アメリカBASSトーナメント参戦を目指すアマチュアバサー、KenD(けんでぃ)の奮戦記をお送りします。。。

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:[D] “深江式ドロップショット”リグの自作方法

(©MLF)

深江選手の18番と言えば、スピーディーに繰り出す“ドロップショット”
ツアープロのリギングは、スイベル・セットに秘策があった?
アメリカの最前線で戦い続ける、フィネスシステムに学びます。。。

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ドロップショット・リギングの秘策

皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
問答無用で釣果を求めるなら、何と言ってもライトリグかと思いますが・・・。
今回はダウンショットリグ(アメリカではドロップショットリグと言う)の、ちょっとシークレット的なリギング法を紹介したいと思います。

(昨日質問しましたが、正解者多数で驚きました・・・!)

さてまず近年のドロップショットでは、ヨレ防止のためフック直上にスイベルを噛ませる方が多いでしょう。
ただしこのリギング法には弱点があって、それは「結び替えに手間がかかる」こと。
基本的に一匹釣ったら結び替えたいわけですが、連発時にリグり直す気が失せるくらいには面倒くさいと思うのです。

(そして結び変えなかった時に限って、デカいのかかって切られるんですよね・・・)

しかしこれを解決する画期的なアイテムが、USガマカツからリリースされています。
それが米国ツアープロ・深江真一選手プロデュースのスイベルショット
マス針にスイベルが合体しているため、リギングが素早く簡単に出来るというわけです。

(しかもハリス止めまでついています!)

これなら結び替え時も1回だけで済むわけで、なんて画期的な製品なんだ・・・!と感動したのを覚えています。
ところが実際に使ってみると、日本ではちょっとフックサイズが大き過ぎるように感じました。
それから個人的にはオフセットフックを使う事が多いので、その組み合わせがラインナップに無いのも残念で仕方ありませんでした。

 

“カシメルスイベル”でDIY

そこで何とか自作出来ないかと試行錯誤していたある日、素晴らしいアイテムを発見しました。
それがカシメルスイベル(デコイ)”で、一方のアイがオープンになっています。
ここにフックを通してからペンチでカシメれば、簡単に自作出来てしまうというわけです。

ひとつだけ注意しなければいけないのは、オープンアイ直上の“にフックを固定するという点。
アイの輪っか部分にフックをぶらぶらさせてしまうと、ラインと絡んで使い物にならなくなってしまいます。
後述するワームの水平姿勢にも影響してきますので、ここだけは間違えないようにして下さい。

まあ原理としてはパンチショットで使うオープンスイベルと一緒なのですが、重要なのは#10と言う小番手があること。
これならスイベルアイのワイヤー径が細いので、大体#4~6程度のフックアイにも通すことが出来るわけです。

(太いとアイに通らなくなっちゃうんですよね・・・)

(©カツイチ 出来れば0.7mmワイヤーの#12も欲しいですデコイさん!)

というわけで自動ハリス止めこそ無いものの、スイベルショットに近いフックを簡単に自作する事が出来ます。
もちろん針のサイズが合えば本家を使うのがベストでしょうが、お気に入りのフックを自由に選べるのは大きなメリットではないでしょうか。
なお12lbくらいまでのライトラインであれば、よほど耐久性にも問題ないと感じています。

※参考セッティング
ワーム:スイングインパクト3~3.5″
フック:TG-1 #4
スイベル:カシメルスイベル#10

 

投げ続けられれば釣果も上がる

というわけで自分で簡単にDIY出来る、深江式ドロップショットリグの作り方を紹介してみました。
これなら好きなフックを選べますし、スイベル部分を小さくすることも出来ます。
ちなみにこの金属部品を最小限にすると言うのも、食わせのキモだと思っています。

(ですからよりフィネスにするなら、ヨレ覚悟でスイベルレスかなと)

それからフックがスイベルの軸で固定されるために、ワームが水平姿勢を保ちやすいのもポイントではないでしょうか
特に横方向に動かしたりシェイキングを多用するシーンでは、ワームがだらりと垂れ下がらないのはメリット大だと思います。

(©MLF 水中でも、まさにこういう風な姿勢になるはずです)

とはいえ一番釣果に影響を及ぼすのは、シンプルに手返しが上がることかもしれません。
正直に告白しますと、これまで私はキャロの次くらいにドロップショットが苦手だったのですが・・・。
このシステムを確立してからは、面倒臭さが減ったおかげでキャスト数が増加
そうしてようやく「ドロップショットって本当に釣れるんだ!」と気付けたというわけです(苦笑)。

 
たかが使い勝手の改善に過ぎないと思われるかもしれませんが、快適に投げ続けられるというのは想像以上に釣果に繋がるもの。
まあ私がライトリグを語っても説得力無いですが(苦笑)、深江選手がトーナメントの最前線で使っているのだから間違いないはずですw
そんなわけでドロップショットを使う際には、ぜひ多くの方に試してみて頂きたいと思います。

(そしてこれからも、尊敬する深江選手の活躍を祈っております!)

Shin’s Drop-Shot Setup

 

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    • ナナチ
    • 2021年 9月 08日

    いつも記事読ませてもらっています。
    紹介されてたフックがデコイから下野流で出ています。
    オフセット版もあるので丁度いいのではないでしょうか。

    • いつもありがとうございます!
      まさにそのヘビダンフックも使ってみたのですが、意外とヨレがとれないような気がしまして…。
      あれってフックを取り付ける位置が「サルカンの上側」になっているのですが、「下」にした方が良いのでは??と思っちゃいました…(^_^;)

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