24May
バスプロツアー第6戦、“天才”アーロンが初優勝!
火を噴くディープ・ドロップショットで、何と50尾の大量水揚げ!?
6戦を終えた新ツアーの、「あるべき形」を振り返ります。。。
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アーロン・マーテンスBPT初優勝!
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
バスプロツアー第6戦は、ミズーリ州にありますテーブルロック・レイク戦へ。
日本にもファンの多い“天才”アーロン・マーテンス選手が、BPT初優勝を決めて見せました!
激しい乱打戦となった今試合を、アーロンは得意のオフショア・ディープのドロップショットで制覇。
決勝となるチャンピオンシップラウンドで、実に50尾・86lb-4oz(約39kg)という大量水揚げを見せつけました。
スピナーベイトとスイムベイトで朝の魚を獲った後は、残り時間をほぼ同じエリアでシューティングし続けたようです。
By Joel Shangle – May 22, 2019
BRANSON, Mo. – If you ask MLF pro Aaron Martens what his least-favorite technique is, he’ll giggle and tell you “Drop-shotting, bro.” It’s a running joke that the West Coast native has maintained for several years, claiming that he’d much rather be flipping a creature bait swimming jig, all the while racking up win after win using a technique he helped pioneer.Martens can now add 100,000 more reasons to love the drop-shot.
Methodically plinking his way around a series of offshore brushpiles and flooded cedar trees in the mainstem White River on Table Rock Lake, Martens connected with 50 fish for 86 pounds, 4 ounces, running away with the Championship Round of the Bass Pro Tour Berkley Stage Six Presented by TrueTimber and claiming a $100,000 paycheck (plus his first MLF championship trophy).
And he did it in true “A-Mart” fashion. While first-period leader Andy Montgomery watched his shad-spawn bite flame out in the second period, Martens kept a steady fish-catching pace from lines in to lines out, starting the morning connecting with multiple fish on a spinnerbait and swimbait between Moonshine Beach and Indian Point before picking up the drop-shot rod in the second period.
Martens stayed in the same area throughout the rest of the day, battling the wind and current while repeatedly dropping a Roboworm to fish he was seeing on his electronics and putting 34-14 on SCORETERACKER® in Period 1, adding 33-12 in Period 2 and holding on to the lead through the final period with 14 fish for 14-7.
“I spent my whole practice graphing,” Martens admitted. “I figured if I could find more waypoints and schools, that’s how I should spent my time. I knew every day the fish were going to change, but I had my graphs pretty dialed in where I can see fish in the trees, and see if they’re a bass, a white bass or shad. I know the bluff walls were a big deal, but I just felt better about what I had deeper.”
(©MLF)
Martens Rides Deep Drop-Shot to Win at Table Rock
ちなみに優勝ルアーは、ド定番のロボリーチ。
私はこの手のワームは未経験なのですが、食わず嫌いせずに手を出してみようかなぁと思案中です。
ともあれプラでは魚探掛けにほぼ全ての時間を使ったとの事で、大切なのはやはり魚探しという事でしょうかね。。。
“数釣り合戦”の批判
さて鳴り物入りでスタートしたバスプロツアーですが、なんとリミット尾数なしという驚きのレギュレーションが話題を呼びました。
