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それは「魅せる」試合なのか!? - 日本のバストーナメントシーンを考える

今江プロが、日本のトーナメントシーンについて興味深い考察をされています。

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TOP50開幕戦詳細報告・第2章

不調の本当の理由は、ずばり、今の時代のフィールドコンディションが自分の持ち味、自分のスキルを活かせる状態とはあまりにも乖離してしまったという点にある。自分の20~30歳代での強さの根源は、人が見つかられなかったバスや場所をダレよりも先んじて見つける勘のよさと、その勘を徹底した誰もが嫌がる地道な作業を延々と続け見つけ出す執念にも似た能力に長けていたからに他ならない。

(中略)

自分が勝てなくなってきた本当の理由。それはこの2つの「出し抜く戦略」がもはや場所もルアーも出尽くした上、トーナメント開催地が毎年同じ所でしかできないことに起因している。もはや場所もルアーもパターンにも、シークレットがないのだ。たとえば今回の遠賀川、既に何度も何度もTOP50が開催され、ピンもパターンも、バスが確実にいる場所もほぼ全てのプロに熟知されている。では何が勝敗を分けるのか?それは紛れもなく誰もが知る場所で、誰もが使うルアーで、そこにいるがプレッシャーで反応しないバスを「喰わせる」能力の差の勝負になる。

(中略)

しかしそれでも現TOP50のトップランカーは、そこから1尾を搾り出せる釣りの達人なのだ。もうそれはルアーフィッシングではなく限りなく「エサ釣り」の姿に極めて近い感覚がある。同じ正解のリグ、同じルアーを同じスポットで同じように使っても、喰わせ方の上手い下手によって結果に大きな差が出るのが今の時代なのだ。
今のTOP50には「バスフィッシングが凄い」選手よりは「魚釣りが上手い」選手が極めて多い。言い換えれば今のTOP50にバスの居場所や地形的ピンスポット、ダークホース的ルアーを探しだす力はもうあまり価値を持たない。判り切った確実にバスがいる場所で、確実に喰わせる能力に秀でる、それが今のTOP50生き抜く絶対的なスキルなのである。

自分は釣りの上手さは、大きく分けて2つのスキルの複合で成り立っていると考えています。

1つは「魚を探す能力」、そしてもう1つは「魚に喰わせる能力」です。

釣りの種類によって、この2つの重要性の比重は変わります。
例えば釣り堀でのヘラブナ釣りなら、必要なのはほとんど後者の「喰わせる」能力でしょう。

一方、広大なアメリカのトーナメントウォーターで発祥したバス・トーナメントは、「探す」能力のウェイトが大きくなる事が想像できます。

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しかし日本のフィールドは小規模であることが多く、かつ開催地が固定化しやすいため、どうしても喰わせ能力の重要性が高くなってしまうのかなと思います。

安易なライトリグ批判をするつもりはありません。
究極のフィネス合戦は日本で高度に発展したジャンルだと思いますし、たとえアメリカのトッププロが来ても勝てるようなものではない、洗練された「独自の小宇宙」だと思います。

ただ、トラディショナルなアメリカのトーナメントに惹かれた方からは、物足りないという意見は当然出てくるでしょう。

自分としても凄さは認めるものの、心から面白いと思える状況でないのは正直なところです。観客としてトーナメントを見た場合、あっと驚くような戦略、見た事の無い新メソッド、あるいは圧倒的な優勝スコアなど劇的な要素が欲しくなるのは必然だと思います。
それこそが、バス・トーナメントが他の釣りと違って、観客を集められる「ショー」としてアメリカで成立出来ているゆえんなのではないでしょうか。

その意味で、日本のバストーナメントは素晴らしい真剣勝負の場ではあっても、ファンの側を充分に見ているとは言えない気がしてしまいます。
実感として、周囲にトーナメントに興味が無いバサーが増えているように感じられるのですが、そうした部分が影響しているのではないかと心配しています。

フィネスな釣りが悪いわけでは決して無いのですが、やはりそればかりでは面白くない、というのが一般バサーの率直な気持ちだと思います。
例えば琵琶湖オープントーナメントで、フロッグやパンチングで活躍した木村健太プロの人気に火が付いたのは、その表れなのではないでしょうか。

バス釣りにはせっかく多種多様な釣り方が存在するのですから、バラエティに富んだメソッドや、トーナメンターの独創性が生きる余地の大きいトーナメント運営を工夫して欲しいなと願うところです。

偉そうに言って恐縮ですが(汗)、日本のバストーナメントの今後の発展は、どれだけファンを魅了する試合が出来るかにかかっているのではないでしょうか。

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