アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] “ショットオメガ”を投げずして、スーパーシャロークランクは語れない!?

暖かな水を求め、生命感に溢れるシャローカバー。
春のリーズフロント攻略の鍵は、“潜らせない”事にあり!?
スーパーシャローの大定番、ショットオメガビッグ62を紹介します。

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春のスーパーシャロークランキン

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
関東以南では桜も散り始め、いよいよ本格的な春がやってきましたね。
そんな季節に意識したいのは、まずはセオリー通りの”シャロー”エリアではないでしょうか。

私も基本的には水深3mより浅い場所を狙う事が多い季節ですが、やはり気になるのがシャローカバー周り
アシやブッシュなどの豊富なベジテーションカバーを前にすると、ジグ&テキサスを撃ちたくなって仕方ない方も多いと思います。
しかしこの時期、私がキーと感じることが多いのはむしろアシの手前、通称リーズフロントと呼ばれるエリアです。

密集したシャローカバーの手前に、パラパラと葦の根っこが点在しているようなプアカバーのシャローフラット
いち早く水温が上がる泥底のスーパーシャローに、ベイトが差して生命感が溢れているようであれば最高です。
ですからスポーニングうんぬんというよりは、そこにベイトを探すバスがウロウロしているようなイメージです。

こうした広いエリアをクランクもしくはスピナーベイト等、速い釣りで面で探っていくのが個人的な春の楽しみ。
と言うわけで今回は、そんなスーパーシャロークランキングの”王道”とも言うべき定番クランクをご紹介したいと思います。

 

“潜らない”というアドバンテージ

さてこうしたエリアでの私のメインルアーは、ショットオメガビッグ62です。

▼”ショットオメガビッグ62″(ノリーズ) スペック

サイズ:62mm
ウェイト:1/2oz(15g)
最大潜行深度:0.8m(フロロ12lb使用時)
潜行角:浅い
スイム姿勢:水平気味
ウェイト:固定重心
サウンド:ワンノッカーサウンド(ゴトゴト)
浮力:高め
純正フック:前#6 後#4(ノリーズ純正ブラックパフォーマンス)
スプリットリング:前後#3
フックアイ:前後とも縦向き

こうしたリーズフロントと言うのは、大抵どこのフィールドでも非常に浅いと思います。
水深数十センチくらいが普通で、もし1mもあればそこはディープと言っても過言ではないでしょう。
そんなエリアですから、クランクベイトに求める性能としては「なるべく潜りにくい事」が挙げられると思います。

えっ、潜らせちゃ駄目なの?ボトムノックはさせないの??と思われるかもしれませんが、私は巻き物は中層を泳がせるのを基本にしています。
もちろんバイト・トリガー的にカバーにコンタクトさせるのは重要だと思いますが、ずっとボトムに当て続けるのはあまり好きではありません。
特にこうした泥底のシャローでは、湖底の落ち葉やゴミを拾ってしまって釣りにならない事が多いと感じるからです。

そこでクランクベイトに求められるのは、まずはもちろん潜行深度が浅い事。
そしてもう一つ重要なのが、「潜行”“」が浅い事だと思っています。
つまり緩い角度で潜っていくクランクならば、ショートキャストすればカタログスペックよりもかなり浅い所を泳がせられるというわけです。

(例えばフルキャストして1m潜るクランクなら、ショートキャストだと50cmくらいしか潜らない・・・という事が起こる)

そしてショットオメガビッグ62は、思い切りフルキャストしても足元で1mも潜りません。
ショートキャストでバンクビーティングしていけば、普通は50cmにも届かないでしょう。
ですからロッドを立てて巻けば、水深30cmくらいまでの超シャローにも対応出来るというわけです。

しかも特徴である「オメガビル」は、宣伝文句通り葦やウィードなどの植物系カバーに確かに強いと思います。
普通はスピナーベイトやチャターを巻きたくなるようなベジテーションでも、スルスル抜けてくるのは一度巻くと病みつきになります。
メガバスのグリフォンのオマージュかなと思いますが、対ソフトカバーには最強のリップ形状なのではないでしょうか。

(ノリーズHPより)

 

ベジテーション・クランキンの大定番

そしてアクションは強過ぎず弱過ぎず、まあクランクとして一般的なレベルかなという印象。
ですからステイン気味の水質であれば、まずはファーストチョイスでキャストしています。
もし水門から暖かなドロ濁りが入っているようなマッディな状況であれば、イヴォーク1.2ないしは2.0にチェンジすると言った具合です。

(イヴォーク2.0も、潜行角が浅いので水深数十センチを余裕で通せます。。。)

ただし少々バランスを崩しやすく、あまり早巻きするとチドってしまいます。
もちろん狙って設定したのでしょうが、もう少しスタビリティが高い方がカバー周りで使いやすいように感じました。

後はゴトゴトという低音のワンノッカーサウンドですが、個人的にはサイレントも欲しかったのが本音です。
バイトのあったカバーに対して、方向を変えて何キャストもしたい時があるかと思うのですが、そんな時って音が邪魔な気がしてしまいますので。。。

というわけで若干不満な点もあるのですが、個人的にはスーパーシャロークランキンでのゴールデン・スタンダードとなっています。
特に2フィート(60cm)より浅いベジテーションカバー周りでは、まず投げない事はありえないと言っても過言ではありません。
フィールドによってはより小型のショットオメガ53が効く事もあるかもしれませんが、いずれにせよ知らないと損レベルの名作ではないかと思います。

 
 

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  1. 2018年 4月 07日

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