アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] ゾディアス167M-Sは”異色のソリッドティップ”だった?

ゾディアス初のベイト・ソリッド、167M-S
世界戦略シリーズにラインナップされた、日本的番手のテイストは?
異色のソリッドティップモデル、実使用レビューをお届けします。

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異色のソリッドティップモデル

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
以前の実釣動画で、簡単に紹介させて頂いたゾディアス167M-S
今回はそのインプレッションについて、詳しくお話させて頂きたいと思います。

 
さてまず性能云々の前に、このロッドがゾディアスにラインナップされたという事がちょっと驚きでした。
なぜならこのシリーズは世界戦略モデルであり、いわば「シマノ製アメリカンロッド」とも言うべき存在だと思うからです。
ですからここに非常に”日本的”な、(ベイト)ソリッドティップモデルがラインナップされたのは非常に意外だったのです。

そして現物を見てさらに意外だったのが、ティップまでハイパワーXの補強がされていたこと。
なぜなら通常ソリッドティップモデルは、先端までカーボンテープが巻かれていないことが多いと思うからです。
果たしてこの構造で、ソリッドのしなやかさがキープされているのだろうかと非常に心配でした。

 

実は重くてダルい?

というわけで、琵琶湖のウィードエリアで1/4oz(7g)前後のドロップショット(ヘビーダウンショットリグ)で使用してみたのですが・・・。
ちょっとしたウィードの新芽もキッチリとらえており、ティップの“入り”は意外とスポイルされていないと感じました。
少なくともストレートティップのチューブラーのような、「への字」の曲がりとは確かに違うと思います。

(黒田健史の「いろはにほへと」より。ただしどちらが良いかというのは難しい問題ですが・・・)

しかし「ソリッドティップのベイトフィネスロッド」を想像していると、ちょっと異質なフィーリングと感じるかもしれません。
基本的にこの手の竿は軽量/高弾性なエキストラファストテーパーで、ピシッとしたシャープなモデルが多いと思います。
ところがゾディアス167M-Sは、それらのロッドと比べると明らかに重くてダルいと言うのが実感でした。
もちろん自重97gというカタログ数値は十分に軽いのですが、素材(中弾性?)や大きめのガイドがそう感じさせるのではないでしょうか。

(あくまでも一般的なベイトフィネスロッドと比べると、の話ですが)

 

角の無いベリー設定

そして最も違いを感じるシーンは、おそらくフッキング~ファイト時ではないかと思います。
こうした場面でもあまりベリーが入らず、「曲がり止まる」感じのソリッドティップロッドが多い中で・・・。
ゾディアス167M-Sは角を感じさせないアクションで、スムーズに曲がり込んでいく感じがします。

(ハイパワーXをティップまで入れたことで、ソリッドとチューブラーの継ぎ目が曖昧になっているのかも。ある意味フルソリッドに近い?)

もちろんこれには一長一短あると思うのですが、良く曲がる分バラしにくさにはつながると思います。
クッション性が高いのでライトラインでも切れにくく、リフティングパワーも出ているという印象。
大型のバスとファイトするのであれば、非常に向いているブランク設計ではないでしょうか。

ただしフッキング時に「バシッ」と掛けたい場合は、もっとベリーにストップ感があった方が良いという意見もあるでしょう。
私は基本的に巻き合わせというか、巻いて”から”ギューっと合わせるのが癖になっているので気にならないのですが・・・。
短いストロークで瞬発的にアワセるタイプのアングラーには、フッキングパワーが足りないと感じられるかもしれません。

 

ベイトフィネスの「ちょっと上」

というわけで一般的なソリッドティップのベイトフィネスロッドと比べると、強くて・ダルくて・良く曲がるという印象。
つまりゾディアスらしいテイストに、ちょっと繊細なティップをスパイス的に加えたイメージです。
どこか愛用するフルレンジC67MH/SLにも似ていて、それよりワンランク下のリグをカバーするのに重宝しています。

ちなみに感度とか軽さとかシャープな操作性とか、そういう要素を期待しているとガッカリするかもしれません。
ですからベイトフィネス以上、カバー撃ちロッド未満というスキマを埋める一本と考えた方が良いと思います。
5g前後のドロップショットやヘビーネコリグ、ライトテキサスなどに使いやすいのではないでしょうか。

異色な味付けなので好き嫌いは分かれると思いますが、結論として個人的にはかなり気に入りました。
ロングリーダーPEセッティングを使っているせいもあって、このくらいの適度なダルさが絶妙にイイ。
FGノットの結び目が引っ掛かりにくいので、やや大口径なガイドも非常に好印象でした。
というわけで普通のMロッドにもう少し繊細なティップが欲しいと思っている方には、強くお勧めできる一本です。

(ちなみにカーボンモノコックグリップの効果は・・・よく分かりませんでした苦笑)

 

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