27Dec
近年のトレンドとなっている、ロッドガイドの小口径化。
しかし使うラインによっては、サイズが小さ過ぎる事も?
あえて時代に逆行する、大径化カスタムを検証します。。。
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小口径ガイドのデメリット
皆さんこんにちは、ディープストリームのKenD(けんでぃ)です。
さて先月、準備のためにアメリカまで使うロッドを全部運んだのですが・・・。
持っていく前に少しカスタムして、多くのロッドのガイドを大径化しました。
それと言うのも最近は、特にティップ側をかなり小口径・多点化するのがトレンドになっていると思います。
例えばお気に入りのフルレンジC67MH/SLなどは、驚きの#4.5!!
最初は衝撃を受けましたが、もはやこれくらいの番手は普通に採用されるようになってきています。
もちろん軽量化やリフティングパワーの向上、操作性のシャープ化など色々メリットがあるからだとは思いますが・・・。
(ここでは詳しく触れませんが)
琵琶湖で16lb以上のフロロを使っていると、やはりどうしてもラインのガイド抜けは良くありません。
キャスト時にガイドにバチバチ当たって飛距離が落ちてしまいますし、ディープでラインを送る際にも引っ掛かってしまいがちだと感じたのです。
もちろんこのあたりはバランスの問題で、おそらく12lbくらいまでを想定して設計されているのでしょう。
しかしアメリカのカバーで使う事を考えると、撃ち物は16~20lb程度を使う可能性が高いと考えられます。
ですから太糸の使用を考えると、もう少しガイド径が大きい方が適しているのではないかと思ったのです。
(なので琵琶湖で使う際にも、ちょっと小さいよなぁと常日頃感じていました・・・)
大径化カスタムに挑戦
というわけで色々試してみて、20lbフロロまでを想定した撃ち物ロッドには最小で#5.5くらいまで。
太くても16lbまでのフィネス寄りのベイトは#5,飛距離の欲しい巻き物系ロッドは#6までティップ側の番手を上げてみました。
(基本的に#6より大きいバット側のガイドは未交換)
たったこれだけの事なのですが、一投目で分かるほどキャストフィールが劇的に向上しました。
ただしダルさというか、ティップ側の持ち重りも分かるくらいには変化しました。
あらためてガイドの重量がフィーリングに与える影響は大きいのだな…と実感。
とはいえ個人的には全く気にならない程度の変化でしたので、このくらいのバランスで良いなと感じました。
あとテキサス用のエアエッジ701MHB-STは、あえてティップガイドの数を一つ減らしてみました。
大径化による重量増を相殺できましたし、ソリッドティップ部のフィーリングがより柔らかくなりました。
ちなみに私は全てのロッドをスパイラル化しているので、ラインがブランクに干渉することもありません。
時代に逆行する大径化は”アリ”かも
というわけで今回、あえて時代に逆行する大径化カスタムを実施してみたわけですが・・・。
太糸を多用するアングラーであれば、充分に”アリ”な選択肢だと感じました。
近年の小径化が行き過ぎていると感じている方には、ぜひ1~2番手程度の大径化を試してみて欲しいと思います。
(冬の間にカスタムしておくのは大変おすすめです!ガイドが高いですが・・・)
●実際の改造例
※ティップ部純正ガイドサイズ(トップガイド含む)→ 変更後サイズ
・ジグ用:ポイズングロリアス1611H+”ワイルドスティンガー” #5 → #5.5
・テキサス用:エアエッジ701MHB-ST #4.5 → #5.5
・パンチショット用:フルレンジC70MH #6 → #5.5(小口径化)
・パワーベイトフィネス用:フルレンジC67MH/SL #4.5 → #5
・クランクベイト用:ゾディアス170M-G #5.5 → #6
※ちなみにティップガイドは全てステンのKT,トップガイドはLGを使用しました。
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コメント
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太いラインや、リーダーを使用する際は、言われているとおり大口径の方が良いですよね。
とにかくライン抜けが良いです。
自分は基本的に太いラインですし、細いPEの場合はリーダーを使用するので大口径です。
自分はカスタム出来ないので、今となっては数の少ない大口径ロッドから選ぶしか無いです。
マイクロガイド以外も増えてくれると、選択肢が増えます。
はい!本当に1番手、2番手の差で段違いのライン抜けだと実感しました!
ガイド交換はやってみると意外と簡単でしたので、ぜひこの冬トライしてみるのはいかがでしょう(^^♪