6Mar
春の定番プラグと言えば、何と言ってもジャークベイト。
ところで良く釣れるルアーには、ある一つの共通点が?
ミノーの歴史を変えた、フラットサイドの核心を考えます。。。
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春の定番、ジャークベイト&ミドスト
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
急速に春めく今日この頃、アングラーの気持ちもソワソワとざわめく季節となりました。
ここ最近はこの時期に無類の強さを発揮するテクニック、「ミッドストローリング」について特集しております。
しかしその前に忘れてはならないのが、私も溺愛するド定番ルアー「ジャークベイト」。
オールシーズン出番のあるジャンルですが、特に春に効くというのは間違いないと思っています。
そしてこのジャークベイトとミドストの間には、色々と共通性があるように感じておりまして・・・。
ミドスト用お勧めワームの前に、今回は少しジャークベイトについてお話したいと思っています。
「春のお勧めミノー3選!」みたいにシンプルでなくて申し訳ありませんが、少しマニアックな話に付き合って頂けると嬉しいです。
(とりあえず早春のお勧めは、ルドラorヴァルナのポンプリトリーブです。。。)
フラットサイド・ミノーという革命
さて市場には様々なジャークベイトが溢れていますが、近年のモデルにはある共通した特徴がハッキリ表れていると思います。
それは「フラットサイド」という要素で、つまるところ側面が平らなボディ形状になっているというわけです。
今売られている現行のミノーは、ほとんどがこのデザインを採り入れていると言っても過言ではないでしょう。
一方で古くからのミノーは、基本的に丸みを帯びた形となっています。
断面を比べてみるとフラットサイドは四角、伝統的なミノーは丸に近い形状になっているのがお分かりいただけるでしょうか。
このデザインを最初に取り入れたのがどのジャークベイトなのか?については、ルアーの歴史に詳しくない私には分かりません。
しかし90年代後半~2000年代初頭にかけてビーフリーズ(ラッキークラフト)やワンテン(メガバス)がアメリカで旋風を起こしたのは、「フラットサイド」という形状に負うところが大きいのではないかと考えています。
それではミノーシェイプのルアーにおいて、このカタチはどんなメリットをもたらしたのでしょうか?
同居する”アピール”と”フィネス”
さてフラットサイドがジャークベイトにもたらした最大の特徴は、よく言われるように強い「フラッシング」にあるのではないでしょうか。
サイドに鏡のように平らで広い”面”を持つことで、ラウンドミノーよりも強烈に光を反射することが出来ると思うのです。
さらにもう1つ極めて重要な要素が、「ボディのスリム化」にあるのではないかと考えています。
つまり魚が下から見上げた時、フラットサイドはラウンドボディに比べて細身に見えるというわけです。
そしてボディが細いとどういう意味があるかというと、単純に言えば「フィネス」になると思います。
一般に魚は太さによって餌の大きさを判断していると考えているのですが、つまり長くても細い物は小さい=食べやすいエサ、と認識しているのではないでしょうか。
オールドモンスターのような10inch超えのロングワームに、35cmくらいのバスが平気でバイトしてくるのがその証明だと考えています。
またソルトの世界でも、60cmくらいのワラサ(ブリの幼魚)の胃から、3つくらいに折り畳まれた太刀魚(長さはワラサに近いくらい)が出て来たことがあります。
ルドラのような大型ジャークベイトにも小バスがバイトしてくるのは、この「ボディの細さ」に原因があると考えているわけですが・・・。
言い換えれば細身のフラットサイドミノーというのは、止まっている時の存在感は物凄く小さいという事が出来るのではないかと思います。
つまりアクション時の強烈なフラッシングと、静止時のステルス性の緩急が非常に激しくなるわけです。
言わば視覚的な”アピール“と”フィネス“が一つのルアーに同居している点こそが、ミノーの歴史を変えたフラットサイドの核心なのではないでしょうか。
(ただしフラットサイドが常にラウンドを凌駕するかというと、そうとは限らないのがルアーの奥深さかなとは思いますが・・・)
他にも側面による水押しの効果や、静止時に起こす自発的なアクションといった色々な要素がフラットサイドには詰まっている事でしょう。
ただし最も重要なのは、おそらくその強い明滅効果にあるのではないかと考えています。
というわけで前フリ(?)が長くなりましたが、これを踏まえて次回こそはミドスト用ワームについて考えてみたいと思います。
(※ですからジャークベイトのカラーは、HFワカサギのようなフラッシングの強い側面と、白or透明な地味な腹部の組み合わせを基本に考えています)
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コメント
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2019年 3月 11日
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