10Apr
光の速さで進歩を遂げる、ハイテク魚探やエレキの世界。
しかし頻発する故障に、もはや素人は手を出せない!?
高額商品をめぐる悲劇と、対処法を考えます。。。
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本当は怖い通信販売
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて近年、フィッシング業界で革命的な進歩が起こっている分野があります。
それはロッドやリール・ルアーでは無く、「電子デバイス」である事に異論は少ないでしょう。
例えば“ゲーム・チェンジャー”の異名を取る、新世代エレクトリック・モーター「ウルトレックス(ミンコタ)」。
スポットロックやライントレース機能など、その機能は「水上の自動運転」と言っても過言ではありません。
あの“帝王”KVDまでもが、長年連れ添ったモーターガイドからミンコタに移籍したのは衝撃的な事件でした。
そして自動等深線作成機能や、サイド&ダウンスキャン等を備えた最新式のGPS魚探。
さらに時代は360°スキャンやライブイメージなどへと進歩を続け、ディープフィッシュすらサイトのようにシューティング出来ると言われています。
特にオフショア戦においては、もはやハイテク魚探無しに勝利する事は不可能と言えるでしょう。
このように劇的にフィッシング・シーンを変えつつあるハイテクデバイスですが、大きな問題点があります。
それは価格が非常に高価だという事・・・。
特に日本ではアメリカからの輸入品となるため、本国での販売価格よりも1.5~2倍程度割高となっています。
このため魚探・エレキ1つが数十万円と言う、目玉が飛び出すような高額商品となってしまっているのです。
これを何とか少しでも安くあげたいと願うのは、アングラーの性(さが)と言うべきものでしょう。
そこで通信販売や、並行輸入品を選択する方も少なくないのではないかと思います。
しかしそれに伴って、トラブル発生の情報もチラホラ・・・。
という事で今回は、魚探・エレキをめぐる”通信販売”のお話をしてみたいと思います。
ハイテク化で変わるボート事情
さてある程度ボートフィッシングをやり込んでくると、魚探やエレキを自分でリギングするという方が少なくないでしょう。
そこでなるべく安価な販売店を求めて通販を利用する事もあるかと思うのですが・・・実は私、これらの製品で通販を利用した事がありません。
逆に普通の釣具(ロッドやリール、ルアー等)は90%くらい通販にも関わらず、全てを実店舗で購入しているのです。
それはなぜかと言うと、「サポート」の一言に尽きます。
ボート用品は車と違い、とにかくもうひたすら壊れやすい・・・(泣)。
私はマイボーター歴8年程度ですが、すでに数え切れないほどの故障に遭って来たのです。
しかし世の中には、素晴らしくDIYレベルの高い方もいらっしゃいます。
エレキなんかも自分で分解修理してしまうといった凄腕の方も・・・。
私の周囲にも思い当たるのですが、しかしそうした方々ですら手を焼いている現場を見る機会が多くなってきました。
そう、その原因は“ウルトレックス”です。
詳しい内部構造の事は良く分かりませんが、とにかく電子制御の複雑さがケタ違いだとか・・・。
しばしば誤動作を起こしたりするらしいのですが、結局どこが原因か分からない事が多いとの事。
とにかくこれまでのエレキの感覚では、手も足も出ないほどトラブルシューティングが難しいのだそうです。
(アメリカのトーナメントでは、ミンコタのスタッフが会場で修理してましたね・・・)
これは数々の機能を搭載したハイテク魚探についても言えます。
もはや今の魚探は完全に「パソコン」状態で、電卓みたいに「ピッ」と起動した昔の魚探とは完全に別物の感があります。
随時更新されるソフトウェアのアップデートや、周辺機器との互換性情報など頭を悩ませる要素がいっぱい。
並行輸入品を買ってきたものの、なぜかソフトウェア更新後に完全に動かなくなった・・・という悲劇の報告も耳にしている次第です。
こうした数々の悲劇は日本全国で起こっているらしく、ノウハウのあるボート屋さんには結構ヘルプの問い合わせが寄せられるのだそうです。
しかし自分のお店のお客さんでも無く、アドバイスしても無報酬なのは正直ツライ・・・とあるお店の方は漏らしていました。
