4Oct
琵琶湖の歴史を大きく変える、“ワカサギパターン“の台頭。
ボートひしめく大船団で、一艇だけが大爆釣!?
セレクティブなバスを制す、シークレットベイトの衝撃です。。。
※タイトル画像は琵琶湖うえんつガイドサービスさんより
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ワカサギパターンへの挑戦
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
メインベイトだった沖ギルがほぼ絶滅し、劇的な変化が起きている2019年の琵琶湖南湖。
変わりゆくフィールドに何とか合わせようと、慣れないワカサギパターンにトライ&エラーを繰り返す毎日です。
もともと船団エリアは超苦手で、誰も見つけていない魚を探すのが好きな郊外型の性分なのですが・・・。
来年バスオブジャパンの大会でワカサギレイクに挑戦しないといけないので、この機を逃さず練習しておこうという思惑もあります。
そんなわけで皆さんに「似合わない」と言われながらも(苦笑)、船団でライトリグ合戦に精を出しているという次第です。
ところがこのワカサギ狙いのバスたち、ガンガンボイルしているにも関わらず喰わせるのが超絶難しい・・・(汗)。
もちろん活性は高いはずなのですが、色々なルアーを投げても99%くらいはガン無視されています。
「セレクティブ」という言葉の意味を、あらためて思い知らされている今日この頃。
手当たり次第にワカサギ系と言われるルアーを買い漁り、色々試しては返り討ちを喰らっています。
ボウズと爆釣の分岐点
そんなわけで先日行われた琵琶湖オープンでは、あえて「ワカサギパターンの船団戦」をテーマに参加してきました。
しかし予想外の晴天と大混雑に翻弄され、結果は無残なパーフェクトゲーム(=ノーフィッシュ)。
見事なマイゲームで優勝した選手を眩しく見ながら、ひたすら1人うなだれておりました。
ところがそんな過酷な船団戦の中でも、嘘みたいにボコボコに釣っていた船が一艇ありました。
それがBAITにも参戦している、“うえんつガイドサービス“の植付友二選手艇。
沈黙する大船団の中で、1人魔法のような大爆釣劇を演じていたのです。
(同じ日の同じエリア、100mと離れていない場所での衝撃的釣果でした。。。)
一体何が起こっているのか私には理解不能だったのですが、その秘密が早速↑の動画で公開されていました。
使われていたシークレット・ベイトは、何とジャスターフィッシュの2.5インチ(!)
琵琶湖では規格外と言えるスモールワームを1/32oz(0.9g)のジグヘッドにセットし、何と6mラインをミドスト(&ボトスト)するという離れ業が行われていたという訳です。
確かに今偏食されているワカサギはサイズの小さいものも多く、数としては5~7cmくらいの個体がたくさん泳いでいます。
(たまに大きい群れも居ますが)
私も4~5インチのワームではなかなか喰わせられず、最近3インチクラスまで落としてやっと少し反応が得られるのを感じていたのですが・・・。
まさか琵琶湖のビッグバス相手に2.5インチが必要な日が来ようとは、正直夢にも思っていませんでした。
ただしこれは小さいワームを使えば釣れるといったイージーな話ではなく、場所やアプローチをきっちりと抑えているからこその釣果だと思います。
今の南湖では25cmくらいまでの小バスが簡単に釣れるようになっていますが、植付プロはロクマルクラス含めほぼ40cm以上のナイスサイズしか釣っていません。
このようなサイズの釣り分けが可能なのはビッグバスと小バスのポジションの違いを的確に把握し、ベイトを追い込む地形やカバー、トレースコースまでをきっちり煮詰めているからに他なりません。
その上で極小ライトリグを狙いのレンジにキープするという超絶テクニックをこなしているからこそ、あれだけの大船団の中で独り勝ちすることが出来たのではないでしょうか。
(GETNET TVより。今の南湖でこの釣果は、ちょっと信じ難いくらいです。。。)
食わせとフィネス
このように今の琵琶湖では、フィネスに長けた”喰わせ巧者“のアングラーが非常に強い時代になってきていると感じます。
逆に言えば沖のウィードエリアでクランクやスイムジグを巻くといったスタイルは、あれは幻だったのだろうかと思う程パワーダウンしている気がします。
そうした釣りが好きな一人としては残念な気もしますが、逆に言えば今こそ本気でフィネスに取り組めるチャンスと考えるようにしています。
というわけでi字系やミドストなど、これまで疎遠だったテクニックに取り組んでいる今シーズン。
今のところ全く結果に繋げる事が出来ず、正直かなり苦しい一年になってしまっておりますが・・・。
