アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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[アメリカ釣戦記18] 米国バストーナメントを戦うために必要なこと

バサー達の夢の舞台、米国バストーナメント。
アメリカでの戦いは、まず釣り以前にサバイバル!?
本場に本気で挑戦するために、欠かせないコトをシェアします。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

アメリカのトーナメントに挑戦するために

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
長期に渡ってお伝えしております、BASSMASTERオープン参戦記ですが・・・。
アメリカトーナメントへの注目度が高まっているのか、意外と多くの方に読んで頂けて嬉しく思っております。

アメリカに挑戦したい!という希望を持つ方から、これまで幾つか質問も頂いてきました。
というわけで今回は、あくまで私が見聞きしてきた範囲での話にはなりますが・・・。
米国トーナメントにボーターとして」挑戦するために、何が必要なのかをお話してみたいと思います。

 

資金

以前abema TVのドキュメントの中で、アメリカに挑戦するためには何が一番大切か?と言う話が取り上げられていました。
この質問にイヨケンさんは情熱、キムケンさんは資金と答えるのですが、確かにこれは両方必要。
しかし私が現地でより心に響いたのは、キムケンさんの指摘の方でした。

もちろん情熱は絶対に欠かせないのですが、わざわざ海外を目指す時点で多くの方は情熱たっぷりでしょう。
ところが溢れる情熱があっても、どうにもならないのがお金の問題・・・。
ドキュメントの中でも触れられていましたが、バスボートや車を含めた初期投資は1000万円ほどにも上ると考えられるのです。

(参戦のランニングコスト自体は、年間4戦で300~400万円程度?)

そんなに高い物を買わなくても、まずはボロボロの中古で良いのでは?と思われるかもしれません。
しかし私が現地でヒシヒシと感じたのは、船や車は文字通りの「命綱だという事です。
原野と言っても過言では無い広大なフィールドは、人の立ち入らないようなエリアがいっぱい。
湖岸のどこかに漂着すれば、誰かが通りかかってくれるだろう・・・という日本の常識は通用しません。
それどころか車の移動でさえ、砂漠のような大平原の真ん中で故障ストップしようものなら、大変な事になるのは間違いないでしょう。

(JAFみたいなレスキューもあるらしいのですが、延々何時間も来ない事もあるそうです。。。)

安全という最低限のハードルをクリアするだけでも上記の通りですが、試合に勝つ事を考えればなおさらです。
マシントラブルによるストップは即・敗退を意味しますし、エレキが壊れただけでも致命的でしょう。
オープン戦でもウルトレックスハイテク魚探4機掛けが普通になってきている状況で、装備の劣る古い船で戦うのはかなり不利と言わざるを得ないと思うのです。

(あまりに古い船だと、渡米の旅に修理が必要になって、釣りに行ってるんだか船を直しに行ってるんだか分からなくなってしまうかもしれません。。。)

さらには釣り関係の出費以外にも、往復の航空券モーテル代など恐ろしいほど出費がかさみます。
日本は物価が高い・・・というのはすでに過去の話で、食料品や宿泊代など、基本的な物価はアメリカの方が高いのが現状でしょう。
外食すれば最低でも10ドル、安モーテルでも60ドル以上は覚悟する必要があると思います。
普通に生きているだけのつもりでも、湯水のようにお金が無くなっていくという肌感覚でした。

(安いのはボートや釣具、ガソリンくらいかと・・・)

 

トラブルシューティング能力

しかし資金が潤沢にあって、豪華装備の新艇が用意できれば安心・・・というほどコトは甘くありません。
なぜならアメリカのフィールドには、びっくりするほど危険がいっぱい潜んでいるからです。
例えば今回行ったレッドリバーでも、何とプラ中に思い切り座礁!!

川なので地図に無かった浅瀬が新しく出来ており、そのサンドバーに乗り上げてしまったわけですが・・・。
百戦錬磨の宮崎プロですからこうなる事があり得るわけで、「100%防ぐ方法は存在しない」との事。
ちなみにこの時は携帯が通じたので救出して頂けたのですが、ワニが来ないかとビクビクしながら水に入って船を押していた時は、そりゃもう生きた心地もしませんでした(苦笑)。

(キムケンさん撮影。そういえば、フロリダでワニに襲われて亡くなった邦人女性がいらっしゃいましたね・・・)

この時は砂地だったのでまだ良かったのですが、ブラインドの切り株流木にヒットする事も日常茶飯事との事。。。
スペアのペラやロワーケースを常備しておくのは当然で、宮崎プロに至っては何と2セットづつ用意しているというお話でした。
もちろんある程度自分で作業出来なければいけないわけで、ボートやエンジンの知識も欠かせないと思います。
こうしたトラブルシューティング能力が無ければ、極端な話生きて帰ってくる事すら危ういのではないでしょうか。

 

人脈・つながり

さらに言うのであれば、トラブルを乗り越えるためには自分一人の力ではどうにもならない事もあります。
OPENのプラを見ていて、大体みんな2艇1組くらいで仲間と一緒にプラをしているな・・・と気付きました。
最初はどうしてだろうと不思議に思っていたのですが、上記の座礁を経験してその必要性がしみじみと身に沁みました。
何かあった時に助けを呼べる仲間が居なければ、非常時に救出してもらう事すら困難だという事に気付いたのです。

その上日本人選手の場合は、アメリカにボートや車を保管する場所を確保しなければなりません。
皆さん一体どうしているのか?と聞いて見たところ、基本的には現地在住の友人宅で預かってもらっているとの事。
こうしたごく基本的な問題をクリアするだけでも、アメリカに人脈ツテが無ければ到底不可能だと思います。

 

語学や社会常識

それから言うまでも無く、最低限の英語力はどうしても欠かせません。
標識や注意看板が読めなければ、当然ながら事故のリスクは飛躍的に高まります。
免許や保険、フィッシングライセンスの取得と言ったごく基本的な事をクリアするにも、語学はどうしても必須でしょう。
OPEN戦は2人制トーナメントですから、パートナーとコミュニケーションを取る必要も生じてくるわけです。

さらにもっと基本的な事を言えば、移動や買い物と言った日常生活を送るにも社会常識が必要です。
アメリカの道は広いのですが、右側通行など日本と違うルールを知っておかなければ運転すらできません。
買い物は基本的にカード払いなのですが、アメリカで発行されたカードを持っていないとガソリンスタンドで給油できない事もしばしば。
こうした日常生活を送るための細かい環境調整も、軽視できないほどたくさんあると思います。

 

まとめ

そんなわけで、アメリカのトーナメントに(ボーターとして)参戦するために必要と感じた事を書いてみました。
他にもビザ優先出場権などの難題も山積みなのですが、とりあえず一度オープンに出るだけならこれらをクリアすれば可能だと思います。
けれども逆に言えば、釣りが上手いとか下手以前に、これだけの事を解決しなければスタートラインにさえ立てないという事でもあるわけです。

問題はこれら一つ一つが全て低くないハードルだという点で、現状、私には1つもクリア出来ていません。
オープンは万人に開かれたトーナメントで、誰でも出場出来るという事に間違いはありませんが・・・。
少なくとも我々日本人が「簡単に」参加するのは絶望的だという事をしみじみと思い知らされました。
率直に言って、ボーターとしてこの舞台に立っていられるだけで物凄い事だと感じた次第です。

(オープンに長年参戦されている佐藤選手。本当に頭が下がります・・・!)

というわけでアメリカへの挑戦を考えていらっしゃる方には、こうした問題に真剣に取り組んで頂ければと思います。

 

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