29Nov
ボートフィッシングの必需品、フットコン。
普通に動くから大丈夫と思いきや、内部には深刻なダメージが!?
中を開けてみて驚いた、エレキの怖~い話をシェアします。。。
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どシャローでの衝突事故
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて手痛いノーフィッシュを喰らったBATNETから、まだ傷心癒え切らない今日この頃ですが・・・。
実はこの試合では、さらにもう一つ痛い出来事がありました。
どシャローでエレキ全開走行中に、沈んでいた冷蔵庫(?)に思い切りモーターが激突してしまったのです。
かなりの衝撃だったのでエレキを確認すると、何とスケグが歪んでいる!!
慌てて直すと、ハウジングがきゅっと回って元通り。
これで一安心・・・と一瞬思ったのですが、こんなに簡単に回ってしまって大丈夫なのか!?
内部への浸水等が気になったため、急いで専門の方に見てもらうことにしたのです。
(写真は「モーターガイドスタッフのブログ」さんからお借りしました)
エレキの修理屋さん
という事でお世話になったのは、このジャンルのパイオニアである「エレキの修理屋さん」。
ちょうど都合が合ったため、専門店として不動の地位を築いているプロショップに持ち込み修理をお願いしたのです。
エレキは大物なので梱包の手間や送料も馬鹿に出来ませんから、予約フォーム一つで直接持っていけるのは非常に助かりました。
(しかも面倒だったので、船ごと持って行っちゃいました・・・)
そこでまず言われたのは、すぐに持って来たのはナイス判断だったという事でした。
内部に浸水したままモーターを回してしまうと、重大な故障に繋がる可能性が高いという事で・・・。
やばいかなと思った時は、エレキを動かさずにすぐに内部の浸水チェックをするべきとのお話でした。
しかしいざ開けようとしてみると、まずペラを外しただけでショッキングな光景が・・・。
どこで拾ったものか、シャフトにラインがグルグル巻きになっていました(泣)。
このまま回し続けると防水のシールを破損して、浸水につながってしまう事もあるのだそうです。
そしてペラを外したら、次にハウジングを固定している2本のボルトを緩めます。
これはハウジングの後端から先端まで貫通しているロングボルトなのだとか。
浸水している場合はこれを抜いた段階で分かるのだそうですが、幸いボルトに水が付いたりはしていませんでした。
ちなみにボルトの根元には浸水防止のOリングがついているのですが、これが切れたりしていないかは要確認です。
経年劣化でゴムがやせ細っていくそうなので、出来れば定期交換が望ましいとの事。
今回はついでなので新品に替えて頂きました。
このボルトさえ抜いてしまえば、パカっと先端部が外れてくれます。
しかしこの後、KenDは衝撃の光景を目にすることになります・・・。
お前のエレキはもう、死んでいる!?
次に中を見てみた時、予想外の光景に一瞬言葉を失いました。
何と、ハウジングの中に錆が発生している・・・!?
ボルトが濡れていなかったので浸水は大丈夫と安心していたのですが、まさかの事態に驚きを隠せませんでした。
しかしプロの目から見れば、「この程度なら全然大丈夫」なのだそうです。
過去、何かの拍子にほんのわずかに侵入した水が内部で乾いた跡だろうと・・・。
機能的には全く問題ないらしく、確かに自分自身も使っていて全く気づきませんでした。
ここで興味深い話を伺ったのですが、実はエレキというのはかなり浸水していても普通に動くのだそうです。
しかし水分でモーターのブラシがふにゃふにゃになり、異常摩耗を起こしてそのうち駄目になってしまうとの事。
これは逆に言えば、ユーザーがエレキの不調に気付いた時には「お前のエレキはもう、死んでいる」という北斗の拳状態になっているというわけです。
そんなKenDをさらなる衝撃が襲ったのは、「ついでに一通りチェックしましょう」とヘッド部分を開けた時。
何とワイヤーが本来通るべき溝からずれており、互いに擦れ合って切れかかっていたのです。
修理屋さん曰く「ワイヤーが切れる3秒前」状態で、テンションが緩過ぎたために本来のプーリーから外れてしまったようでした。
というわけでその場でワイヤー交換し、きれいに掃除して組み直して頂いて一件落着!
部品の在庫も豊富にストックされているので、すぐに修理が完了するのには本当に感動しました。
(こういう海外モノって、部品を取り寄せるのに○×週間・・・とか結構言われません?)
それにしても今回痛感したのは、定期的なメンテナンスの必要性でした。
内部の浸水にしてもワイヤーにしても、かなりダメージを負っていても意外と作動してしまうので気付かない・・・。
異常を感じた時には、すでに手遅れになってしまっているというわけです。
私自身、今使っているモーターガイドのX3は去年買ったばかりだから大丈夫・・・とタカをくくっていましたが、危ないところだったと肝を冷やしました。
ただしたとえ末期状態になっていたとしても、「そこに部品がある限り、直せないエレキは無い」と修理屋さんは頼もしく豪語していました。
しかし主要部品がたくさん駄目になっていると、もはや新品を買った方が安いのでは・・・という事態になる危険性はあるとの事。
致命傷を負う前に、オフシーズンには必ず毎年チェックしておこうと心に誓ったのでした。
(エレキの修理屋さんはじめ、オーバーホールを受け付けている専門店に依頼するのが結局は安上がりになるかもしれません)
というわけでそろそろオフシーズンという方もいらっしゃると思いますが、この機にぜひエレキのメンテナンスをしておくことをお勧めいたします。
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コメント
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2019年 5月 29日
ここはUSプロばりにウルトレックスとか?w
ウルトレックス超欲しいです(゚∀゚)!!