し、2位エバースに5lbもの大差をつけて独走態勢に入っていたクリスティ。
2016年のリベンジ・マッチとばかりに、悲願のクラシック初制覇に向けて突っ走っていました。
私などはもう彼の優勝を確信して伏線まで張っていたのに、予約投稿の記事がボツになってしまいましたです・・・(苦笑)。

まさに掴みかけていた勝利が、紙一重のところで掌から滑り落ちてしまったクリスティ・・・。
その明暗のドラマには、母国レースの最終ラップでチャンプ獲得を逃した、2008年のフェリペ・マッサ(F1ドライバー)の姿が思わずオーバーラップしてしまったのでした・・・。

(酔っ払いの戯言、失礼いたしました<(_ _)>)

 

史上3人目の歴史的快挙

そして2017年に続き、今年のクラシックをも制したジョーダン・リー
クラシック2連覇を成し遂げたのは、“神様”リック・クラン、そして“帝王”ケビン・バンダムに続く史上3人目の快挙!!
その偉業を若干26歳にして達成したわけですから、これはもう末恐ろしいとしか言いようがありません。

バスフィッシング史における前人未到の成果という点で、KVDの残した圧倒的な成績はもはや未来永劫破られないという声も多いようです。
数々のハイテク化とともに激化するトーナメント・シーンを見るにつけ、私もそう感じていた一人です。
しかしこの新世代の若きプリンスならば、そんな不可能をも可能に変えていってくれるのかもしれない・・・。
そんな予感さえ起こさせる、神懸かり的な連覇達成の瞬間だったように思います。

実を言うと、台頭する若手世代の中で「ポストKVD」の最右翼は“超新星”ジェイコブ・ウィーラーだと考えていました。
ジョーダン・リーは間違いなく上手いと思うのですが、何となく線が細いというかメンタル的な強さが今一つなのかなと勝手に想像していたのです。
その意味では叩き上げのパラニューク等にも競り負けるのではと思っていたのですが、なかなかにタフな王子様のようで・・・。
新たな時代を築き上げる、まさに主役の座に躍り出たように感じています。

(今年のAOYレースでも俄然注目ですね。。。)

 

天国から地獄。クラシックには魔物が棲んでいる


 
しかしあまりにも劇的な幕切れに、一体何が起こったのか!?とLIVEを見ていない方には理解不能だったことでしょう。
というわけで私の考えた範囲でサラリとお話しておきますと、今回はまず予想以上に季節が進んでいた事がポイントだったように思います。
冬と春が行き来する不安定な3月ですが、まずはオフショア組が早々に敗退・・・。
代わってシャローでビッグパターンを掴んだクリスティらが、一躍トップに躍り出たのでした。

2日目の暖かい雨は、湖上にさらなる大爆釣劇を演出します。
サイズアップは簡単では無かったにせよ、もう至る所でボッコボコのバイトラッシュ・・・。
LIVEを見ていてもひっきりなしに誰かが釣り上げているという、典型的な「釣りとしては簡単で、試合としては難しい」状況だったように思います。
しかしその中でもビッグパターンをしっかりとらえたクリスティの強さは、もはや揺るがないもののように見えました。

ところが最終日の決勝、コンディションはいきなり激変を遂げます。
真っ青に晴れあがった雨後のピーカン・ベタ凪に、バスたちは一気にスローダウン・・・。
あるいはスポーニングの進行も影響してか、1日前とはまるで別の湖のように静まり返ってしまったのです。
名手・クリスティが一尾のバスをもキャッチ出来ずにもがく姿には、あらためてバスフィッシングの怖さを見せつけられた思いです。

その一方で、優勝のジョーダン・リーは朝イチからきっちりとスローダウンゲームに徹します。
見たところ狙っているエリア環境は大きく変えず、インサイド・コーブに点在するドックなどのキースポットをじっくりと釣り込みます。

スピニングタックルにスティックベイトのノーシンカーワッキー(たぶん)など、18番のライトリグで連発!!
スタートからいきなりラッシュをかけて、奇跡の大逆転を実現させたというわけです。

ではしかし、なぜクリスティは本腰を入れてスローダウン出来なかったのでしょうか?
彼ほどの選手であれば状況の変化に気付いていないはずはないでしょうし、事実試合中に自分でもそう言っていました。
けれども掴みかけた夢のタイトルを目前にして、大爆発した昨日までの釣りを引きずり続けてしまった・・・。
以上は私の勝手な想像ではありますが、バス・トーナメントはメンタルのスポーツなのだなぁとあらためて感じた次第です。

(シャロー道さんのリンク先の解説動画が秀逸でした。。。)

シャロー道さんの記事はこちら

というわけで、ジョーダン・リーの大逆転での2連覇という歴史的な試合となったクラシック。
あまりにも粋な“トーナメント魔物”のはからいに、もうハラハラして仕方がありませんでした。
バストーナメント新時代への予感が確信に変わったターニング・ポイントして、後世長く語り継がれる名試合となったのではないでしょうか。

 

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