5Aug
子供と釣りを楽しむのは、パパアングラーの夢の一つ。
しかし道具立てを間違うと、逆に釣り嫌いを生むことに!?
意外とシビアで難しい、子ども用タックル選びを考えます。
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小学生には”スピニング”タックル!
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
コロナ禍で短くなった夏休み、お子さんと釣りに行こうと計画中の方も多いかと思いますので・・・。
今回は小学生程度のキッズにお勧めの、ルアー用タックルセレクトを紹介したいと思います。
まずリールにはベイト・スピニング・スピンキャストなど、色々種類がありますが・・・。
小学生くらいであれば、扱いがカンタンで色々な用途に使えるスピニングリールがイチ押しです。
ウチの子などは生意気にも(?)ベイトリールを欲しがったのですが、さすがにいきなり使うのは難しいと思います。
ちなみに幼稚園児くらいの場合、そのスピニングですら扱いが難しいと自分の子供で実感しました。
そこで4~6歳くらいはのうちは、最も使いやすいスピンキャストリールを使わせていました。
注意点は糸ヨレが激しいことなので、安いナイロンラインを毎回巻き替えると良いと思います。
(“キャンピー(テイルウォーク)”というリール・ロッドのセットが超安くてお勧めです)
(幼稚園児の頃はお世話になりました。。。)
ロッドは”短い”が必須条件
さてそれではスピニング用のロッド選びに移りたいと思いますが、一番のポイントは“短いこと”。
大人用の6ft以上のモデルでは、長過ぎ&重過ぎで子供が一日キャストし続けられません。
というわけで平均的な小学校低~中学年くらいの体格であれば、5ft台の長さが適していると思います。
5ftクラスのロッドというのは少ないのですが、レジットデザインからチャイルドサイドCSS52UL-2というキッズ専用モデルがリリースされています。
私は使ったことが無いのですが、聞けば大人が普通に使っても満足できるクオリティとの事。
それなりにしっかりしたお値段なので、子供用に買っておいて親がコッソリ使うのにもいいかもしれません(笑)。
(レジットデザインHPより)
ちょっと金額的にキツいと思われる場合は、バスワンXTの256UL-2(シマノ)がお勧め・・・というか自分も買いました(笑)。
5フィート6インチなのでちょっと長めではあるのですが、身長120cmくらいあれば問題なく使えると思います。
短かい上に最近のロッドはやはり軽いので、中古で古いブランクを探してきて組むより良いのではないでしょうか。
(「黒田健氏のいろはにほへと」より。2ピースなので持ち運びも便利です)
そしてパラボリックによく曲がるレギュラーくらいのテーパーになっていまして、癖が無く投げやすいのが好印象。
バス用のライトリグロッドだとファストテーパー過ぎて扱いづらく、ラインを巻き込んでティップを折ったりしやすいと思います。
その点この竿はティップが強くブランク全体で曲がる感じなので、3.5~20gくらいまでの幅広いルアーを扱えると感じました。
ちなみにガイドはちゃんとしたFUJI製のがついていまして、SICでは無いかもしれませんが十分なクオリティかと。
ガイド径が大きい&ガイドが少ないので、抵抗が小さいのか短くても意外と遠投できます。
ただしPEラインはちょっと絡まりやすい気がするので、ナイロンorフロロを合わせた方がよさそうです。
(そしてこのクオリティで6000円台というのが衝撃的・・・)
リールは”小型”がとっても重要
そして次にスピニングリールの選び方ですが、「小型」であることがものすごく重要です。
サイズによってはライン・スプールに指が届かない事もあり、フェザーリング出来ないことも。。。
ですからシマノであれば、1000番やC2000番といったコンパクトボディが良いでしょう。
また自重が軽い事も大切なので、新しく出るヴァンフォード(150g)などは理想的だと思います。
しかしそこまでコストも掛けられないので、当家では19ストラディックC2000S(185g)を購入しました。