(そりゃそうですよね)
このような悩みを抱える販売店の方は、きっと少なくないのではないでしょうか。
そこで対処としてどうしたら良いかというと、消費者としてはやはり「サポートの受けられる実店舗で買う」というのが一番だと思います。
この意味ではやはり通信販売は怖くて、一見HPも凄~く詳しく買うまでは親切に教えてくれても、いざ買ってからトラブルがあると返信が来なくなる・・・といった実例を目の当たりにして来ました。
しかも正規代理店でも、満足な商品知識の無い販売店が実はゴマンとあるなど、魚探・エレキ関連の悩みは尽きる事がありません。
ある先輩ボーターの方曰く、「良いボートライフを送る最大のハードルは、信頼できるショップを見つけられるかどうか」だとの事で、私としても激しく納得した次第です。
しかし本当に詳しいショップというのは、日本全国を探しても極めて限られているというのが実感です。
お住まいの近くに、そうしたお店が全く無いという方も少なからずいらっしゃるでしょう。
そんなわけで「こんなのあったら良いのになぁ・・・」と思うのが、有力ショップさんによる”有償電話サポート“です。
通販とか並行輸入に頼らざるを得ず、自力でどうにもならなくなって困っているユーザーさんは少なくないはず。
そうした方々のヘルプに、例えば電話10分○×円のような形でノウハウを提供して頂ければ、WINWINの関係になるのではと思うのですがいかがでしょう?
ますます複雑かつ高額化し、取扱いの難易度が高くなっていると言わざるを得ないボート用品。
少しでもそのハードルを下げ、一般ユーザーが手を出しやすい環境が整備される事を願っています。
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コメント
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さすが!けんでぃさん
よくわかってますね~
ウチの昨日のブログでも書いたお客様は
九州の正規代理店のお客様でしたが
わざわざ高知まで来てくれました
けんでぃさんが言われている思われる某ネットショップのお客様からも
買うまでは良かったけど買ってからは連絡が遅いとか来ないとか
良く電話やメールで問い合わせがあります
私は他所のお客さまでも正規販売店のConnected GARMINのお客様は対応しています
(並行品はメニュー自体が違いますし英語ですのでお断りしています)
ただ何かトラブルがあると販売した他店にも迷惑を掛けますし
センターフラットから購入していただいたお客様のアドバンテージでもありますので
簡単な事だけになります
基本GARMINは販売した正規代理店が責任を持ってサポートする事になってます
それなりにサポートしますので
次の購入時にはウチで購入してくれる県外のお客様は沢山います
(近所の釣り好きお兄さんもシマノ号を持って来てくれましたし)
今年からヤマハのワイズギヤ様からConnected GARMINではない
GARMIN製品が販売されるようです
ヤマハのワイズギヤと言えばバイク屋さんでも
多分買えてしまいます・・・
恐ろしい事です
有料電話サポートがあれば良いですね
私は自分のお客様でいっぱいいっぱいなので無理ですが
ただ無料でサポートしてても
電話では伝わらない事もあるのでキレるお客様もいます
有料でお金が発生すると更に・・・
今度高知来た時はウチも寄ってくださいね~
ウチのGARMINデモ艇で
いっしょに釣りしましょう!
いつもありがとうございます!
いやぁ本当にこれは身に沁みてまして、魚探関係は絶対に分かってる販売店さんじゃないと怖いです・・・。
実はうちのサイトにもGARMIN関係のご質問がたくさん来るのですが、「ネットショップで買ったけれど質問しても回答が来ない」という方が盛りだくさんでして(;^ω^)
商品知識の乏しい正規代理店もたくさんあると思いますので、正直ワイズギヤの話はちょっと心配ですね。
(もちろん、魚探に詳しいスタッフさんを配置して頂ければ素晴らしいと思いますが)
高知はまた近いうちに絶対行きたいと思っていますので、次回はぜひよろしくお願いします(^^♪
私、遠慮ないので本当に押しかけちゃいますよ(笑)!!