アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

日本記録をも輩出した、ビッグバスの聖地“池原ダム“
ロクマルクラスを狙うなら、今や琵琶湖より高確率！？
アクセス法からエリアガイドまで、全般情報をまとめてシェアします。

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琵琶湖より釣れる！？日本屈指のビッグバスレイク

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD（けんでぃ）です。
新型コロナウイルス問題で、今シーズンはなかなか釣りに行けていない方も多いことでしょうが・・・。
ようやく緊急事態宣言も解除されたという事で、今回はお勧めフィールド“池原ダム”の紹介をしてみたいと思います。

さて奈良県・下北山村に位置する池原ダムは、日本有数のビッグバスの聖地としてあまりにも有名ですが・・・。
2003年4月にはサタン島田さんが当時の日本記録となる8,620g（現時点で日本歴代3位）をキャッチするなど、レコード級のランカーを狙える夢のある釣り場と言えるでしょう。

（「サタン島田のMADNESSブログ」より）

そんなの一般のアングラーには夢のまた夢・・・と思われるかもしれませんが、ロクマルクラスであれば結構普通に釣れてしまうのが凄いところ。
これは過去にフロリダ種の放流が公式に行われた（当時は合法）からだそうで、今はラージと混血が進んだタイガーバス状態になっているのかもしれません。

私もバスオブジャパンのプラクティスで今年の2～4月頃に初めて訪れたのですが、正味6～7回の釣りで50UPが5本ほど釣れました。
試合なので書いていなかったのですが、中には62cmのビッグワンも含まれており「琵琶湖より釣れるじゃん・・・」というのが偽らざる本音。
しかもリザーバーど初心者の私でこれですから、各地のタフリザーバーで腕を磨いたアングラーなら一体どれほど釣るのか怖いくらいです。
だだっ広い琵琶湖の沖の釣りに慣れていない方なら、間違いなく池原に行った方が高確率でロクマルが獲れると思います。

（例によってテキトー計測ですが、短くても61,甘く測って63～4cmはありました。長っ！）

 

レンタルボート＆スロープ充実の釣り場環境

そして池原ダムのもう一つの魅力は、釣り場としてのフィールド環境が非常に整っている事です。
たくさんのレンタルボート屋さんが営業しており、(60馬力までなら)マイボートの持ち込みも可能。
崖だらけなのでオカッパリは禁止されているのですが、初めて訪れるアングラーにも敷居が低いと思います。
リザーバーなので琵琶湖みたいな激荒れも無く、慣れていない人でも沈没リスクは少ないのではないでしょうか。

（とはいえかなり大規模なダムなので、房総リザーバーとかに比べれば段違いに荒れますが）

▼池原ダムボート屋さんリスト
・トボトスロープ
→ 池原唯一のコンクリートスロープで、サウザー450クラスまで昇降可能
・Y企画
→ マイボート持ち込み可能。昇降機のため軽い船限定
・ホワイトリバー
→ マイボート持ち込み可能。昇降機のため軽い船限定
・ワールドレコード池原
・IKEHARA Dream
・ワンアップヒライ
・クラブイケハラ

※ボート屋さんで下流の七色ダムと共通の環境整備協力金（日券300円、年券2,000円）の購入が必要

（水位によってはスロープがフラットになるので、下ろせるか要確認）
　　　　
なにより嬉しいのは地域の姿勢で、村を挙げてアングラーを歓迎してくれています。
TOP50プロの山岡計文選手が村議会議員を務められており、政治レベルで釣りを盛り上げてくれているありがたさに滋賀県民としては涙が出そう。
日帰り温泉施設や安価な宿泊施設等も充実しており、釣り人にとってかゆいところに手が届くサービスは嬉しい限りです。

（しかもとってもキレイな施設が多いです。。。）

▼池原ダム近隣施設リスト
・きなりの湯
→（たぶん唯一の）日帰り温泉＆レストラン。第2,4火曜定休。
・民宿池原
→ 素泊まり一泊3000円。古民家が改装されていて綺麗
・カーブの店簡易宿泊所
→ 素泊まり一泊3000円。ヤマザキショップの2階なので買い物も可（逆に言えば村内にコンビニは無い）。新しくて綺麗
・下北山スポーツ公園キャンプ場
→ 早起きプラン3500円(2名まで)等。何人かでシェアするには良さそう
・（有）エムズィオイル池原SS
→ ガソリンスタンド。レアな釣具を売っているという話も？

※ちなみに公衆トイレも整備されており、車中泊する方もいらっしゃいます

 

