アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] カバー最強!?”ナローゲイプ”のアドバンテージ

市場に溢れるオフセットフックは、なぜかワイドゲイプばかり。
しかし濃いカバーを攻めるなら、ナローゲイプが非常に有利!?
“リミット”で知った、古くて新しいメリットを紹介します。

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なぜワイドゲイプばかりなのか?

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて今回は、久しぶりにフックのお話・・・。
今回はちょっとマイナーな(?)ナローゲイプフックについて書いてみたいと思います。

さて現在日本市場にあるワーム用オフセットフックは、ワイドゲイプが主流だと思います。
軽くおさらいしておきますと、“Gap”(ゲイプ,ギャップ)というのは針のフトコロ部分の深さの事。
シャンクからポイントまでの距離が広ければワイドゲイプ、狭ければナローゲイプという事になるわけです。

RYUGIさんHPより。ここでは用語の使い方については深入りしないでおきます。。。)

ではこのゲイプがワイドだと何が良いかというと、一般にフックアップ性能が良くなると説明される事が多いと思います。
ワームがずれる事の出来る幅が大きいため、フッキング時に針先が露出しやすくなるということでしょう。

 

温故知新のナローゲイプ

しかし今から3年ほど前から、ナローゲイプフックに興味を持つようになりました。
そのきっかけは、下に紹介する江口俊介プロの動画だったのですが・・・。
それをきっかけに、ナローゲイプの”リミット“(リューギ)を試してみたのです。

 
ちなみにナローゲイプのオフセットと言うのは他にもあるのですが、ほぼ全てワイヤーの細いものばかり。
ベイトタックルで思い切り使えるような太軸のナローゲイプオフセットは、この時点ではほとんど選択肢が無かったのではないかと思います。

ではナローゲイプだと何が良いのか?というと、上の動画中ではフッキングの角度と解説されています。
フッキングパワーのベクトルがやや外向きになっているため、スッポ抜けが減るとの事・・・。
つまりはオフセットフックでありながら、少しストレートフックに近い様なフッキング角度になるという事だと思います。

ハイパートルネードに近い感じの角度ですかね。。。)

しかしこれはナローゲイプ全般の特徴というより、リミットというフックの特性なのでは?と個人的には思いました。
なぜならワイドゲイプのオフセットでも、フックポイントの位置によっては同じように出来ると思うからです。
ではナローゲイプ独自のメリットって何?と考えた時、私としてはスリ抜けの良さではないかと感じました。

下の写真を見て頂くと、ナローゲイプはシャンクがワームに沿うように近くを通っているのがお分かりになるかと思います。
つまりフックとワームの間の距離が短いので、ワームから飛び出している部分が少なくカバーに引っ掛かりにくいというわけです。
これは濃いウィードやゴミなどをすり抜けさせる時に、小さくない差が出るように感じられました。

そしてこの事は、フックポイントの飛び出しやすさにも繋がってくると思います。
ワイドゲイプフックで狭いウィードの間を抜いて来ようとすると、隙間を通る時にワームが押されてフックポイントが露出しやすくなる事に・・・。

一匹も釣れていないのに、もうワームが駄目になってしまったなんて経験が誰にでもあるのではないでしょうか。

もちろんこれはメリットにもデメリットにもなり得ることで、フックポイントが出やすい分フッキング性能が高くなるという面もあると思います。
しかし比較的細身のワームを使う際は、特にポイントが出やすくなってしまってイライラさせられる事も・・・。
ですからストレートワームロングカーリーなどを使う際は、ナローゲイプオフセットがちょうど良いなと実感しました。

(適度にズレてフッキングも悪くないし、ワームの持ちも良くて一石二鳥です!)

 

琵琶湖パンチショッティングの悩み

というわけで一時リミットにはまった時期があったのですが、ある日カナダモドームでパンチショットをしている時に折れてしまいました。
PEライン+フロロ20lbのロングリーダーでフルフッキングという、あまりにも苛酷な状況なので仕方ないとは思いましたが・・・。
折れたのを一度経験してしまうと、何となく怖くなって以後使わなくなってしまったのでした。

(普通にフロロ16lbくらいまででカバーを撃っている範囲では、おそらく大丈夫だろうと思います)

その後ちょこっとガマカツのエリートツアラー316R等も試してみて、これもなかなか良い感じでした。
ただし入手がちょっと困難だったりして、次第にナローゲイプオフセットから遠ざかっていく事に・・・。
ちょうど良いストレートフックに出会ったりもして、以後はストレートでパンチショットをするようになっていったのでした。

というわけで「カバーのすり抜け性能」において、確かなアドバンテージを感じたナローゲイプオフセットフック。
濃いカバーにも抵抗なくスッと入るし、軽い力で回収できて根掛かりにくく、しかもワームが壊れず長時間保つ
バルキーなワームだとフックアップ率が落ちる気がしますが、細身のワームならしっかりフッキングも決まると思います。

というわけでストレートワームやロングカーリー、ブラッシュホグなどを多用する方にはぜひ試してみて頂きたいナローゲイプオフセット”リミット
濃いウィードエリアでパンチショットに使うにはちょっと強度だけが心配なのですが、PEでなければ滅多には折れないのではないでしょうか。
フックの違いを知るアングラーには、ぜひトライしてみて頂きたいジャンルです。

(ハードユースでも使えそうなフックも発見しましたので、それについても近日中に書いてみたいと思います・・・)

 

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    • フカ
    • 2018年 7月 14日

    ナローフックは枝系のカバーに特にマッチしますね。回収がスムースです。また、抜けやすいということは、魚の口にも入りやすいということでは無いかと感じています
    私もリミットをその動画で知りました。バスより口が小さい根魚の最初のアタリを確実に取りたいと模索していたので試しに使ったのが最初だったでしょうか
    本アタリや丸呑みを待っていると根に入られることが多い根魚ですが、小さい口にすっと入り、外向きポイントとショートスロートで早合わせでも掛かってくれます
    速掛けフックの肝はショートスロートと、アイの水平位置からのポイントの向き、高低差だと思います
    まれに頬の外側から内側に向かって貫通している事がありますが、噛みつき系の魚ならクランク部へのミスバイトも拾ってくれる可能性があるのかもしれません
    弱さ、折れに関してもその通りだと思います。せっかくカバーの速掛けに向いたフックなのだから、思い切った線径変更を渇望しています

    • おお、かなり使い込まれたのですね(^^♪
      根魚での体験談は非常に興味深いです・・・確かに、口に入りやすいというメリットもあるかもしれませんね!
      あとはクランク部へのミスバイトのくだりもなるほどと思いました。
      線型はまずまず太い気がするので、あとは焼き加減とかなのかな・・・と個人的には想像しているのですが、設計が良いだけにワイヤーでだいぶ損している感じがします(;^ω^)

  1. 2018年 7月 18日

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