ここで挫折することなく、歯を食いしばって修行を続けていきたいと思っています。
色々なルアー・ワーム等さんざん試してきましたので、これからそうした内容も少しづつUPしていきたいと思います。
(ちなみに他フィールドでワカサギパターンを得意とされているような方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度私の船に乗りに来て頂けませんでしょうか。。。)
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コメント
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2019年 10月 16日
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2019年 10月 25日
KEN Dさん
いつも記事を、興味深く見させて頂いています。
私は、職業柄、転勤が多く、色々なところに行きました。もちろん、琵琶湖のほとりで仕事をしていたこともあります。
全国様々なところに転勤させられるので、当然、ワカサギレイクにも頻繁に行きました。現在は、利根がメインフィールドです。
さて、私の経験では、ワカサギレイクでは、必然的にワームは小さくなります。そして、それに応じて、シンカーも軽くなります。最強のワカサギワームは。。。です。
10mくらいのディープを1/32で底をとれるくらいにならないといけません。といっても、実際には、けっこう適当でも大丈夫かもしれません。経験的に言えることは、10mの底でワームが並行に浮く姿勢であることだと思っています。ゆえに、マス針にワームをちょんがけします。そのちょんがけの肝は、ワームを薄くかけることです。薄くかけることで、並行姿勢をキープできる気がします。
あとは、リグですが、キャロも効果的です。琵琶湖では、あまりキャロを使わないですが、ハイランドフラットレイクでは多用します。琵琶湖もつるつるになっており、キャロはありかもしれません。
あくまで私見です。
たのしい記事をこれからもお願いします。
こちらこそいつもありがとうございます!
これまでワカサギパターンに慣れておりませんでしたので、アドバイス本当に助かります。
1/32ozで10m・・・頑張ってトライしてみたいと思います!!
慣れないパターンへの挑戦は本当に自分のメンタルとの戦いですよね……
でも1回1回の釣行は必ず自身の糧として積み重なっていくはずなので心折れず、頑張ってください…!
それと、これは素人アングラーの個人的な意見なのですが、瀕死のワカサギを見て食っているバス相手に紛れ込ませて食わせると言うのは非常に難易度が高く、シェア出来る量も少ないような気がしています。なので、ワカサギパターンはワカサギ自体は流動性のストラクチャーとして捉えるのが取り組みやすいのかな、と
ありがとうございます、折れそうな心にアドバイスが沁みました(笑)。
ワカサギ自体を流動性のストラクチャーととらえる・・・というのはまた意味深ですが、群れをカバーのように考えるという事でしょうか???
そうですね!元も子もない事をいえばルアーは結局どこまで行っても「擬似」餌であり本物にはなれません。当然たっぷりとバスが本物を見られる状況下で、なおかつ焦って捕食する必要も無いような状況で誤認させるのは至難の業です。また、紛れ込ませるのが上手くいけばいくほどバスにとって自分の操るルアーは沢山あるものの中の1つとして埋もれ捕食対象に選ばれにくくなる、というジレンマも発生します
ではどうやって食わせるか?と考えた時、一番手っ取り早いのはバスが焦って捕食したくなるような状況を演出する事ではないでしょうか?例えば急にクモの子を散らすように逃げ惑うベイトたち(そして逃げ遅れたノロマが1匹…)、とか。
そこでルアーの強みである「本物っぽいけど本物ではない存在感」「自発的に仕掛けられる能動性」が生きてくるのだと思います。バスが食べたいのはあくまでもワカサギという特定の種ではなくその瞬間食べやすい獲物です。
そしてワカサギは(今の時期だとまだそれほど大規模にはなりませんが…)お誂え向きにボール状に群れる魚です。
もちろん大人数の釣り人が一度に釣りをする大会時に毎度毎度そう上手くはいかないとは思いますが…
良い意味でルアーを「悪目立ち」させる事がオープンエリアで特定ベイトについて回るバス攻略には肝心なんじゃないかな、と思います。素人アングラーの意見が多少なりともkenDさんのお役に立てれば幸いです…!
アドバイスありがとうございます!
“ルアーを「悪目立ち」させる”というのは、なかなかに目から鱗でした・・・。
色々トライ&エラーを繰り返してみたいと思います!