アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[2019BPT] ジョーダン・リー大逆転!バスプロツアー第1戦に見た”トーナメントの未来像”

バストーナメントの未来を占う、記念すべきBPT第1戦。
“逆転王子”ジョーダン・リーが、最終コーナーでオーバーテイク!
世紀の逆転劇を実現した、新フォーマットについて考えます。。。

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バスプロツアー開幕戦

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
いよいよ開幕した大型プロトーナメントシリーズ・「バスプロツアー(BPT)」
バストーナメントの新たな歴史の幕開けに、LIVEにくぎ付けになった方は少なくないのではないでしょうか。

(©MLF)

ノーリミット、湖上計測、ノックアウト方式などなど斬新なルールが目白押しのフォーマット。
果たして新時代のトーナメントは、一体どのようなカタチになるのか!?
みなさん期待と不安を胸に試合を観戦されたことと思いますが・・・。
今回は全く新しいバストーナメントの姿について、少し考えてみたいと思います。

(©MLF)

 

ノーリミットの功罪

さてBPTのトピックとして、尾数を制限しないノーリミット制が挙げられると思います。
早い話が、釣れば釣るほどウェイトが青天井に増えていく・・・というシステムで、「これだと数釣り合戦になってしまうのでは?」という危惧が試合前からささやかれていました。
そしてその予測は的中し、何と1日で34も釣ってトップに立つ!といった未曽有の試合展開が繰り広げられたのでした。

(©MLF)

しかしショーとして考えた場合、「常に誰かが魚をキャッチしている」というLIVE放送は、視聴者を飽きさせにくいという効果は否定できないと思います。
次々とスコアが繰り上げられ、目まぐるしく順位が変わる様子は見ていて確かにドキドキハラハラ。
しかも他の選手のウェイトが出場者にも伝えられるようで、「えっ、アイツそんなに釣ってんの!?」的な心理戦によって、選手のメンタルがかき乱される様子もドラマチックな演出として機能していたのではないでしょうか。
(英語がわからないとイマイチ分かりにくいですがw)

(©MLF リミットが無いと、たくさん釣った選手も安心してセーブすることが出来ませんからね・・・)

ただしこれだと、ビッグフィッシュの価値が相対的に低下してしまう・・・というデメリットは避けられないと思います。
カッコイイフロリダの6パウンダーをキャッチしても、1lbフィッシュの数釣りに負けちゃうの?というのは何だか納得がいかないようにも思いますが・・・。
しかしこれはリミット無しというルールを変えるよりも、キーパーサイズ(スコアラブルフィッシュというらしい)をもう少し大きく設定することで解決するのではないかという気がします。
つまり今回であればキーパーを1lbではなく1lb半、もしくは2lbくらいにしても面白かったのではないかと思うのです。

(©MLF 大森選手は良いサイズ釣ってましたね。。。)

 

大逆転を可能にするウェイト・リセット制

今回は予選を20位で通過したジョーダン・リーが、決勝の最後の最後でエドウィン・エバースを追い抜く大逆転劇となりました。
最終コーナーでのオーバーテイクはいかにも逆転王子」ジョーダン・リーらしい勝ち方で、これでクラシック2連覇初代BPTウィナーと、若手の中で完全に頭一つ抜けた存在に昇りつめた感がありますが・・・。
このダイナミックな逆転劇を演出したのは、予選・準決勝のスコアを”ゼロ”に戻すというウェイト・リセット方式にあったのではないかと思います。

(©MLF)

これまでのウェイト積算方式の試合だと、予選で大量のスコアメイクを果たしたイッシュ・モンローらが、セイフティーリードを生かして逃げ切り・・・なんて展開は十分にあり得たはずです。
しかし今回はたとえ予選の上位入賞者であっても、決勝ラウンドに勝ち残れない選手が続出する結果となりました。
これはウェイトリセットにより準決勝(ノックアウトラウンド)が事実上の1Dayトーナメントになるからで、結果として予選上位者も全く気を抜けない過酷なサバイバルレースとなったのでした。

(©MLF)

しかも決勝に至っては、ウェイトリセットのみならず試合会場すら変わるという徹底ぶり。
5日間の競技が行われたキシミーチェーンから、レイク・ガルシアという小規模レイクへと舞台を移して最終決戦が行われたのでした。
これはメジャートーナメントで蓄積したプレッシャーを避けるためと思われますが、これまでの戦いとの継続性が無いので面白くない・・・という声も散見されました。
一方、これまで大規模な試合が開催できなかったスモールレイクに光を当てるという面や、目新しいフィールドで視聴者を飽きさせないという効果も見逃せないのではないかと思います。

(©MLF レイク・ガルシアは野尻湖より少し大きいくらいの湖のようです。。。)

 

貫かれる”フィールド保護”と”視聴者第一主義”

それから非常に印象的だったのは、魚の保護」の徹底ぶりでした。
魚をライブウェルにキープせず湖上計測で即リリースする方式は、特にスポーニング期には多大な違いが出る事でしょう。
日本のトーナメントにおいても、今後真剣に検討されるべき素晴らしいシステムだと思います。

しかも魚のキャッチに際して、魚体を傷つけないようにする「フィッシュ・ランディング・バイオレーション」という違反ルールまで設置されていました。
これはランディング時に魚をカーペットに落としたりすると、その場で2分間待機しなければいけないというレギュレーション。
魚を1ft以上の高さからリリースしてはダメといった規定もあるようで、バス保護が徹底されている様子が非常に印象的でした。

全く新しいトーナメント・レギュレーションには、個人的には正直言って戸惑う点が多々ありました。
目まぐるしく上位が変動するシステムにまだ頭がついていかないのに加え、キーパーサイズの設定など改善して欲しいルールもいくつかありますが・・・。
今回の試合を見て強く感じたのは、一貫したフィールド保護視聴者第一主義の理念でした。

歴史と伝統のB.A.S.S.に反旗を翻してまで、理想のツアーを追い求めて創設されたバスプロツアー。
バストーナメントがサスティナブルなプロ・スポーツとして成立するために、フィールドファンの2つを最優先にする姿勢がよく表れていると感じました。
細かな改善点は色々とありそうですが、個人的に未来のトーナメント像はこの方向で間違っていないのではないかと思えた次第です。
次戦以降も、大森&深江プロの活躍を祈りながら楽しみにフォローしていきたいと考えています。

(©MLF 今回の活躍の立役者は、TDバイブで決まりですね!)

※ちなみにアメリカのLIVEは時差がハードルですが、後からLIVE放送を見られるようです!
詳しくはおなじみ「シャロー道」さんをチェック!

【バスプロツアー】リー弟vsエバース。ラスト10分の攻防が凄かった!

決勝LIVEの再放送はこちら

 

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  1. 2019年 2月 13日

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