本当はアルテグラ等にしてもっと出費を抑えたかったのですが、200gを超えてしまうためちょっと奮発してみた次第です。
ちなみに子供には「ゆっくりタダ巻きする」というのが非常に難しいので、ギアはノーマルを選びました。
ハイギアの方が掛かった時にバレにくいという考え方もあるのですが、いわゆるカクカクとした”三角巻き”になってしまいます。
そもそも上手く巻けなくては釣りにならないので、ハンドル一回転で65~70cm前後の巻取りスピードが適度ではないかと思います。
ラインはナイロンが使いやすい
それから使用するラインについてですが、基本的にはナイロンラインがお勧めです。
しなやかなので飛距離も出ますし、何よりライントラブルが少ないのが最大のメリット。
バスフィッシングなら6lb(1.5号)前後、ソルトなら8lb(2号)前後が使いやすいと思います。
ただしバスフィッシング等で小型ワームのライトリグなどをする場合は、フロロカーボンの3~4lbもアリだと思います。
(シンカーが軽いと、ナイロンでは沈みにくいため)
いずれにせよヨレるとガイドに絡んだりするため、安いボビン巻きラインを毎回交換(これはマジで重要)するのがお勧めです。
ちなみに魚が大きくて切られたり、岩がゴロゴロで傷つきやすい場合などはリーダーを組むと良いでしょう。
道糸にするラインは変えずに、先端にだけ50cm~1mほどフロロのリーダーを結ぶと効果的。
ライン同士を結ぶのは強度低下がネックなのですが、“クアドラプルサージェンスノット“ならかなりの強さがあると思います。
(「ジギング魂」さんより。浜名湖みたいなソルトだったら、8lbナイロン+12lbフロロリーダーくらいかなと。。。)
お勧めルアーは”スピンテール”
最後にお勧めルアーについてですが、「投げやすくて簡単に扱え、しかもバイトが多い」ものが理想的。
そんなの大人だってそうでしょと言われそうですが(笑)、意外なお勧め(?)は“小型スピンテールジグ“です。
5~10gくらいあれば飛距離も出やすく、基本的にはタダ巻きするだけでOK。
しかも子バスからブルーギル、ハスやウグイにシーバス・クロダイ・アジ・サバと、ソルト/淡水を問わずなんでも釣れるというわけです。
大人がカウントダウンと巻きスピードを指示してあげれば、ある程度のレンジコントロールも可能。
あまり沈めると根がかるので、表層~中層を巻きやすいウェイトを選んであげると良いでしょう。
完成品で選ぶならば、イガジグスピンの5or7gがお勧めです。
ただし子供はキャストミスでよく無くしたりするので、安くあげるならamazonとかで売っている格安品でも良いでしょう。
スピンテールはブレードが命なので、ちゃんとした#1のコロラドあたりに付け替えれば問題なく魚は釣れます。
あとは#0のボールベアリングスイベルと、よく刺さる#8くらいのトレブルフックに交換すれば完璧です。
(ブレードの色や種類を色々変えて、子供に選ばせるのも楽しいですよ)
ただしボトムでしか釣れないようなときは、もちろん小型ワームのライトリグも効果的です。
最強なのはキャロライナリグやスプリットショットリグをズル引き&放置することですが、投げにくいのが玉にキズ。
2~3インチワームを10cmくらいのショートダウンショットで使うのが、使いやすくて良いのではないかと思います。
というわけでキッズ用タックル選びで最も重要なのは、“使いやすさ”だと肝に銘じてほしいと思います。
大人はついつい「PEの方が飛ぶのになぁ」とか考えてしまうのですが、トラブルが多いとすぐ嫌になってしまいます。
逆に言えば快適に扱えれば投げているだけでも(ある程度)楽しいと思うので、ぜひ子供ファーストで選んでみて下さい。
(ワームはサターン3インチとか、とりあえず小さければ良いかと)
▼おすすめタックルまとめ
・ロッド:バスワンXT256UL-2(シマノ)
・リール:ストラディックC2000S(シマノ)
・メインライン:CN500(デュエル)2号 ※ナイロン
・リーダー:フロロマイスター(クレハ)10lb前後 ※フロロカーボン
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