27Jul
エリートプロ・宮崎選手の、霞ヶ浦攻略を実釣取材!
激タフな難フィールドで、魚を探しつつリミットメイク!?
丁寧なのになぜか早い、“テンポ“の秘訣をシェアします!
notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!
特別編・霞ヶ浦実釣レッスン
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて先日、Bassmasterエリートプロ・宮崎友輔選手の一時帰国に合わせて霞ヶ浦に行ってきました。
そこでの実釣レッスン(?)の内容を、今回は特別編としてお送りしたいと思います。
さて宮崎選手と言えば、2005年のバサーオールスタークラシック・霞ヶ浦戦を制した第19代クラシックウィナーとしても知られています。
東京出身の宮崎選手にとって、まさに霞ヶ浦は”庭”ともいえるホームグラウンドなのだろうと思いきや・・・。
朝イチの開口一番、「え?霞水系なんてほとんど知らないよ」という衝撃の事実を教えられることになったのです。
(©LURENEWS R)
最初は冗談だと思っていたのですが、定番エリアである北利根で釣りをした事も無ければ、外浪逆浦以南に至っては「行った事もない」との事。
アメリカを本拠としながら、一時帰国して出場したバサクラで優勝したという事実には正直ショックを受けました。
今回もどこが釣れているとかよく知らないとの事で、エリートプロがどう魚を探していくのか?興味津々でスタートしたのでした。
エリートプロの釣りは「遅い」!?
ところで当日の天気は、前日の豪雨に引き続いての雨模様。
普通に考えたら7月の雨なら釣れそうなものですが、ローカルの方々は口々に「超厳しい」と。
冷たい雨が続いて水温が上がらない?とか、農薬が流入して活性が上がらない?とか諸説囁かれていましたが、いずれにせよ誰の口からも「釣れない」という声ばかりが聞こえてきたのです。
ともかく状況が分からない上、雨風もあるため「まずは魚探すよ」と宮崎選手。
石積みでクランクを巻いていき、まずは余裕の40UPで手ごたえを掴んだのでした。
こう書くと「ふーん、普通じゃん」と思われるかもしれませんが、ここで私が感じたのは想像以上の”丁寧さ“でした。
エリートプロが魚を探して巻いていくとなれば、よほどペースが早いのだろうと思いきや「むしろ遅い」。
石積みの先端にあらゆる方向からクランクベイトを通し、まだ投げるの?と驚くほど一か所に多投していたのです。
(ただし巻きスピードが遅いのではなく、リトリーブは普通に早かったです)
しかも朝のうちは巻き物オンリーで行くのかと思いきや、いきなりセンコーのテキサスでスローダウン(汗)。
さらに要所ではパワーポールを刺してボートを止めるなど、かなり緻密なアプローチのように映りました。
こうして厳しいと言われる霞ヶ浦で、ポンポンとバスを引き出して見せたのです。
(ちなみに使用ルアーは、本当に普通なものばかりでした。。。)
「丁寧で早い」釣りの秘訣
けれどもここで一番大事なことは、宮崎選手の釣りは「丁寧なのに早い」という事だったのではないかと思います。
それって矛盾しているのでは?と思われるかもしれませんが、実際にテンポよく多くのシチュエーションをランガンしていきました。
なぜそんなことが可能になるのかというと、ポイントの選球眼にキモがあるのではないかと考えています。
この日は利根川の水門が開いた(?)らしく、初挑戦した北利根川もまあまあの激流に。
そんな中初めて釣りをするエリアにも関わらず、ボートを走らせながらも要所を一発で見抜いていきます。
延々と何kmも続くバンクの中でも、「ココでしょ」というキーポイントだけに集中して探っていったのです。
そしてその要所で反応が無ければ、エリア自体をざっくり切り捨てるという「見切りの早さ」が非常に印象的でした。
アメリカのトーナメントウォーターは非常に広大なのですが、実際にはタフな事も多く雑な釣りではなかなか釣れません。
そんなフィールドで結果を出すためには「丁寧で、しかも早い」事が不可欠なのだろうと、あらためて感心させられた次第です。
(レッドリバーも、相当釣りづらいフィールドでしたからね。。。)
プロの釣りが早いと聞いて、私たちのようなアマチュアが真似しようとすると「雑で遅い」釣りになりがちだと思います。
つまりエレキのスピードダイヤルを上げて、延々と長距離を流すといった経験がある方も多いのではないかと思うのですが・・・。
一投の精度が落ちている上に、結局は似たようなシチュエーションに多くの時間を費やす結果になってしまう事が多いのではないでしょうか。
(私もイサナ4.8inのバックスライドで釣らせて頂きました。。。)
というわけで今回は地味な内容かもしれませんが、私がキモではないかと感じたプロの釣りの「テンポ」にフォーカスしてみました。
宮崎選手いわく、「15分くらいを目安に、今自分がやっている釣りが正しいのかを自問自答する」べきとの事。
メリハリの効いた流し方がきちんとできているか否か、皆様も今一度自分の釣りを見直してみてはいかがでしょうか。
(そして世界中どこに行っても、やっぱりセンコーは釣れるという話ですね。。。)
※ぜひFacebookページへのいいね!& twitter・Instagramのフォローをよろしくお願いします。
関連記事
コメント
-
2019年 10月 14日
いや〜めっちゃ参考になります!おかっぱり一般アングラーからしたら、どうやってあんな広大なフィールドを釣りきれるのか?で頭の中が??だらけですから…
今注目されがちなのは「釣り方」とかメソッドばかりですが、「流し方」「エリアの見切り方」が厳しい時にモノを言うのかな、と思いますね…自分はすぐ移動しちゃって、結局どこで時間をかけたらいいかわからないまま終わってしまう人なので、こういう記事はとても参考になります!
ありがとうございます!
こういう記事にコメント頂けるのは本当に嬉しいです(^^♪
結局バスフィッシングの本質って、ルアーどうこうよりもこういう部分にあるのだろうなと思います。
今後も地味に更新していきますので、今後ともよろしくお願いします!
絶対観ますよ!地味だなんてとんでもない!ステップアップのカギがたくさんありますよ!このシリーズには!
ありがとうございます!今後もコツコツ更新していきます(^^♪