11Mar
春は巻き物、夏は夜・・・。
古来より春は巻き物が効くと言われるのは、一体どういう理由なのか?
“中層“をキーワードに、シーズナルな攻略法を考えます。
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“春は巻き物”はナゼ?
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて平安の昔より(?)、「春は巻き物、夏は夜」などと言われておりますが。。。
春のバスフィッシングにおいては、巻き物による中層攻略がキーになる事が多いのではないかと思います。
シャロー道のHidekiさんのようなガチのフリッパーでも、「春は巻きますよ!」と仰っていました。
もちろん巻き物好きの私には楽しくて仕方ない季節なのですが、読者の方から「なぜ巻いて釣れるのか?」という質問を頂きました。
質問者のフォロワーさんは普段あまり巻かない方だそうで、どうして巻き物が効きやすいのか良く分からないとの事だったのですが・・・。
その答えを簡単に一言で言うのであれば、「春は魚が浮きやすいから」ではないかと考えています。
水温上昇とサーモクライン
さて以前も少し書かせて頂いたように、冬場に下がり続けてきた水温が上昇に転じるタイミングが、春への変化の節目だと思うのですが・・・。
この時水温が上がると言っても、どこでも同じように暖かくなっていくという訳ではありません。
日光や大気で表層の水が暖められやすい上、温かい水は比重が軽いので、基本的には浅いレンジから水温が上昇していくと考えられるからです。
つまり春は暖かい上の水と下の水で層(サーモクライン)が出来るため、バスがボトムを嫌って中層に浮く現象が起こるという訳です。
(あとはフィールドによっては、雪解けの冷たい水が底に入るという理由もありますね。。。)
今や冬の大定番ルアーと言えばメタルバイブで、ボトムにべったりと張り付いたバスの口を開かせるには最強なのではないかと思います。
しかし季節が進んでくると、「あれ?」と急にボトムで釣れなくなるタイミングを経験した方も多いのではないでしょうか。
これがまさに上に書いた、「バスが中層に浮く」ことによって引き起こされる現象だと思うのです。
こうなってくると中層を攻められる巻き物が威力を発揮するわけで、クランクやバイブレーション・ジャークベイト等の釣果がたくさん聞こえるようになってきます。
クリアな場所ならスイムジグや、さらにフィネスなミドストなどが炸裂するシチュエーションもあるでしょう。
このようにルアーの強弱は状況によって様々でしょうが、とにかく浮いているバスに対して”中層攻略“を仕掛けるというのが共通するカギになると思います。
釣れないとついついボトムのライトリグに頼りたくなる・・・という気持ちは十分理解できますが、この時期はそうした釣りで落とし穴にはまってしまう危険性もあるという事をぜひ頭の片隅に置いておいて頂ければと思います。
スプリングターンオーバーとミッドスポーン
とはいえ「春は中層さえやればOK!」と、単純に考えれば良いという訳にはいかないのがバスフィッシングの奥深さ。
いったん表層が暖められても、寒波で再び冷やされて水がぐちゃまぜになる“スプリングターンオーバー”なる現象もあります。
ですから強く冷え込んだタイミングでは、ボトムや濃いカバーなどで冬に近い釣りを強いられる事も少なくないと思います。
またどんどん季節が進んでいって、バスがいよいよスポーニングを意識しだすとボトムに執着する事もあります。
個人的にはこれをプリスポーンからミッドスポーンへの切り替わりと考えているのですが、その意味では「春は巻き物」はプリに対する考え方といえるかもしれません。
結局どっちを狙えばいいんだよ!と怒られてしまいそうですが(苦笑)、日によって目まぐるしく反応が変わるのが春の特徴だと思いますので・・・。
今日は中層なのか?それともボトムなのか?を意識しながら、その日の正解を探って頂くと良いのではないでしょうか。
一筋縄ではいかない春のバスフィッシングを、ぜひ悩みながら攻略していきましょう!
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