アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] 黒いラインは見えにくい!?”溶けるカラー”の可能性

“TOクロー”の赤は、なぜ優勝をもたらしたのか?
カラーセレクトに一石を投じる、溶けるという概念。
黒いラインすら消えるという、衝撃の理論をシェアします。

notice : Please select your language and translate by “Google Translator”on the sidebar(or selectbox below).Thank you!

なぜ”赤”が効いたのか?

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
もうそろそろクドイかもしれませんが(苦笑)、大森プロ優勝カラーのT.O.クローが手に入りません。。。
アメリカ本国でも話題になっているようで、何とあの“帝王”ケビン・バンダムまでがコメントを寄せているのは興味深い限りです。

(Bassmaster.comより。あの試合では他にも多くの選手が赤のクランクベイトをチョイスしていました)

赤いクランクベイトが釣れる、早春のミステリー

春の赤と言うと、古くからザリガニに似せるためとよく言われることと思います。
しかしあの時レイク・マーティンのザリガニは、まだ赤くなってはいなかった・・・。
KVDはそうしたマッチザベイト的な見方から一歩引いて、別な観点を提示します。

思い返せば、赤い粘土質のボトムが広がるフィールドでは赤がよく効いた。

(中略)

ボトムの色に生物が同化する。

バスは同化した生物を視覚的に判断する力が長けるようになる。

その色のルアーは違和感なくバスの目に映る

そして思わずその色に、その動きに口を使う。

TsuriLuckさんより)

つまりカラーセレクトは、そのフィールドの「水の色に溶け込む」事が重要である、と指摘してくれているのではないでしょうか。

 

グリパンとウォーターメロン

ところで日本で人気No.1のワームカラーと言えば、それはグリーンパンプキンウォーターメロンといったグリーン系でしょう。
その理由を上記の理論で考えていくと、ばっちりと辻褄が合うような気がします。
つまり日本の淡水湖に標準的な、緑っぽい水質に溶け込んでナチュラルに見えるという説明です。

ところでそれとは真反対に、“黒”もまた効果を実感しやすいカラーではないかと思います。
特にウィードの中で使う際には重宝すると思うのですが、これは逆にエッジが際立って「目立つ」事がメリットになっているのではないかと考えています。

ナチュラルに見せたい時は、水の色に溶け込むカラー。
そして目立たせたい時は、水の色から浮き立つカラー
そんなシンプルな考え方も、実践的なカラーセレクトには有用なのかもしれません。

 

“黒”が水に溶け込む?

ところで先日Bassmasterオープンに参加した際、ひとつ面白い事に気が付きました。
フロリダ水系はブラックウォーターと呼ばれるまっ黒な水質が特徴なのですが、ここでの定番カラーは何だと思いますか?
実は極めて多くの現地アングラーが、「黒」系統の色を推していたのです。

私も実際効果的だと思ったのですが、その理由はいつも通り「目立つから」だと考えていました。
ベジテーションが非常に豊富なフィールドだったので、琵琶湖のようなウィードレイクと同じく視認性が重要なのだろうと。
しかし今回のKVDの記事を読んで、もしかしたらフロリダでは黒がナチュラルカラーだったのか???とふと思ったのです。

これも非常に興味深い経験だったのですが、あるパートナーはパンチングでショートバイトを得た後、いきなりラインに色を塗り始めました。
何と白っぽいPEラインの先端1mほどを、マジックで黒に染め始めたのです・・・!
一体何をしているのかと訊いたところ、「黒っぽい水質に溶け込んで、ラインを見えにくくするため」だと言う事でした。

(その直後に釣り上げたりしたら印象的だったのですが、それはありませんでした。。。)

これが的を射ているのかどうかは分かりませんが、こういう考え方もあるのかというのは非常に新鮮でした。
スパイダーワイヤーにはインビジブレイドと言う白いPEラインがありますが、フロッグ等トップの釣りでは太陽を見上げる事になるので、逆に今度は白が見えにくくなるのだと説明されています。
つまり光の角度や水色などによって、同じカラーがナチュラルカラーになる事もあればアピールカラーになる事もある・・・という可能性は、頭の隅に置いておくべき重要なポイントではないかと思わされた次第です。

シンプルな結論めいた事が書けなくて申し訳ない限りですが・・・。
カラーセレクトの迷宮を少しでも紐解くために、考え方の一助になれば幸いです。

 

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    • ニゴイ3号
    • 2018年 2月 21日

    面白い記事ですね!村上晴彦プロもラインに色ぬってました!これからも面白い記事投稿して下さい!!

    • ありがとうございます!
      そそ、そうだったのですか?
      ちなみにそれは、何のライン(PE?)に何色を塗られていたのでしょうか???

        • ニゴイ3号
        • 2018年 2月 21日

        村上さんはフラッグのpeをマジックで黒になってましたよ!確か折金プロもパワーフィネスのpeを黒くマジックで塗ってました!
        村上さん曰くモチベを上げる、気休めで塗るらしいです。

        • おお、そうなのですか!!そしてやっぱり黒・・・。
          大変参考になりました!

  1. 2018年 2月 22日

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