交通アクセス

そんな素晴らしい池原ダムの弱点は、交通アクセスの問題ではないかと思います。
山深い紀伊山地に位置し、高速道路網が整備されていないため結構時間が掛かります。
ただし幅が広くて走りやすい道が多いため、意外とトレーラーを牽いていても怖い場所は少ないでしょう。

中部・関東と言った東方面からアクセスする場合は、伊勢自動車道の尾鷲北ICを降りてからR42→R309→R161を通るのが最速でしょう。
温暖な太平洋岸を回るので、冬季でも積雪の心配が少ないのも嬉しいルートです。
高速代を節約するなら東名阪から名阪国道(R25。高速みたいな一般道)に入り、針ICで降りてからR369→R166→R169と南下する方法もあります。

（名古屋からだと3時間強くらいですかね。。。）

それから大阪等の西方面から向かう場合、E91南阪奈道路からR24に入り、以後はR169を南下するのが一般的だと思います。

（大阪から2時間半くらい？ただし渋滞しやすいのがネックかも）

ちなみに京都・大津方面からであれば、R422を南下して上野ICから名阪に乗り、針ICで降りてからR369→R166→R169と南下するオール下道ルートもあります。
いずれにせよ崖崩れで通行止めになる事も多い地域のため、その時々で最適なルートを調べていく方が良いでしょう。

（大津から大体3時間半ですが、混むことは少ないです）

 

フィールド情報＆攻略法

最後に釣り場情報と攻略法ですが、イケハラ歴2ヶ月の私にはまだまだチンプンカンプンです(苦笑)。
ただし一般的な知識として、”巨大なクリアリザーバーである“という事は言えると思います。
南北の長さで言えば琵琶湖の南湖くらいありますので、一日で全域を回るのはちょっと難しいでしょう。
また基本的に急深なので、上流部以外はバンク撃ちの釣りがメインになると思います。

（湖の真ん中だと、下手したら60mとかありますので・・・汗）

ちなみにエリアは西から前鬼筋・白川筋・坂本筋・備後筋と言う4つの川筋と、ダム最下流の本湖の5か所に大別されます。
例えば白川筋は濁りやすく、坂本筋は上流からのカレントが無い等、エリアによりかなり特徴が異なっています。
全域を攻略するのはかなり骨が折れますが、それらが複合する非常にゲーム性の高いフィールドと感じました。

なお“関西バス釣り大明解MAP”というムック本に池原が載っていまして、これは大変参考になりました。
電子書籍版もリリースされているため、iPad等に入れて釣り場で見られるのも非常に便利だと思います。

 

それから発電用のダムのため、季節によって大きく水位が変動するのも特徴です。
カバーは立木や岩が主ですが、狙いのカバーが減水ではるか頭上に干上がっている・・・なんてこともザラ。
ともあれカレントがしっかりとあるリザーバーなので、流れをヒントに絞り込む醍醐味があると思います。

・川の防災情報（国土交通省）
→ 水位/放流量の情報が1時間おきでチェック可能

あとは水質は基本的にクリアで、ライトリグやS字形ビッグベイトと言ったフィネスな(水押しの弱い)釣りがメインになるようです。
ベイトはエビ・ゴリ系もいますが、どちらかと言うと鮎・ワカサギ・フナ・渓流魚と言った魚食性の強いフィールドだと聞きました。
ちなみにギルもいるそうですが、下流の七色と比べて数は少ないという話です。
いずれにせよ餌が豊富な豊かなフィールドと言う印象で、あまり虫を食べているといった感じでは無いようです。

より詳しく勉強したいのであればガイドフィッシングを利用することも出来、気軽にトッププロのレクチャーを受けることも出来ます。
山岡プロや北山プロなど、TOP50でしのぎを削ってきた一流どころに教えてもらうのは得難い経験になると思います。
そんな豊富な選択肢があるのも、池原ダムの魅力のひとつではないでしょうか。

（山岡選手と言えば、ミドスト・ホバスト等の第一人者ですもんね・・・）

▼池原ダムのガイドサービス

山岡ガイドサービス

北山睦オフィシャルサイト

と言うわけで今回は、日本の誇るビッグ・リザーバー“池原ダム”を紹介しました。
琵琶湖をベースとする私ですが、正直ハマりそうと思うくらい魅力的なフィールドだと感じました。
日本のバサーに生まれたなら、一度は巡礼しなければもったいない！・・・レベルの聖地だと思いますので、ぜひ機会を見つけて出かけて欲しいと思います。

（なお、追加情報や間違いがあればご指摘いただけますと幸いです。ご質問のある方もどうぞ！）

 

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