バストーナメントでは長らく5尾リミットが採用されてきたため、「数釣り合戦になってしまうのでは?」という心配の声も。
しかし実際どうなるかは始まって見なければ分からないと考え、試合の行方を見守ってきましたが・・・。
「やはりビッグフィッシュの価値が低下してしまっている」というのが、現時点での率直な感想です。
今回のテーブルロック戦を振り返ってみると、全ラウンドで最も多くの数を釣った選手がトップに立っているのが分かります。
2位以下を見ても尾数と順位がほぼ比例しており、少なくとも本戦では「数釣りが勝利に直結」したと言って間違いないでしょう。
それはテーブルロックというフィールドの特徴では?という指摘もあるかもしれません。
確かに今回はAグループのトップが89尾、Bグループが91尾で予選通過という空前の乱打戦となりましたが・・・。
これまでのチャンピオンシップラウンドの結果を振り返ってみても、初戦・フロリダ以外の全試合で最多尾数の選手が優勝しています。
この6戦のデータを分析する限りでは、やはり今のレギュレーションは”数釣り戦”になっていると言わざるを得ないのではないでしょうか。
失われる”戦略の多様性”
しかし「数釣りの何が悪いのか?」という意見も当然ある事と思います。
個人的には10本の35cmバスより、1本のビッグフィッシュの方に感動する・・・のですが、それは価値観の問題と言われてしまうかもしれません。
けれども本当に問題なのではないかと思うのは、“戦略の多様性“が失われてしまう事だと考えています。
(©BASSMASTER B.A.S.S.に残ったリック・クランが、ビッグフィッシュで最年長優勝記録を更新したのは象徴的でしたね。。。)
それはどういうことかと言いますと、5本リミットなら5本ギリギリ、下手したら3本だけのビッグフィッシュを狙うという戦略も機能し得るからです。
例えば北部のスモールマウス戦などでは、あえて少ないビッグ・ラージをターゲットにする戦い方もありますが・・・。
ノーリミット・ルールの下では、どれほどのモンスターサイズを揃えても5尾で優勝するのは不可能でしょう。
(©MLF ちなみにこれまでの6戦の決勝で、優勝尾数の平均は30.7尾です。。。)
充分に吟味することなく、新しいものを頭から否定してはいけないと思ってウォッチし続けてきましたが・・・。
正直言って現時点のレギュレーションでは、BPSよりこれまでのB.A.S.S.方式の方が面白いと個人的には感じてしまいます。
即時リリースなど評価できる取り組みもありますが、この点に関しては今後のルールの改善を期待する次第です。
ただ、リミットを設定するのか?それともキーパーサイズを変更するのか?具体的にどうするかは非常に難しい問題ですが。。。
(©MLF フィールドに合わせて、優勝ラインが5~10尾と想定される程度のキーパーサイズを設定するとかどうでしょうね???)
「数釣り合戦」との批判もあるバスプロツアー(BPT)の"ノーリミット"ルール。
これまでの"5本リミット"と比較して、あなたはどう思われますか?
(出来ればどのような形にして欲しいかもRTして頂けると嬉しいです)— DeeeP STREAM (@ken_d_s) 2019年5月24日
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コメント
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私はリミットは無制限でもいいから、個体サイズによってスコアカウントに天井を作って実質的リミットを作ると戦略に幅が出て楽しそうかな…って思いますねー。
たとえば20〜30cm以下は20匹目以降、31~40cm以下は15匹目以降からカウント対象にならない。ただし41cm以上は匹数無制限にカウントされる…とか。
これなら最初に手堅く小型でスコアを作って大型を取りに行くというパターンを取ってもいいし、全体としてはノーリミットなので最初からヒュージ狙いに絞ってぶっちぎり狙いもいい。
同じ大量水揚げ合戦になるとしても個体サイズが大きければ絵面的にも映えるようになるのではないでしょうか?
コメントありがとうございます!
確かに私たちが感じている違和感の大部分は「1lbフィッシュの数釣り」という部分なのかなという気がします。
その意味で、サイズ別のカウント・リミットというのは面白いアイディアですね(゚∀゚)♪
ツイッターしていませんのでこちらから失礼します。
実際の所はわかりませんが釣れない絵が何時間も続いてはつまらないと言う側面はあると思いますが『数釣り王決定戦 』ってのがBTPのコンセプトであると思ってます。
なのでまずは数年はこのレギュレーションでして良いと思います。
1〜2年じゃ本質はまだわからないですし何年か後にキーパーやあとはリミットを10尾までとかにするのはありかと思いますが…まずは疑念は抱かずこの数釣り王決定戦を楽しみませんか?(^^)
コメントありがとうございます!
確かにB.A.S.S.がビッグバス王決定戦なら、BPTは数釣り王決定戦・・・という棲み分けもまたアリなのかもしれませんね(^^♪
まだ判断を下すのは早計かもしれませんので、私もこのままウォッチを続けたいと思います!!
はじめまして。
初めてコメントさせて頂きます。
難しい問題ですよね。
1本のビッグフィッシュは確かに子バスの数釣りより気持ちいいですが、米の広大なフィールドを探し回って1本のビッグフィッシュしか釣れなかった人と手を替え品を替え様々な釣りで10本釣り上げる選手をどう評価するのかですよね。
正直1本のビッグフィッシュだけだとたまたまと思われてしまう事の方が多いと思います。
だからといって日本のこじんまりとした釣りは嫌いですが….
初めてのコメントありがとうございます!
本当に大変難しい問題で、数と型をどうバランスを取って評価するのかは、ゲーム自体の在り方を変える根本の問題だと今回感じました。
仰る通り一本のビッグフィッシュには運という要素も排除できませんので、「ある程度の」数は必要だと思います。
そこを何本程度と考えていくのか、試行錯誤が必要かもしれませんね。