8Nov
各社のハイエンドに輝く、コンクエストやリョウガといった高剛性リール。
しかしそもそもリールの剛性は、本当にそんなに大切なのか?
高剛性リールが必要な、たった一つの理由をシェアします。
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リールに剛性は必要か?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて本日は、久しぶりにリールのお話をひとつ・・・。
それはコンクエストやリョウガといった、「高剛性リール」の必要性についてです。
(聞くところによると、18リョウガってすごく良いらしいですね・・・)
当サイトでは色々なリールの剛性について触れてきましたので、「またこの剛性オタクが・・・」と呆れている方もいらっしゃるかもしれません(苦笑)。
これまで寄せて頂いたコメント等を拝見すると、リールの剛性ってそんなに必要かなぁ?と疑問に思われる方が多いようです。
というわけで、以下によくあるご意見を紹介させて頂きます。
・リール同士でぶつけ合うわけじゃないのだから、剛性は必要ないのでは?
・今どき人間の握力ぐらいで変形するリールは無い
・普通はリールが変形する前に、まずラインが切れるはず
・・・といった感じです。
そしてこうしたご意見に関しては、確かにそうだろうと私も思います。
目的は「楽に巻く」こと
じゃあどうしてKenDはリールの剛性をうるさく言うのか?というと、それは外的な力で壊れるとかそういった意味合いではありません。
その答えはただ一つ、巻物を”楽に巻く“ため。
たとえ同じギヤ比&巻き取りスピードであっても、リトリーブの負担はリールによってかなり違います。
そして一般にボディ剛性の高いリールの方が、ギヤケースがたわんだりすることが無く、きっちりとギヤ同士を真っ直ぐかみ合わせられるために、巻く時の負荷が軽減されると思うのです。
たとえば以前、15アルデバランのノーマルギアでクランクを巻いてみたことがあるのですが・・・。
同程度の巻取りスピードのアンタレスと巻き比べると、リトリーブの疲れ具合には雲泥の差がありました。
剛性が低いと色んな場所にわずかづつ歪みが出て、それが巻き上げ時の抵抗になってしまうのだと考えています。
(この手の軽量リールでマグナムクランクを巻いてみると、違いが良く分かるかと・・・)
ですからリールの剛性をうるさく気にするアングラーは、圧倒的にクランカーが多いというのが個人的な実感。
それもバイブレーションとかシャッドではなく、巻き抵抗の大きいクランクベイトを多用する方が多いように思います。
1日10時間×2日とか本気でディープクランクを巻き切って頂くと、リールによる巻き上げの楽さの違いを痛感することになるのではないでしょうか。
(剛性の低いリールだと、本気で腕が上がらなくなります・・・)
もちろんこれはアングラーに体力があれば気にならないわけですが、私のようなモヤシ・クランカーには大問題。
疲れてくると巻き上げがカクカクしてしまい、リトリーブが不安定になってしまいます。
これは巻き物において、釣果を左右する重要なポイントだと考えている次第です。
ギア比を下げれば問題なし?
ところで巻き上げ時のトルクが問題なら、ギア比を下げれば良いのではないかというご指摘があるかもしれません。
それは確かにその通りで、ローギアリールなら多少剛性が低くても楽に巻けると思います。
しかしローギアにはデメリットもあり、個人的には出来るだけノーマルorハイギアで巻きたい・・・。
そう考えていくと、同じギヤ比でもより軽く巻き上げられる高剛性リールにアドバンテージがあると考えているわけです。
(手返しとか巻きアワセを考えると、出来るだけ巻取りの早いリールが欲しくなっちゃいます。。。)
というわけでコンクエストやアンタレス、リョウガといった高剛性リールは、「巻き物でこそ真価を発揮する」と思っています。
もちろん撃つ釣りでも、剛性が高いとギヤの歯が飛びにくいといった効果はあるでしょうが、実釣で必要性を実感することは少ないのではないでしょうか。
しかしこうしたリールの泣き所は、何をおいても価格が高い事・・・。
というわけで次回は、お手頃価格で買えるスタンダード・クラスの巻き物リールを紹介してみたいと思います。
(アンタレス系とか本当に良いリールだと思うのですが、値段を考えるとなかなかお勧めしにくいですので・・・)
※続編はこちら↓です
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コメント
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2018年 11月 12日
昔琵琶湖でロクマルが来た時に私の使用していたリールがたわんだような感触がありました。
それからアンタレス、ガンメタの使用頻度があがりました。
また、太刀魚ジギングの時に剛性感のあるリールを使用すると
楽な感じがしますね。
なので仰られてる事に共感できますね。
ありがとうございます!
ビッグワンとのファイト時にも感じられるポイントですよね(^^♪
ディープの太刀魚ジギングなども違いが出やすいと思います!
こんにちわ。
リールに剛性は【あるていど】必要でしょうねー。
抵抗の大きな巻物なんかを1日中やってると、後半スムーズに巻取りができて無いように思います。
自分は未だにABUの2500Cをたまに使うのですが、これがもー剛性どころではないのでw
スプールがエッジに干渉するくらいたわみますね。シュシュシュシュって。
こーいったところが気付かないうちに疲労に繋がるんでしょうね。
ただ、過剰な剛性もバス程度では必要ないのでは?とは思いますが、あるに越したことは無いかと思います。
いかに快適に釣りをするかと考えると、剛性があって・適度な軽さが必要で。。。結局バランスですよねーw
「シュシュシュ」ってわかる気がします(笑)!
本当におっしゃる通りで、剛性と軽さのバランスが大事ですね(^^♪
カルカッタのような丸型機と、アンタレスのようなロープロファイル機の違いの一つとして、リールフットと本体の接合方法が挙げられると思います。
カルカッタはリベット接合ですが、アンタレスは一体成型です。
定性的・定量的な議論は構造解析などをしなければなりませんが、直観的には一体成型の方が強そうに感じます。
超巨大な丸型リールであるTIAGRAもリベット接合ですが、鮪などがかかっても本体とリールフットが外れないのか疑問です。
それはさておき、パーミングしている手とハンドル軸の距離も巻心地に関係しているのですかね?
的確なご指摘ありがとうございます!
丸型リールのアキレス腱の一つはまさにそのリールフット部だと思っており、過去に外れたというコメントも寄せられております(;^ω^)
大型になるとリベットの点数が3点に増えていたりするようですが、やはり一体成型のアドバンテージはあるのではないでしょうか。
ちなみにハンドル軸までの距離は、巻き心地に大きく関係しているように感じています!
(北さんも言ってました)