21Jul
ナイロンを超える高比重で、PEに革命をもたらした“オードラゴン”
しかし実釣テストでは、ブレイク多発で使えない!?
期待のシンキングPEの、続報レビューをお届けします。
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オードラゴン続報
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
毎週土曜はソルトの日・・・という事で、今回はPEラインのお話。
このところかなりハマって使い込んで来た、高比重シンキングPE”オードラゴン“(よつあみ)の続報をお届けします。
さてこのオードラゴン、ナイロンを遥かに超える高比重でPE界に激震をもたらしたと思います。
ラインにとって「浮くか、沈むか」というのは非っっっ常に大きな問題で、アプローチが全く別物に。
というわけでこれを用いた“ロングリーダーPEシステム“を、バスフィッシングでのベイトタックルに導入した次第です。
詳しくは上のリンクを参照して欲しいのですが、ロングキャスト時のみ「ラインが伸びにくい」というメリットは絶大。
個人的には非常に気に入っているのですが、ベイトと言う事もあり太さは1.5~2.5号を使っている次第です。
というわけで今回は、スピニングで使う様な細番手についてのインプレッションを書いてみたいと思います。
“比重”以外は全てで劣る
オードラゴンを用いたベイトPEシステムは非常に気に入っていると書きましたが、このライン自体に不満が無いわけではありません。
いや、逆に言えば「比重以外は全てが不満」で、純粋なPEラインに勝っているポイントはそれ以外に1つも無いと言っても過言ではないでしょう。
絶対的な強度が低い上に毛羽立ちやすく、糸鳴りが大きく飛距離も伸びない・・・。
比重のメリットを理解していなければ、およそ現代のPEとは思えないような駄目ラインの烙印を押されても仕方ないと思います。
※ちなみにこれ、セフィアG5PEでも全く一緒です。。。
細番手は超危険
スピニングにはシーバス用と言う事で0.6号を試してきたのですが、これはもう本当に超危険!
強度的には0.4号を使っているような感覚で、サイズが50cmを超えてくると全く歯が立ちません。
それどころかノットの締め込み時にプチプチ切れる始末で、全然役に立たなかったのです。
その後0.8号を試してみたのですが、正直これでも強度が不安。
結局1.0号まで上げたのですが、ここまで太いと飛距離はガタ落ちになってしまいます。
ライトラインで軽量プラグを遠投する浜名湖のようなフィールドでは、致命的と言って良いでしょう。
ちなみにバス用のライトリグで使う方もいらっしゃるでしょうが、琵琶湖でウィードが絡むと正直0.8号でも怖いかもしれません。
強度的にはやはり1号程度がおすすめですが、ただし操作性が結構変わってくるのでちょっと悩むところですが。。。
ただしライトリグを沈める上で比重は決定的に重要ですので、特にディープを攻めるなら効果は絶大でしょう。
(Basser 2013年3月号より。その際は、深江プロ式に5~6mくらいのロング・フロロリーダーを組む事をお勧めします)
というわけで、PEラインの新たな可能性を広げる超高比重シンキングPE“オードラゴン”。
比重のメリットが絶対的になる状況はあると思いますが、現時点ではまだまだ使いにくいのは否めません。
このジャンルのラインがもっと一般化して、各社の技術競争により進歩してくれる事を強く願っています。
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コメント
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感じ方は人それぞれです!
ラインもそれぞれメリットデメリットがあります自分もオードラゴン0.6号で釣りをしてましたがラインのデメリットが分かるならメリットを生かせば良いだけの話ですょ!
このロッドはリールはラインはダメと言う人が多いですが一人一人に合わせて作ってませんし自分が釣具に合わせられる技術を身に付ける必要がある!自分はそんな考えで釣りしてますので、けして今回のアプリを否定してやるって思いはありません。
デメリットが分からないほど怖いものは無いですから。
そうですね、メリットデメリットを理解して自分の釣りに活かすことが大切ですね(^ω^)