アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[最終回] 巻取りが遅くなる!?ロングハンドル・カスタムの結論

トルクが増すだけでなく、スピード低下のデメリットも?
「ロングハンドル=ローギア化」の真偽に迫る、実証実験にトライ!
意外な結果が示す、ハンドルカスタムの結論をシェアします。

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ロングハンドル化はローギア化と同じ!?

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
ヘッジホッグスタジオさんとのコラボ企画“カスタムパーツ直接対決”シリーズ
過去2回に渡って、純正84mmと95mm,100mm,そして105mmロングハンドルの比較を行ってきました。

結果としてはまぁ順当に、長い方が巻き上げトルクが増す事は実感することが出来ました。
しかしその代償として、「長くなるほど回収スピードが落ちるというデメリットも。
つまりハンドルを一回転させる径が大きくなるわけですから、1回まわすのに時間が掛かってしまうというわけです。

これが結局のところ、「ロングハンドル化はローギヤ化に等しい」と書いてきた事の根拠なわけですが・・・
けれども実際の話、本当に回収スピードは落ちるのか?
というわけで今回は、ストップウォッチを用いて計測を行ってみましたのでご覧ください!

 

全力巻取り比較実験!

それでは早速、実験の内容をご説明しましょう。
リールに一定量(60mくらい)のラインを巻き、それを”高速リサイクラー”で全て巻き取っておきます。
(つまりラインは繋いだままの状態ですが、リールのスプールが空っぽになった状態からスタートです)

それから高速リサイクラーに巻き取ったラインを、“肘巻き”で一気に全速力で巻き上げます

 

そしてこれに掛かった秒数を、各ハンドル長ごとに比較実験してみました。
その結果が・・・コチラです!!

▼84mm純正ハンドル

1回目:13.92秒
2回目:14.55秒
3回目:14.32秒

平均:14.26

▼95mmロングハンドル

1回目:15.59秒
2回目:14.97秒
3回目:15.16秒

平均:15.24

▼100mmロングハンドル

1回目:15.88秒
2回目:15.66秒
3回目:15.17秒

平均:15.56

▼105mmロングハンドル

1回目:16.13秒
2回目:15.73秒
3回目:16.64秒

平均:16.17

人間が巻くものですから、タイムのバラツキや一部逆転している部分などもありますが・・・
大まかに言えば、「ハンドルが長い方が、巻取りスピードが遅くなる」という傾向は見て取れる結果になったのではないでしょうか。

そして各ハンドルのタイム差を見てみますと、84mm → 95mmで約1秒と大きな差が付いています。
ただしこれは、11mmの長さの違いを考えれば当然とも言えるでしょう。
その結果を裏付けるように、95mm → 100mmでは0.32と微増に留まっています。

ところが面白いのは、100mm → 105mmの結果。
ハンドルの長さの差が少ないわけですので、最もタイム差も少ない事が予想されました。
しかし実際は+0.61秒と、95mm → 100mmよりも大きな差がつくことになったのです。

理論的には最も差が縮まるはずですので、これは人間側の要因が絡んで来たためではないかと考えています。
つまり私の身体的な条件で、105mmを超えると特に早巻きがし辛くなる・・・。
自分の体感として「100mmを超えると、ちょっと巻きにくくなる」と感じていた事と、綺麗にリンクしてきます。
やはり巻きやすいハンドル長には、「個人によって最適な長さ」がある、という事が言えるのではないかと思います。

 

ハンドル長は、”自分基準”で合わせる時代?

と言う事で結論として、「ハンドルを長くすると巻上げトルクが上がる一方で、巻取りスピードは低下する」
ロングハンドル化はローギヤ化に等しいという事が、数字で実証されたと言えるでしょう。

しかし、それではロングハンドル化は意味が無いのか?と言えばそうでは無いと考えます。
この実験結果が示したもう1つの事実は、巻き上げスピードは単にハンドル長に反比例するのではなく、その人に合った長さかどうか」で大きく変わってくる、という事だと思います。

プロアングラーでもロングハンドルが良いとかショートハンドルが良いとか、人によって主張はバラバラです。
しかし誰にとってもベストな正解があるのではなくその人の巻き方や体格にあった長さと言うものが存在する・・・。
このようにリールカスタムは、“自分基準”でセミオーダーメイドするべきと言えるのではないでしょうか。

つまりまず第一に、「自分にとって最適なハンドル長」を見つける事。
そしてその上で、スピード調節は「リールのギヤ比と糸巻き量」で調整する事・・・。
豊富にラインナップされるパーツを上手く活用して、ぜひ自分にとってスイートなセッティングを見つけて頂きたいと思います。

以上で、第一回のカスタムパーツ比較特集を終わりたいと思います。

 
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  1. 2017年 5月 01日

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